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 春闘などのニュースで、「定期昇給には応じるが、ベースアップは見送り」(逆だったかな?)とか報道されるのを、よく耳にしますが、“定期昇給”と“ベースアップ”は、どう違うのでしょうか?
 景気がいいと、一、定期昇給に加えて、二、ベースアップと、ダブルで給料が上がるのですか?

A 回答 (3件)

「ベースアップ」の「ベース」とは、【賃金表】のことです。

賃金計算の基礎になることから、この表を「ベース」と呼んでいます。
(年齢給・勤続給・職能給の昇給といった個別のことを言うのではなく、「賃金表」を改定するということに尽きます。昇給対象の選定は経営意思ですので、目的によって改定する内訳は異なるものです。)

賃金制度に「毎年一回、定期に賃金を改定する」と定めている場合が多く、賃金に関する取り決めに従って賃金を改定することを「定期昇給」といいます。
なぜ「昇給」なのかというと、年功賃金体系(年齢・勤続に伴って賃金が上昇する給与体系)の場合も、職能賃金体系(職能資格を定めて、能力の高まりによって賃金を改定する給与体系)の場合も、下方硬直的で、一旦上がった水準からは、懲戒処分や「ベースダウン」などの特別な事情が無い限り、賃金が増える一方で、減ることが無かったからです。

現在では、長引く不況の影響で、定期昇給制度そのものを廃止する企業も出てきていますし、成果主義賃金体系&年俸制に移行して、いわゆる「賃金表」を持たない企業も出てきています。

「ベースアップ」というのは、この賃金表に定める金額を引き上げることで、「一律●円」という場合は全体を押し上げますし、「平均で●円」という場合は、賃金表の中での増分の差はあるものの、全体平均で同額になるように押し上げるものです。

好景気の頃には定期昇給とベースアップのダブル昇給もありました。しかし、今後は賃金制度そのものが多様になっていますから、春闘では主たる要求が一時金(つまり、賞与の支給率)になっていくのではないかと思います。
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この回答へのお礼

 本欄をお借りしまして、ご回答頂きました皆様に心からお礼申しあげます。
 おかげさまで、二つの違いがよくわかりました。
 これまで、「給料が上がった」と、素朴に喜んでいましたが、上がった給料の内訳として、ベースアップと定期昇給がどのように関わっているのか、意識したことはありませんでした。
 いずれにしてもこの二つ、年功序列的なものが前提になっているようですね。リストラ旋風が吹き荒れ、雇用情勢が激変する時代・・・・・これらの言葉がもっていた活力のようなものも、しだいに失せていくような気がします。
 かさねて、皆様、本当に有難うございました。

お礼日時:2003/03/14 15:18

定期昇給とは、年齢や勤続年数に応じて給与が上がることです。


30歳の人が、30歳になると、31才の給料になる事です。

ベースアップとは、給与の水準そのものを引き上げることです。
たとえば、今まで、30歳なら100.000だったのを、102.000にするなど、基礎になる金額を上げることです。

参考urlをご覧ください。

参考URL:http://www.jil.go.jp/kikaku-qa/jirei/03-Q03B2.htm
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定期昇給とは1年に一度,級(ランク)が上がるものです。


ベースアップはそのランクの金額自体が上がるものです。
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