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ドイツではヴェルサイユ条約で国土を15%近く分断されたと言っています。

ですが、日本は大東亜戦争後もっと多くの5割近くという空前絶後な領土分断を連合国にされたんじゃないんですか?
朝鮮はさらに2つに分裂され、貴重な台湾も分裂され、樺太・千島は共産主義化されてしまいました。
それなのに分裂統治は免れたとか言うのはなぜですか?
実際、大戦前の正式な日本領土であり、内地扱いでした。
現代文や古文教科書にも台湾、朝鮮、樺太、千島などが日本の内地で、同じ歴史を歩んだことを示す地図や記述がありません。あくまでも外国扱いです。なぜですか?

A 回答 (6件)

 日本は敗戦後に領土を4つに分割されて、4つの自治共和国のような形で占領軍から統治される案があったのですが、米国の反対で潰れたそうです。



 実は冷戦崩壊前のドイツは、この4分割案に沿った統治が米ソの間で続いていて、冷戦崩壊後に初めて統一した独立国として認められています。ドイツに比べると、日本は運が良かった方ではないでしょうか。

 もし、戦前の領土を完全に回復しようとするのであれば、二枚舌外交では駄目で、現実的な駆け引きが必要となるでしょうが、戦前にユジノサハリンスク(樺太)と千島列島を交換するという外交常識外れの領土認識を旧ソ連に曝け出してしまうという愚行を演じて足下を見られ、戦後は千島列島も奪い返されるという大誤算を演じたのを忘れてはならないでしょう。

 領土というのは外交上の駆け引きで勝手に交換を決めたり、お金で売ってはいけないものです。国民感情を無にする結果になるからです。政情不安に繋がる原因にもなります。そういう認識がまるでなかった日本の領土認識が招いた誤算だったと言うしかありません。

 樺太と千島列島を交換したりしなければ、旧ソ連が日本領に攻め込んだ可能性は低かったと思います。日本領だった樺太が旧ソ連から攻められて奪われたのであれば、陸地にある国境線を示して取り戻す事は出来たはずです。

 戦前・戦中の失敗外交に関して認識を深めて置かないと、また過去と同じ失敗を政府が繰り返した時に、辛酸を舐めさせられる結果になります。
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多くの国が正式には南樺太・千島列島(択捉・国後を含む)・色丹・歯舞のロシアによる領有を認めていません。



サンフランシスコ条約第25条でロシアによる南樺太・千島列島(択捉・国後を含む)・色丹・歯舞の領有は明確に否定されています。

第25条
「この条約の適用上、連合国とは、…当該国がこの条約に署名し且つこれを批准したことを条件とする。…この条約は、ここに定義された連合国の一国でないいずれの国に対しても、いかなる権利、権原又は利益も与えるものではない。また、日本国のいかなる権利、権原及び利益も、この条約のいかなる規定によっても前記のとおり定義された連合国の一国でない国のために減損され、又は害されるものとみなしてはならない」

ソ連(ロシア)は連合国の一員として太平洋戦争に参加していますが、サ条約に署名していないのでサ条約上の連合国ではありません。この条文の存在により、サ条約を批准した46カ国は、ソ連(ロシア)による南樺太・千島列島(国後、択捉を含む)・色丹・歯舞の領有を正式には認めていません。

1952年3月20日にアメリカ合衆国上院は、「南樺太及びこれに近接する島々、千島列島、色丹島、歯舞群島及びその他の領土、権利、権益をソビエト連邦の利益のためにサンフランシスコ講和条約を曲解し、これらの権利、権限及び権益をソビエト連邦に引き渡すことをこの条約は含んでいない」とする決議を行っています。

2005年7月に欧州連合(EU)の欧州議会で北方領土を日本に返還するようロシアに促す決議案が採択されています。

ロシアは日本に対し「サ条約第2条cにより日本の放棄した南樺太・千島列島はロシアのものだ」などと主張しています。
ロシアがサ条約の条文を用いて、サ条約の有効性を認めるとすれば、この条約に存在する別の条文(第25条)もロシアは有効と認めたこととなります。ということは、ロシア自身がロシアによる南樺太・千島列島(国後島・択捉島を含む)・色丹・歯舞の領有を否定することを宣言したこととなります。
しかし、実際にはロシアは、南樺太・千島列島・色丹島・歯舞群島を国際法上何の根拠もなく、サ条約第25条に違反しながら、これらの地域の占拠を続けています。
ロシアは自分にとって都合のいいことしか言わないのです。

ロシアが法的根拠なく南樺太・千島列島(国後・択捉を含む)・色丹・歯舞の領有を主張するからには、日本も南樺太や千島列島の返還を求めてもいいと思います。そのぐらいのことをしないと両国の主張のつりあいがとれません。
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領土分断というか分捕られたというか、確かにそういう状態にはなっていますね。



ただ、台湾や朝鮮は外地であり、日本にとっての(事実上の)植民地です。これらの地は日本人が少数派であり、民族自決の建前に従えば、独立してしかるべき地域です。
特に台湾はともかく朝鮮半島は日本国にとってのお荷物となりかねない地域ですので、別に戦争に負けずとも早めに日本から切り離した方が良いと思われます。


しかし、樺太や千島はそうはいきません。樺太は1943年には内地に編入され、行政組織も日本の48番目の都道(庁)府県としての体裁をほぼ整えていました。
人口構成も日本人が圧倒的多数であり、終戦間際には40万人以上もの人口を抱えていました。

日本は太平洋戦争の敗戦により、ソ連に一つの県(というには余りにも広大な地域)を完全に奪われてしまったことになります。

ついでに言うと、サイパン島も戦前は約3万人もの日本人が入植し、すっかり日本化していましたが、こちらもアメリカに奪われてそれっきりです。

ただ、日本の中では歴史の浅い地域であったこともあり、現在では、北方四島の事はともかく、樺太の方はすっかり忘れられてしまった感はあります。
台北を「タイペイ」ではなく「たいほく」と読むNHKも樺太の事はサハリンと呼ぶなど嘆かわしい限りです。

この回答への補足

そういえば、麻生太郎が北方領土問題に決着をといっていますが、もし仮に4島返還が双方合意できまったとしたら、ある人にとっては重大な事件になりませんか?
当然今の政府なら、南樺太、千島列島の領有権をロシアに認めてしまいませんか?それともそれは国際会議で決めることですか?
日本が最領有を宣言することはできますか?(もちろん今の日本にはそんな勇気はないとは思いますが、法律的にどうなのかな・・・ と思いまして・・)

補足日時:2009/05/09 21:35
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確かに、樺太とかは、完全にロシアに。


その割りに、日本政府は何も言わないし行動していませんね。
5割取られたというのも確かに異常ですね。

ドイツでも15%とかで免れた地もあるらしい。
まぁ、欧米はアジアの団結を最も恐れているので、日本へ開戦させて
分断させるというのが最大の目的だったのかもしれない。

事実、北朝鮮と韓国は元々1つの国だった。
これは相当なダメージと言える。ロシアも騙されたと今頃思っているだろう。
ロシアもそこを考慮して、樺太などは返還すべきだ。

中国は怒るかもしれないが、元々台湾は日本と関係が古くから深いようだ。
事実、琉球は日本領。なら、台湾もそうかもしれない。
アジアの人はもっとアジアの共栄を考えないと、また欧米にやられることを考えるべき。
第2次大戦でA級戦犯として処刑した人々は日本人かわからないが、
それは日本人及びアジア人にとって最大の損失だった。
彼らは欧米の侵略から「解放」することを最大の目的として戦っていたからだ。

そして、本題の現代文やら古文の内地のことは、知らないが、
教科書自体が欧米に都合の悪いことは削除、捏造されているから。
それは貴方のように詳しい人ほど疑問に思っているはず。
結局のところ、これらを多くの人が知らないとならないが、
知った頃には日本も手遅れかもしれない。

この回答への補足

あの何世紀にもわたる帝国主義で拡大政策を続けてきたロシアが、そんな謙虚なことをしてくれることはおそらく・・・いや200%ないでしょうね(笑)
となるとやはりロシア連邦がソ連のように民族や、経済問題で再び分裂するのを待つしかないでしょうかね・・・

確かに日本人は「友好」という言葉にだまされていませんか?
中国には平気で圧力かけられるし、国家レベルの会談も平気でドタキャンするし・・・
アメリカ、ロシア、韓国も同様に・・・
いいように利用されている気が・・・・

なるほどいろいろ考えさせられます・・・

補足日時:2009/05/09 21:53
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>現代文や古文教科書にも台湾、朝鮮、樺太、千島などが日本の内地で、同じ歴史を歩んだことを示す地図や記述がありません。

あくまでも外国扱いです。なぜですか

答えをいえば、外国だからです。民族も言語も全然違います。
それを植民地にしていたに過ぎません。

この回答への補足

じゃあ中国で漢民族が53の民族を支配しているというのはどうなんでしょうか??
一つの国に別の民族、別の言語というのは世界を見て、国として珍しくない、むしろ普通に近いことではないでしょうか??

補足日時:2009/05/09 21:48
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植民地と古来からの土地を区別しているからです。




>実際、大戦前の正式な日本領土であり、内地扱いでした。

内地と呼べば、内地になるわけではありません。その実効性が問題です。勝手に「正式にアメリカは日本の内地」と言ってもアメリカ領土が日本の国土であったということにはなりません。

(Wikipediaから)
法令による規定を見ても(1)内地では帝国議会が法律を制定したのに対し、外地では行政庁である総督が制令(朝鮮)や律令(台湾)などを制定していたこと、(2)外地には衆議院の選挙区が設置されなかったこと、(3)樺太・関東州・南洋諸島の在来住民に日本国籍が与えられなかったことなど、内地と外地の間に法律上の区別が存在したことから、学術領域ではこれらの地域について「植民地」と呼ぶことを自明の前提として研究や議論が展開されており、植民地であったかどうかが議論の遡上にのぼることはほとんどない。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8D%E6%B0%91% …

この回答への補足

ふむふむなるほど・・・
朝鮮では日本語と朝鮮語が普及し、看板や近代的な町並みになり、それ以前の奴隷制度、冊封体制等、日本にとって悪習慣と思われるものが次々廃止され、ある意味文明開化だったと聞きました。
そもそも日韓併合は当初韓国のおえらいさんたちの意思でもあったそうで、植民地だったから日本ではないというのはどうか・・・とは疑問があります。
北海道や沖縄は植民地が成功したから日本ということになりませんか??
(もちろん日本との文化的なかかわりはありましたが・・)

補足日時:2009/05/09 21:48
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