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お世話になります。

今艦船摸型について調べているのですが、
なぜこんなに新商品の発売が相次ぎ
『艦船ブーム』になっているのかがわかりません。

その発端はなんだったのでしょうか。
なぜこのように人気になったのでしょうか。

お教え下さいm(_ _)m

A 回答 (2件)

仰るように、現在、プラモ界は艦船ブームで、各社から相次いで新キットが登場(もしくは発売予告)しています。



その発端は何かと考えると、恐らくはハセガワ1/350宗谷だと思います。ハセガワの予想を大幅に上回る人気キットとなりました。それに気を良くしたハセガワからは三笠が続いて発売され、宗谷以上の売れ行きとなりました。これが現在のブームの火付け役になったように思います。

日本の最初のプラモが登場したのは今から約50年前ですが、その当時(黎明期)のスケールモデル(と呼べるような代物ではありませんが)の定番と言えば「大和」「零戦」で、これさえ出せばある程度の売れ行きは確保出来る状態でした。更に遡れば、プラモが登場する以前の模型と言えば木製模型が当たり前の時代で、「大和」や「零戦」が定番となっていました。

プラモが認知され始め、プラモを趣味とする人間も徐々に増加し、小学校のお小遣いでも買えるようなキットが数多く登場しました。それらのプラモ少年が年齢を重ね、中学生くらいになった時に登場したのがウォーターラインシリーズ(以下WL)でした。静岡の模型メーカー(タミヤ、ハセガワ、フジミ、アオシマ)が共同で1/700の戦艦などを発売し、ヒット商品となりました。日本艦船だけにはとどまらず、外国艦船まで登場しましたが、次第にブームが下火になって行きました。これを第一次艦船ブームと呼ぶなら、現在はまさしく第二次艦船ブームと言える状態です。下火になった原因はいくつか考えられますが、一番の原因はメーカーによる技術力の差が顕著であったことでしょう。

下火になったとは言え、艦船ファンを育てたのは紛れも無くWLだと思います。そららの艦船ファンも更に年齢を重ね、プラモ界も「プラモは大人のホビー」状態に化した感のある現在、社会人となり、1/700では満足出来ない状況になっていたと思います。収入もある程度は確保出来るようになり、やや高額でも趣味にお金や時間をかけられる状態になっていた艦船ファンが、久々の国内メーカーからの艦船キット登場に万歳状態になったのではないでしょうか? 昔から艦船ファンは多く存在していたのですが、中々キットが登場しないので、その鬱積した気分が一気に新キット登場に、噴出したように思います。

その後、艦船ファンは現在も数多く存在するんだと言うのがメーカーも感じ、ハセガワ以外のメーカーからもこぞって新キットが登場する事になり、ブームに拍車をかけたのではないでしょうか?

金型技術も、メーカーによる差がなくなり、どのメーカーのキットも非常に良く出来たキットになり、デテール思考を追い求めるばかりの現在の模型界にうまくマッチしたのではないでしょうか?

私は艦船ファンではありませんが、モデラー歴は40年以上になります。主に飛行機や戦車などを作っていますが、どのジャンルのキットについてもそれぞれのファンが沢山いるものです。今のブームが模型界全体に及んで、プラモ人口を増加させる起爆剤になって欲しいと思っています。プラモ=ガンプラと言う構図を早く崩して欲しいものです。

以上、私なりの解釈ですので、書いた内容については何の根拠もありません。その点、ご理解下さい。
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この回答へのお礼

モデラー歴40年以上という大ベテランの方に
このように細かくお答え頂き、とても嬉しいです!

昔夢中となった1/700艦船模型。
時代を経て大人になった今、
スケールも1/350と大きく精巧になった模型に、
ファンが一気に飛びついたことから
各メーカーもその潜在需要に気づき、更なる新商品発売に至っているのですね。

落ち着き気味だった艦船模型カテゴリーが
一気に活性化したので驚いておりました。

ご回答ありがとうございました。
第一次艦船ブームがあったことも知りませんでしたので、
とても参考になりました。

お礼日時:2009/06/05 10:42

私は漫画「ジパング」の影響がかなりあると思います。


ジパング連載後あたりから徐々にWLが売れ始めたとなにかの記事で読みました。

かく言う私もあの漫画を読んでから久しぶりに艦が作りたくなり、ピットロードの「みらい」を買い、新しいキットはつくりがいいなあとコレクションが復活しました。
それから各メーカーがリニューアルキットをいろいろ出し始めました、売れれば次に繋がる為メーカーはファンの望むディティールを再現するのに必死だった様にかんじています。
またヤフオク等で精度の高い完成品が飛ぶように売れていました。
モデラーも必死に作っていたと思います。10万以上の落札もかなりありました。

ドラゴンとかはエッチングパーツを入れたキットを割安で販売、1/350キットも出し始めまたこれが売れる。
そこでハセガワから発売されたのが「宗谷」でした。
各メーカー1/350で出し始め今につながっていると私は思います。
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この回答へのお礼

これまた経験者の方からご回答頂き、大変嬉しく思います。

確かに「ジパング」の影響もありそうですね!
私も初め読んでいましたが、全く気づきませんでした。
記事にまでなっているとの事で探してみたいと思います。
(新聞でしょうか?それとも専門誌でしょうか?
 新聞であれば探せそうなのですが)

ありがとうございました。とても参考になりました。

お礼日時:2009/06/05 16:10

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