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こんにちは、いつもお世話になります。

現在、サラ・ウォーターズ著 半身(Affinity)という洋書を翻訳本と共に読み進めています。

その中でこんな文がありました。(前後も入れましたが、質問箇所は「」内だけです)
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I would sleep, I said, and be better by morning. She looked doubtful, but once I put my hand against her face―only in kindness, and to reassure her!―and I felt her flinch from me again, and knew she was afraid of me, and of what I might do or say「 that might be 『overheard』」.
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(「」と『』は僕が挿入しました。)

参考までに、 中村有希訳 創元推理文庫 (ページ348~349)
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少し眠れば、朝までにはよくなっていると思う。ヘレンは本当だろうか、という顔をしていた。けれどもヘレンの顔に手をあてると―安心させようと優しく!―はっと身を引いたので、わたしのことを、わたしが何をしだすか、何を言い出すか、怖がっているのがわかった。
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(*註:she=ヘレンと主人公は、過去にレズビアンの関係にあったらしいが、現在ヘレンは、主人公の弟と結婚して普通の生活を送っている。この場面は、容態がよくない主人公を部屋に送りとどけたところ。)

ご覧の通り、主人公のセリフではなく触ったことによりヘレン(=she)は驚いたように思えます。 そこで、上記の「that might be 『overheard』.」の部分をどう解釈するのか迷っています。

この様に考えてみました。

訳としては:「それが聞こえたのかも知れない。」

しかし、意味が分かりません、、、分からないなりに2っ程可能性を考えてみました。

(1)主人公は実はセリフをもっと呟いていた(聞こえない位の声で)。 

(2)主人公はセリフ以外に喋っていない。 しかし、比喩的に主人公の考えが、相手にテレパシーの様に伝わって聞こえたのかもと考えている。

どちらも、正しいのかどうか分かりません。

英英辞書で調べても、overhearの説明として「会話などをふと耳にする。偶然耳にする。」と英和辞書と同じ内容の説明しかありません。

教えてください、よろしくお願いいたします

A 回答 (3件)

>she was afraid of me, and of what I might do or say「 that might be 『overheard』」



 「what I might do or say」が先行詞を含む関係代名詞節で、また「that might be overheard」が「what I might do or say」を先行詞とする関係代名詞節です。

 「what」を書き換えると「the things (which) I might do or say that might be overheard」となります。すなわち「which」と「that」で関係代名詞の「二重限定」と呼ばれるものになっています。

 この場合には、「~するものの中で・・・であるもの」と訳をつけなければいけません。お尋ねの英文の場合には、彼女が怖がっていることは、「~するもの」と「・・・であるもの」のすべてではないということがポイントです。

 参考訳です。「彼女は、私のことを、そして私が言ったりしたすることの中で(周りに)聞かれたりすること(がありはしないかということ)を恐れていた。」ではいかがでしょうか。

 ヘレンは、「主人公の言動を(不承不承であるかもしれないが)受け入れる気持ちはあるが、それを周りに知られるのが嫌だ」という心理状態にあるのだと推察できそうです。

 ご参考になれば・・・。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

先日の質問では、僕が早く締め切り過ぎた為に失礼しました。 

>すなわち「which」と「that」で関係代名詞の「二重限定」と呼ばれるものになっています。

こういう事を教えていただけると、本当に助かります。 文法をマスターしようと日夜文法書を通読しているのですが、覚えたつもりで覚えていなかったり、覚えたつもりで誤解していたり、という日々です。

二重限定のページも読んだ筈なのに、全く記憶になく、、、。(泣)早速そのページを復習(?)しました。

本当に勉強になりましたありがとうございます。

>この場合には、「~するものの中で・・・であるもの」と訳をつけなければいけません。

こういうご解説が本当に勉強になります。 やっぱり文法が分かっていないとしっかり英文解釈できませんしね。

また、達人のお手本訳も、素晴らしいと思いました!

<ヘレンは、「主人公の言動を(不承不承であるかもしれないが)受け入れる気持ちはあるが、それを周りに知られるのが嫌だ」という心理状態にあるのだと推察できそうです。>

こういう理解にまで達していませんでした! 確かに今迄のストーリーを考えるとそう考えるのが一番筋が通ります。

しかし、翻訳本では、that might be overheardが省略されて訳されているのと、僕自身が質問しないとこの箇所が分からなかった事もあり、「単に嫌がっている。」としか理解できず、「聞かれる事を恐れている。」と理解すれば、全く違った視点で読むことができます。

英文の理解力が上がるだけでこんなに視点が違うんだな~!と思いました。 英語学習がますます楽しくなってきました!

本当にご解説ありがとうございます。

お礼日時:2009/06/09 10:37

be overheard という受身についてはお気づきの通りです。


あと,that は「それ」というより,関係代名詞で,先行詞は what になります。

すなわち,
「漏れ聞こえるかもしれないどんなことをしたり,言ったりするのかを怖がっている」
という意味になります。

単に,「何,どんなこと」というのでなく,「する物音や,言う言葉が人に漏れ聞こえるかもしれない」「どんなこと」
となっています。

ヘレンはそのこと自体がいやなのかもしれませんが,物音や声を聞かれるのをいやがっているのでしょう。
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この回答へのお礼

達人のご回答ありがとうございます。

>あと,that は「それ」というより,関係代名詞で,先行詞は what になります。

まだまだ、英語の勉強が足らず、気づきませんでした。 ご解説ありがとうございます。

>単に,「何,どんなこと」というのでなく,「する物音や,言う言葉が人に漏れ聞こえるかもしれない」「どんなこと」となっています。

ご丁寧なご解説ありがとうございます。

文法面でも、意味の上でも完璧に理解できました!

改めて、御礼申し上げます。

お礼日時:2009/06/09 08:20

間違った解釈かも知れませんが、質問中に遭った内容のみを元に考えれば、



that might be overheard

は人に聞こえてしまうかもしれない  という秘密めいた感じです。 

二人の元々の関係がある為、本人はそんな意図がなくても、触られたり、何か言葉をかけられたりして、その内容が人に聞かれてはマズイ内容の囁きだったりすることを、この人は避けたくて怯えているのではないでしょうか。

私の勝手な解釈です。 他の人の意見もお聞きになって下さい。 (^^
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

>that might be overheard
>は人に聞こえてしまうかもしれない  という秘密めいた感じです。 

あ、なるほど!

僕は、

「thatそれが+ might beかもしれない+ overheard漏れ聞いた」と、間違った区切り方をしている事に気が付きました。「might be=かもしれない」と、、、、脊髄反射してしまい、、、間違えました。

「thatそれが+ mightかもしれない+ be overheard(受動態、beは助動詞の後なので原型)漏れ聞こえた」と考えて、by somebodyとかが省略されていたと考えれば、すっきり爽やかですね!

納得です!

>私の勝手な解釈です。 他の人の意見もお聞きになって下さい。 

ご回答の通りだと思うのですが、、一応暫く待ってみます、、。

改めて、御礼申し上げます。

お礼日時:2009/06/08 21:18

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