プロが教えるわが家の防犯対策術!

 化学の実験で粉末硫黄を加熱して液体になってからろ紙に流しいれた後、膜が張ってきてろ紙をすばやく開くと結晶が現れるのはなぜですか?? ろ紙を開くと現れるのがなぜなのかを知りたいです!
 

A 回答 (1件)

硫黄の結晶では室温で安定なのは斜方硫黄です。


単斜硫黄は高温型です。移り変りの温度は95.5℃です。
単斜硫黄を放置しておくとゆっくりと斜方硫黄に移り変わります。
この時間がかなり長いのです。針状結晶をサンプルとして見せることが出来るほどなんです。
硫黄の二硫化炭素溶液から析出させると安定型の斜方硫黄が得られます。
単斜硫黄を作るには高温(転移温度よりも上)から急冷する必要があリます。
ろ紙を急に開くと針状結晶が出来るというのは内部のまだ温度の高かった部分が冷やされるからです。
塊のまま冷やしてもどういう結晶が出来ているかがよく分かりませんので少し粘りの出たところで引き離して結晶が成長しやすい条件を作っているという面もあります。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!