進行形にできる動詞・できない動詞
学校でやってる教科書の問題でこんなのがありました。
母はそのころつらい時期を過ごしていた。
My mother (had / was having) a hard time then.
このどっちかを選べという問題なのですが、なぜhadじゃいけないのですか!?
どっちでも言うと思うんですよね正直。
thenがポイントになるのか、それとも「過ごした」ではなく「過ごしていた」と日本語の訳がなっているのがポイントになるのか…
はぁ~こんな些細な違いは本当に英語が使えるようになるために必要なことなのでしょうか?
学校ってなんのために英語教えてるんでしょう…受験のためか…。泣
これはアスペクトの問題ですね。しかし、試験に対しては“それとも「過ごした」ではなく「過ごしていた」と日本語の訳がなっているのがポイントになるのか”という視点で考えていいかと思います。
>はぁ~こんな些細な違いは本当に英語が使えるようになるために必要なことなのでしょうか?
実は些細なようで大事な部分です。この場合はどっちに解釈しても問題ありませんが、writeという動詞は普通の形と進行形では大きな違いが出てきます。
(1)He wrote the book.
(2)He was writing the book.
(1)は彼は本を最後まで書いています。
(2)は彼は本を書いていましたが、本は全部書いていない可能性があります。
dieという動詞だともっと大きな違いが出てきます。
(1)He died then.
(2)He was dying.
(1)は彼はもうこの世にはいませんが、(2)は彼はまだ生きているかもしれません。
まあ、問題作成者もそこまで深く理解していないかもしれませんが。
受験は、資格試験ではなく、選抜試験です。つまり、前者が技能のレベルを確認する試験であるのに対し、後者は振り落として数を少なくするのが目的の試験です。
したがって、無意味な英語の知識を一生懸命探し出す結果になります。
それも、出題者が英会話できないのにです。(少なくとも私の大学はそうでした)
入試で出たら、みんな間違えるので気にしなくていいでしょう。
たまに、私立では絶対間違えやすい問題を出します。例年問題集を作るときに、出題校が名前入りで入るから、わざと難問を出します。
その手の問題で、学校でも真に受けてわざわざ出題しているだけです。良心的な出題者なら、もっと分かりやすい問題を出すでしょう。
他の方が指摘されているような違いがあるのは事実でしょうけれど、私個人は、気分で使い分けます。
実質は同じです。継続的に行われている場合は進行形。たまたま点と捉えられる出来事なら、過去形。これで決まりです。
どちらも可能なので、両方覚えておいていいと思います。長い事経てば、どう違うかなんて忘れます。
この回答へのお礼
わかりやすい解説どうもありがとうございます。
受験ってなんか嫌だな…と、真の英語力を問うものではないのかな…と思ってしまいました。
My mother had a hard time then.
当時は母にとって辛い時期だった。
母は当時辛かった。
母は当時辛い時期を過ごしていた。
(then とそのときしていたことを一つのまとまったこと全体として、過ぎ去ったこととして(物語風に)とらえる)
My mother was having a hard time then.
当時母は苦労しっぱなしだった。
母は当時辛い時期を過ごしていた。
(then は必ずしも全体とは限らない。長い短いに関わらずあるときに行われたことを実況風に生き生きと述べる)
訳しようによっては同じになります。そういう意味でいきなりこんな問題を出したら出題ミスと言わざるを得ません。しかし「"所有"の have は進行形にはできないが、"(時期などを)過ごす" の have は進行形にできる」と習っていませんか。それをふまえての問題なら意義のあるものです。出題ミスとか私が上に書いたようなことを盾に抗議するのはナンセンスです。
>些細な違い
進行形と単純形の違いは些細どころではありません。I love it と I'm loving it、I think と I'm thinking には明確に違いがあります。「ハートで感じる英文法」にも面白く書いてあります(少しだけネタバレすると「わしゃわしゃ感の有無」)。
>学校ってなんのために英語教えてるんでしょう
今回の質問は相当しませんが本当に些細な違いを問うのは残念ながら受験のためです。ふるい落とすためにはこうせざるを得ないのです。実用的な力で選別すると基準がはっきりしない、時間がかかりすぎるなど問題が起きるのです。
この回答へのお礼
すごく理解しやすかったです2つの違い!!!!ありがとうございます。
確かに学校ではhaveの意味の違いによって進行形にできたりできなかったりのくだりでの問題でした。なので、その基本を最初に身につけさせるという意味においては確かに意義のある問題なのかもしれません。すごく納得しました。
私もわしゃわしゃ感の本読みました。笑 あれいいですよね。受験勉強的じゃなく、学校みたく変な用法の分類とかもなくわかりやすいです。
でもわしゃわしゃ感だけだと残念ながら問題は解けないんですよね。だってわしゃわしゃ感って、話し手の主観以外の何者でもないじゃないですか…。そんな主観的なことを問題から判別するのは難しいです…。だから大西さん理論と学校の受験問題は一緒にして考えたらダメなのかな…って思う今日この頃です。大西さんの本は大好きなのに、残念な気持ちでいっぱいです。
受験のため…なんか悲しい響きですね。
もちろんhadでもよいです。
つらかったのが継続的ならwas having、断続的ないし一時的ならhadですが、日本語ではそもそもそれらを厳密に区別しませんから、不適切問題だと思います。どっちでも意味が同じというわけではないですけどね。
この回答へのお礼
そうですよね、私もどっちでも使うと思って、じゃあこの問題がポンっといきなりテストで出た時、どっちを選ぶかって日本語の訳に頼るしかないのかなぁーと思ったわけです。
でもそもそも私たちは日本語のそんな些細な違いを勉強してるわけではないと思うので、この問題どうなんだろーと思ってしまったわけです。
私と同じ意見の人がいて嬉しいです、ありがとうございます。
ご指摘のとおりthenを伴い、その時(過去)の状態が、まさに過ごしている進行状態だった臨場感を表現してます。でもあまり難しく考えなくても良いですよ。理屈じゃなくて感覚で覚えた方が実際に使える英語になります。日本人だって日本語を理屈で覚えないし、アメリカ人もそうですよ。もしよかったら、次の本を読んでみて下さい。とても有名な本で、使える英語を勉強するための教科書のような本です。現在進行形の説明も分かり易くされています。英語は楽しく勉強してくださいね。
NHK出版「ハートで感じる英文法」大西 泰斗_ポール・マクベイ共著
\ 998
この回答へのお礼
その本持ってます!笑 大西さん大好きなので♪
でも大西さんの解説じゃ、学校英語との矛盾がすごく出てくるのです。とても悲しいことですが、今の日本の英語教育じゃ大西さんの説明の仕方じゃ学校の定期テストや受験英語にはなかなか太刀打ちできないんですよね、、、
私的には大西さんみたいな英語の解説を学校でもやってほしいし、受験にも反映させてほしいのですが…
過去形なら一瞬の動作、つまり点でとらえます。
だけど進行形ならある程度の期間の動作、つまり線ですね。
つらい時期を過ごしたのは1秒とか一瞬じゃなくて
数か月か数年かある程度の長さがあるから
進行形がいいんじゃないでしょうか。
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