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発泡酒類の課税について、教えてください。
現在は、麦芽の含有割合で税金が変わって(?)いるようですが、
どうして、アルコール度基準で課税されなのでしょうか。
P.S.自分でもいろいろと調べたのですがよくわかりません。
麦芽の割合で、税率が変わって、企業が努力しているのであるならば、
いっそ、アルコールの度合いでの課税区分であれば、わかりやすくて
平等で、企業も麦芽うんぬんの企業努力をする必要がないのでは?、
と思ったのです。

A 回答 (1件)

(1)単純に税収入が減るから


ビールの酒税が高いことはご存じかと思います.アルコール度基準で課税されるとなるとビールの税率を下げざるをえずに税収入は落ちます.財務省はこれをおそれているのでは?
http://blogs.yahoo.co.jp/m2t1clsmobile/10820028. …
てか半分がビールだし.

補足:なぜ発泡酒が登場したあとに発泡酒の税率,さらには麦芽をほとんど含まれていない第3のビールまで課税したのでしょうか?ビールが落ち込んだ分を補うためと考えたら自然ですね.


(2)アルコール度数が低い悪酒が増える
もし,アルコール度基準が適用されるとなると,税負担をおさえようとしてアルコールが低い酒が増えるでしょう.アルコールの少ないウイスキー・清酒が増えるということになる可能性が高いです.これっていいこと?という話ですね.


(3)外国からの圧力
http://park8.wakwak.com/~jyokai/mt/archives/2005 …
> 仮に、アルコール度37度未満のウイスキーおよびスピリッツにも比例逓減税率の適用を拡大した場合には、欧米諸国では存在し得ない低いアルコール度数のウイスキーおよびスピリッツが、低い税額の適用を受けて低価格で商品化されることになる。このことは輸入品を不当な競争条件下に置くことになるため、諸外国から「国産品保護」や「貿易障壁」などといった非難が発生し、新たな国際問題に発展する公算が極めて強いと認められる。

ということで外国から「貿易障壁」といわれる可能性があります.実際ウイスキー・清酒の「級別課税」は大衆酒である焼酎は低い税負担になり,ウイスキーは高級酒なので高い税負担になっている,これは本場のウイスキーを差別している!とイギリスなどから圧力をかけられて1988年に「級別課税」を廃止させられたという事例があります.


てな感じで「アルコール度基準」は消費者にもわかりやすい制度ではありますが実際に適用すると抵抗勢力(財務省・蒸留酒業界の方々を始めとする)が存在するなど立ち消えになっている感があります.

ただ個人的にもビールの酒税はいくらなんでも高すぎだろうと思いますのでなんとか是正してほしいとは思っています.


P.S この文章は参考URLの本をもとにして書いています.よろしければ参考にしてください.

参考URL:http://www.iwanami.co.jp/hensyu/sin/sin_kkn/kkn0 …
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この回答へのお礼

すごく、わかりやすかったです。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2009/06/08 15:13

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