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イラクのあの花火のような対空砲ってどういう武器なんですか?
純粋に地上から狙い撃ちしてるのなら、あの火花が理解できません。
詳しい方お願いします。

A 回答 (8件)

対空砲あるいは高射砲、高角砲といいます。

口径もいろいろありますがミサイルが主体となった現在では、嘗てのようの大口径のものは少なくなり、多くは機関砲です。

通常の榴弾砲などにくらべ口径長が大きく、初速が大きいのが特徴です。もちろん空だけの使用に限らず地上目標に対しても使用されることがあります。威力は同規模の地上用のものよりも大きいのが普通です。

対空用に使用される場合の弾種は口径にもよりますが70ミリ以上のものでは近接信管や時限信管が使用されます。それより小さいものでは着発信管が普通です。

あの火花は、命中しなかった弾が地上に被害を与えないように自爆しているのです。私も見たことがありますが綺麗なものですよ。曳光弾も使われますがこれも光を引いて結構綺麗でしたね。

効果ですが、近接信管が使用されるぐらいのものになると、威力半径を増すために破片弾頭となります。衝撃波や爆風は圧力が距離に応じて3乗に反比例するので、遠くまで伝わらないのです。特に高高度では顕著なので破片を使用します。破片は距離の二乗に反比例するだけですから遠くまで威力が及びます。とくに高高度用ではコンティニューロッドといって、爆発で環になって広がり飛行機を切断するものもあります。しかし大口径の対空砲が無くなった現在ではミサイルに使用されます。

対空砲はなかなか命中するものではありません。むしろ爆撃に際して照準のための直進飛行を妨害させ、爆弾の命中確立を下げるものです。もちろん直撃すれば墜落することもあるでしょう。しかし現在の小型のものでは直撃したとしても撃墜は難しいと思います。穴だらけにするのが関の山かもしれません。

それと狙い撃ちといっても、飛行機の前方に撃たなくては、弾が届いたときには後ろをとおりすぎますから意味がありません。そのために計算機をもつ照準器がついていて、弾を相手の前方に向けて撃つのです。

もし目標を追随しながら射撃していれば横方向に火花が出来ますから、あまり上手く照準が行われていないように見えます。むしろ予想経路に向けて射撃しているのでしょう。夜間ですからレーダーで照準しているかもしれませんが、相手が良く見えていないようです。

こんな回答でよろしいでしょうか。
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この回答へのお礼

一発で目がさめました。
非常にわかりやすいご説明をありがとうございました。

お礼日時:2003/03/21 10:41

>>出所・根拠を教えてください


経験・・・
ではいけませんか?
あと、ジェットエンジンの吸気口の前後での爆発でエンジンが停止する事もあります。圧縮空気が途絶えたり、酸素が急激に低下したり、などが原因ですが…
まぁ、どっかのマニアな解説者か米で使用兵器を解説してくれるんじゃないんですか? 型式がわかればあとは、どこかのサイトで仕様は載ってますよきっと
ホントに聞いたこと無いのぉ?
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こんばんは。

部分的な回答です。

>衝撃波でダメージ・乱気流などが発生し飛行が難しくなる ~についてのみ。

私の知合いのおじいさん(まだかくしゃくとしていらっしゃる元気な老人です)で、戦時中、戦闘機に乗っていた人がいます。
ゼロ戦と紫電改という飛行機に乗ったそうです。
それでかのVT信管とも遭遇した事があるそうで、その話を聞いた事があります。
それによると、よけたはずの弾が数m後ろで爆発するんだそうです。
当たってないのに爆発するのでまずびっくり仰天するのと、爆発した瞬間、飛行機にものすごい振動が来て操縦かんをとられてしまい、ちょっとの間操縦できなくなるんだそうです。
それは操縦かんが折れるかと思う程の衝撃だそうです。
その衝撃を受けてふらついてから、下に落ちるまでに機体を立て直さないと墜落してしまうと言っていました。

米軍が開発したのは破片で機体を破壊するという目的だったようですが、実際には衝撃波によるこうした効果も大きかったみたいです。
伝聞情報なので自信はなしとしておきます。
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対空砲の中でも口径の大きい高射機関砲は時限信管になっていて、規定の高度になると自動的に爆発します。

光が見えるのは恐らくその爆発だと思います。時速1000キロもの速度で飛んでいる戦闘機に当てるのはほとんど不可能なので、爆発したときの破片でダメージを与えようとするわけです。第二次大戦ころから実用化され始めました。

曳航弾は光で夜間視力が失われたり、敵に発射元を特定されやすいのであまり使用されないようです。

イラクの都市部に配備されているのは大半がそうではないようですが、レーダーによって自動照準される物もあります。これらは湾岸戦争で大半が破壊されたと見られています。
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No2のWinOさん教えてください


>衝撃波でダメージ・乱気流などが発生し飛行が難しくなる
という話、初めて聞きました。 是非、出所・根拠を教えてください。

私は以下に転記してあるVT信管が落とすモンだと思ってました。 戦記を読むと「ドイツ軍の高射砲の衝撃を感じて、機内に緊張がはしった。」なんて記載はありますが・・・・

 第2次世界大戦の三大発明は原子爆弾、レーダー、VT信管と言われていますが、VT信管は、前者二つのようには広く知られていません。VT信管はVariable Time Fuse=自在式時限信管の頭文字を取ったのです。
 VT信管を搭載した砲弾は、発射後、砲弾の周囲15mにドーナツ状電波を放射します。目標(敵機)に放射された電波が触れると目標からの反射波を信管が受信して起爆薬を爆発させます。この為、目標に一定距離に近付くか、一定距離内を通過するとVT信管が働き、砲弾が炸裂し、砲弾の破片で敵機を撃墜します。通常時限信管では、設定された時間で砲弾が爆発するため、目標に対して、通過して爆発したり、前方で爆発したりしてしまいます。
 VT信管が実戦投入されたのは、1943年1月で巡洋艦へレナが初めて使用しました。以後、VT信管の装備により対空射撃の撃墜率は飛躍的に向上し3倍になったといわれています。

参考URL:http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2965/VTsin …
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時限信管といって、発射後一定時間経つと爆発し、高速で飛び散る破片で機体にダメージを与えます。

第二次大戦でも使用されています。

そんな物で効くの?と思うなかれ、ただ空中に金属片をばら撒くだけでも効果はあるのです。航空機やミサイルはそれ自身高速で移動しているので、たとえ静止している破片であっても自分から突っ込めばタダではすみません。

この回答への補足

散弾銃みたいなもんでしょうか?
米軍は「鳥」ですか・・・

補足日時:2003/03/20 23:25
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対空砲って言ってもいろいろ有るんじゃないの?、当てるのではなくて、衝撃波でダメージを与えるものなんでしょあれは?


飛行物体の近くで爆発すると、乱気流などが発生し飛行が難しくなります。
直接当たらなくても落とす事ができます。
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花火のようなってのは、もしかして、曳光弾の事でしょうか?


実弾の合間にこれが入っている事で、射線が目視できるようになりますので、照準の修正をし易くするために入っているんですけど・・・
別の火花の事かな?
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