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光触媒は細菌除去や除臭に効果があり多くの用途に使われて
います。効果は継続しメンテナンスも殆どいらない画期的な技術ですが
ばい菌の身になって考えると何とか克服したいと考え変異を繰り返して
いるのではないでしょうか。

あまりにも強力なためまだ打ち勝つばい菌は出ていませんが、ばい菌をいじめ過ぎるとそのうち抗生物質にやられない細菌が出没するのと同じようなことにはならないのでしょうか。このときは手がつけられないくらい強力なものが現れないかと余計な心配しています。
ご意見やお考えをお聞かせください。
カテ違いならお許しを

A 回答 (6件)

>> 結局のところpotachieさんは私の心配するようなことも可能性としてはあり得ると仰っているのでしょうか。

それともそんな心配はしなくても良いと言われているのでしょうか? 

光触媒の細菌除去って、そんなに強力じゃないんで、普通の細菌も結構生き残ります。
人間と同じで、特殊な性質を持つ「変わり者」は、同族との競争には弱くて、次世代を残せない確率が非常に大きいんです。
変わり者が世に蔓延るには、普通の方々が全滅するような過酷な環境が必要になります。
ですので、変異株が出てくるという可能性は、実質的にはないと思いますよ。
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この回答へのお礼

解り易い比喩を用いてご回答頂きありがとうございました。
光触媒は夢の技術だなんて思っていたことが間違いのもとでした。
また人間社会と細菌の社会もよく似ているなんてほんとに面白いものですね。私も変わりものにならないように気をつけたいと思いました。

お礼日時:2009/05/12 01:39

面白そうなので、横から補足しますね。



熱湯消毒 とは、タンパク質変性などを利用しての殺菌法です。耐熱性菌は存在していて、金星のような灼熱の状況でも生存できる菌類はいます。変性されない構造のタンパク質を持てば良いので。ご質問者の、分子構造を破壊するという考えは正しいです。破壊でも良いし、戻せないようにくっつけても良いわけですね。卵白を加熱すると固まり(変性する)、冷やしても戻りませんが、これはタンパク質分子の間を硫黄の橋でつないでしまうからです。こうなると、タンパク質は本来の役割を果たせなくなります。
「熱」は物理的な破壊ではなく、化学的な破壊です。

「活性酸素」は、反応性の強い酸素を使っての化学反応の一つです。(光触媒=活性酸素とはいっていません。) これの耐性菌も一応は実在します。胃液が胃を溶かさないのはなぜかご存じでしょうか? 粘膜で保護した上で、消化される以上に再生されていくからですが、似たような仕掛けの耐性菌がいます。

この回答への補足

大変丁寧なご回答ありがとうございます。だいぶ分かってきました。
特に>「熱」は物理的な破壊ではなく、化学的な破壊です。
これは大変な勉強になりなました。ありがとうございました。

ところで<似たような仕掛けの耐性菌がいます
これはピロリ菌のようなものですか?
何れにしてもつまり活性酸素を取り込む(処理する)細菌とうまくコラボレーションできる怖い細菌がドッキングしたとき、もはや光触媒では手に負えない細菌が思わぬ災難を引き起こすということも考えられると理解してよろしいでしょうか(笑)。

結局のところpotachieさんは私の心配するようなことも可能性としてはあり得ると仰っているのでしょうか。それともそんな心配はしなくても良いと言われているのでしょうか? 
よろしくお願いします。

補足日時:2009/05/10 23:02
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 光触媒に関する耐性菌の問題は、熱湯消毒で耐性菌が出てこないのと同等に耐性菌は出てこないと思います。

化学的理由で殺菌されるのではなく、物理的な殺菌が行われる原理だからです。
 また、光触媒は有機物に対し有効ですが無機物に対しては効力がありません。また、それほどの分解力に対し酸化チタンを定着させるためのバインダーの研究の余地がかなりあると思います。今のところどんなものにも定着させることのできるバインダーはないと思います。そのような意味で、理論的には半永久的な効果が得られるはずの光触媒ですが、ほかの方も言われるとおり現状では半永久的な効果が保障されるほどのものとは言い切れません。

この回答への補足

早速ご回答ありがとうございました。化学的理由と物理的理由というのがもう一つ理解できません、化学反応を伴うかそうでないかと言われてもやっぱりわかりません。もしかしたらAを分解するときエネルギーをほとんで使わずBという物質に変化させることを化学的理由で殺菌したというのでしょうか。また物理的というのは力学的に分子構造を破壊するということですか、あるいは熱エネルギー(ブラウン運動)を加えて分子を分解するということですか。その時は別の物質は現れないのでしょうか。除菌ということと滅菌の差も理解できていない状態で恥ずかしい質問ですが、細菌が死滅するというとき物理的に死んだとか化学的に死んだという表現を使ってもおかしくないのでしょうか? もう一度だけ解説をよろしくお願いします。

補足日時:2009/05/09 23:35
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この場合の効果の本体は,つきつめれば活性酸素なので,耐性菌とかはまあ考えられないでしょうね.

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。”活性酸素なら耐性菌はまあ考えられない”これはなぜなのですか?もう一度ご指南お願いいたします。

補足日時:2009/05/09 23:45
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「滅菌」と言い切っていないのには、それなりに理由があります。


光触媒の原理については言及しませんが、一般に耐性菌は、通常菌に比べて競争力・増殖力が弱く、かなり過酷な状況で通常菌が存在できないような状況でないと、発生しても増殖しないと考えられています。

その菌の存在場所がご質問者のいわれる通常菌が生存できないような「光触媒」ばかりになって初めて心配する必要が出てくるのかなと思いますが。
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>効果は継続しメンテナンスも殆どいらない画期的な技術


というほど「画期的」ではありません。確かにメンテナンスは少ないですが光が当たらなければ「何もしません」。
光量が足りなくて表面に何かが溜まり始めると急激に能力が低下します。
企業の「宣伝」に乗って盲信すると非常に危険です。
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