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別にソ連でなくとも良いのですが、中国でも、他の国でも。
社会主義国家の利点と欠点を教えて下さい。

また、人々の生活も、給料が一定で、生産力向上できなかったとかありますが、なんとなくでしかわかりません。なんでもサボる人が多くて、崩壊したという話も聞いたことがありますがどうでしょう?

資本主義と社会主義を混ぜ合わせるというのは出来るのでしょうか?
それが今の中国でしょうか?でも中国はもう資本主義かな。

A 回答 (1件)

 まず、冒頭に指摘しておきますが



純粋な資本主義(市場原理主義)・社会主義(計画経済)の国家・地域はありえません。
 質問者は、世俗の資本主義・社会主義の抽象論ではなく、より具体的な経済体制を考えるようにしてください。それができないうちに、資本主義・社会主義の比較論などは不可能です。
(というか、世間の社会主義批判は、みんな社会主義の規定すら出来ないし、しようとしていないから、低品質なのである)

 多かれ少なかれ諸外国は、資本主義的・社会主義的の混合体です。

これを、『混合経済』体制と言います。

 極端なことを言えば、日本を社会主義・資本主義などを標榜することは”間違いではなく”とも妥当性はありません。
もっとも相応しいのは「混合経済」体制です。もし、丁寧に日本を混合経済を述べ続けるテキストがあれば、それはもっとも妥当で間違いのないテキストになりえるでしょう。
 混合経済体制=http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B7%B7%E5%90%88% …
 現実、世界のほとんどの国が混合経済体制です。これは国家がある以上は必然であって、純粋な資本主義国などは存在しません。
 ただし、国家ではなく卑小な地域規模では純粋な資本主義的な経済運営が可能でありえますが、それも極めて難しいと言えます。

>社会主義国家の利点と欠点を教えて下さい。

とのことですが箇条書きで簡単に提示すれば

欠陥
(1)歪んだ平等・公平感から生産意欲が逓増しない
(2)経済計画の通りに経済が運営できない(想定外因子に対応できない)
(3)正しく情報を管理できない→実現可能な計画が立案できない

利点(利点は欠陥でありえるので、”利点がない”という回答もある)
(1)”なんとなく”公平・平等な感じがする
(2)大規模な経済崩壊が起こりにくい(家計の長期計画が行いやすい)
(3)公共性に関する意識が強くなる(欠陥でもある)
(4)アナルコ・キャピタリズムとの政治闘争が避けらない(欠陥でもあります)

>人々の生活も、給料が一定で、生産力向上できなかったとかありますが、なんとなくでしかわかりません。

厳密には、これは間違いで、
 給与査定はノルマを基準としたもので一定ではありません。
ノルマを超えた生産(余剰生産)には多少の特典があったようです。
しかし、その特典が魅力的ではなかったがゆえに、生産効力の向上とはシフトしなかったようです。
 日本ではユーゴの自主管理市場経済があまり知られていませんが、モデルとしては、生産性の向上が期待できる社会主義としては、ユーゴの社会主義は期待できます。
 ただし、国家規模で社会主義を潤滑に運用するのは極めて難しいかもしれません。

>中国はもう資本主義かな。

ではなく、中国も混合経済です。

要は、どの国も普遍的に『混合経済』で、資本主義(市場原理主義)・社会主義(計画経済)の度合によって名前が変わっているだけです。
 
学校教育でも一応は「混合経済」という用語は習うはずですが、なぜか言葉として忘れられています。表現の都合でもっとも適切な表現ではなく、思想性を持たせるために意図的に「資本主義」「社会主義」という用語を乱用しているので注意したほうがいいでしょう。
 ”間違いじゃないからそれでいい”という世界で言えば、日本は「○○主義」ですが
 もっとも妥当で間違いとされない表現ならば「混合経済」です。
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この回答へのお礼

魅力的な特典・・・初回販売特典みたいなものですかねぇ・・・。
日本だと有給が増えるとか良いかもしれない。

学校で習ったのは、大きな政府 小さな政府ぐらいですね。
教科書改善しないとダメですね。
混ざってるというのはどこかで聞いたことあります。

ユーゴスラビアですかー。
ありがとうございました。

お礼日時:2009/06/21 17:29

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