アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

研究社の山崎貞著 新々英文解釈研究という参考書が復刻されました。私は知らなかったのですが、ある年代の方には定番参考書ということですごくよいという評判です。

そこで、質問したいと思いますが、内容的に古い、ということはないのでしょうか。使われないような英語が出ているとか入試には出ない、一般的には使わないような表現が出ているということはないのでしょうか。It rains cats and dog.(←あれ?これで良かったでしょうか?)見たいな感じです。この文章はもう使われないのではないでしょうか。

もちろん、internetなどの単語は期待していませんが、英語表現が古いということはないでしょうか。

辞書も更新すべきものだと考えています。

よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

こんにちは。



実は、購入して手元にあります。初版は大正14年(!)に書かれたもので、何度か改訂されたうちの1965年版のものを復刻したようですね。

さて、内容に関してですが、それは当然古い表現等多々あり、また新しい表現は載っていないことでしょう。実際、この本自体が改訂されてきたのもそうした理由からとのことです。

では、この本は価値がないのかと言えば、それは意見が分かれるかと思います。例えば、日本語でも現代小説だけ読めればいいと言う人もいるでしょうし、明治大正の文学を読むのが好きな人もいるかもしれません。英語だって、やや古風な語り口の名作小説を読む人ならば、古い言い回しや文章を読めたほうがいいのは当然のことです。

ただ、あなたの英語に対するスタンスが、あくまでも現代の英語、つまり新聞雑誌やニュース、映画ドラマや現代小説に限られているのであれば、古い英語を読む機会はないわけですから本書は不要でしょう。
もちろん、本書の英語は多少古いとはいえ通じないようなものはないと思いますが、よい参考書が続々と出版されていることでしょうから新しいものをおすすめします。

個人的には、自分の英文解釈力に疑問を感じ購入してみました。
私の場合、新聞などは構文が簡単で読みやすいのですが、小説はどうにもお手上げという箇所が頻発します。それに対処するために、大学受験の参考書で文学や難しい入試問題を素材にしたものは多少なりとも役に立つかなと感じました。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

回答、有難うございます。
日本語には現代文と古文という2つのジャンルがあり、境目はグレーゾーンだけれども明確に2つに分かれると思います。例えば、”いとおかし”を現代文で用いることはできないと思います(意図的に文学的な効果を狙わないとして)。

一方、山貞の参考書はそこに書かれていることを丸暗記して現代語として話したり書いたりしてもそれはそれで通用するのではないかと思います。ちょっと古めかしいけれども現代の英語として通じるのではないでしょうか。その表現が英語ネイティブの人が理解できないというところまでは現代文から逸脱していないのではないかと思うのですが。古いと言っても英語の”古文(いとおかしの世界)”というところまでは行かないと思います。

最近の受験英語とかTOEICのような英語は、日本人が英会話が苦手という英語教育への長年の批判を受けて実用英会話に舵を切ったように思います。文学よりも生きていくのに必要な英語ということです。
そのために山貞参考書のようなものが時代の中で不当に急速に干されていくという図式はないでしょうか。

お礼日時:2009/05/12 14:00

50代男性です。


地方の進学校でしたので、学校から進められ実際に使っていました。
使った印象はその当時でも少し古風で高尚な雰囲気のある構文を解説した内容でした。例文が、著名人の名言や人生訓などが含まれていたように思います。当時の私にはその例文の意味があまりピンと来なかったように記憶しています。入学試験には多いに役立ちましたが内容はすっかり忘れてしまっています。逆に今の年代で読んでみると、なるほどとうなるものがあるかも知れません。

というわけで復刻版は、例文等を精査して今の時代に沿うよう改訂はされているとは思いますが、あとは貴方次第です。少し癖のあるというか古風な一貫性のある主張を持った解説が新鮮に感じられ、頭に入り易いのであればよろしいのでは。実際、書店で手にとって構文のいくつかの解説を拾い読みしてみてはいかがですか!意外と合うかも、そんなことはないかな?
    • good
    • 0

懐かしいですね。

親子二代にわたって使いましたよ。これ以外にも、原仙作の英文解釈(旺文社)も同様です。

正直、【古典】と割り切るべしでしょう。歴史のノスタルジーに浸る、という考えで接するにはいいですが。当時の人々の考え方を垣間見ることができますので。只、大学受験には役に立ちません。いつの時代もそうですが、言葉には【賞味期限】というものがあります。同時に学問も絶えず進化していくものです。

「ある年代の方には定番参考書ということですごくよいという評判です」。自分の父親は戦前生まれだったので、そういう話を聞いたことはあります。いつの時代にも、ベストセラーというものは存在します。今でいうアマゾンのトップに出ているようなものです。

一方、自分はもうすぐ40になりますが、当時とても使いにくかったです。指摘するまでもなく、内容的にも日英両方の表現も古いし、使われないような英語が出ていれば、入試にも一般的にも使わないような表現が出ていますよ。結局、すぐやめました。英語史として取り扱うほうがいいでしょう。

辞書は今の言葉のサイクルの速さについていけないのです。
    • good
    • 0

とても勉強熱心な方のご質問だと思います。


私は劣等生でしたし、特に勉強もしたというわけではないのですが、お示しの参考書の名前だけは知っております。
オーソドックスな定番参考書、という位置づけではないでしょうか。
改訂版として出るのでしょうから、古くさい表現などはチェックされていると思います。
It rains cats and dogs. というのは、「激しい雨が降る」ことを形容する定番表現で、今日でも用いられるとは思います。どちらかというと、くだけたいい方かもしれません (固い文書などの中では使用されないかも)。
辞書にしろ参考書にしろ、その時代に合ったものを使用するほうが、安心ではあると私も思います。
ただ、教師などが説明の仕方などを参照するのに役に立つということで、お示しのような古い参考書も需要があるのかもしれません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!