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あるサイトで、

「入学してすぐに過去のドクター試験の問題を見たところ、とても簡単そうだったので、私はすぐに試験を受けることにした。すると、答えは全部合っていたにもかかわらず、見事に落とされてしまったのである。ドクター試験は二回落ちると退校処分になってしまうので、私は大きなショックを受けた。
 試験問題は「月の上に架空の原子炉を作り、それに地球上と同じ仕掛けのカドミウムの制御棒を突っ込むと、停止までに炉心の温度は何度上がるか。これは安全か」という内容だった。炉心の上昇温度を計算するのはかなり難しかったが、私は「二・八度上昇。この数字なら安全だ」と解答した。二・八度という数字は正解で、受験した学生の中で正しく計算ができたのは私だけだった。にもかかわらず、なぜ不合格だったのか。
 その理由を先生に聞くと、「数字が合っているだけで思考のプロセスがはっきりしていない。これはエンジニアとしてもっとも危険だ」という返事だった。…略…
 日本の試験では方程式に当てはめて、答えが合っているかどうかが試されるが、アメリカでは方程式そのものをゼロから導き出す力が問われる。私は一から勉強をやり直さなければならないことをこのときに痛感したのだった。
―大前研一著『考える技術』」

こんなのみました。
計算して正解なら思考のプロセスははっきりしているんじゃないでしょうか?
思考のプロセスがはっきりしていないとはどういうことなのでしょうか?物理が専門じゃないのでわからないので教えてください。

A 回答 (3件)

>計算して正解なら思考のプロセスははっきりしているんじゃないでしょうか?


 プロセスが正しい→計算結果は正しい(計算間違いをしなければ)
という命題は正しいですよね。だからと言ってその逆は正しいとは限りません。まぐれ当たりだってあり得るのです。

 計算を実行するためには計算式が必要になります。その計算式が公理ないしは正しさが保障されている定理から正しい過程を経て導き出すことが必要でしょう? その過程を誤りなくこなすことができるかどうかが問題であり、計算結果はたとえ間違っていてもそれが単なるケアレスミスならば、それが計算結果をトレースすれば誤りを正すことができます。したがってプロセスの方が大切というのは正しい主張だと思いますよ。
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条件が少ないので、具体的にどういう計算をしたのかは分かりませんが、炉心燃料の温度を計算するためには、出力がどれくらいの時間でどのように変化したか、冷却材の入口温度は何度か、冷却材流量はいくらか、燃料の組成は何か、比熱はいくらか、密度はいくらか、熱伝導度はいくらか、冷却材との熱伝達率はいくらか、燃料の大きさはいくらか、などなど、様々な条件を設定した上で過渡計算をしなければ求まりません(もしかしたら冷却材の炉心出口温度のことを問うているのかもしれません。

その場合はもっと簡単です)。まぐれで答えが合うことはまずありませんから、本当に答えが合っていたのなら、正しい道筋で問題を解いたはずです。つまり思考のプロセスははっきりしていたはずですから、単に説明がなかったか、不十分であった、ということでしょう。
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文章では考えるプロセスが明確じゃないということですよね?


数式を並べただけでは、その人がどういう手順で解を導いたか不明です。まぁ偉い先生は”式をしっかり読めば私の考えがわかる”という人もいますが、少なくとも試験を受ける側の態度ではありません。
 なぜこの式がだとうか?なぜこの値をつかったのか?そういう考えた理由を出すことが大事です。
 しかしながら、最近の試験は答えと式があっていても言葉足らず、わかりにくい言葉だったら原点されるそうです。
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