プロが教えるわが家の防犯対策術!

お世話様です。

本来の目的とは異なる内容と理解しておりますが、掲題の件で教えてください。

プリロードについて調べてみましたが、簡単に言うとプリトードを掛けると反発力が強まることで車重による沈み込みがなくなる(=車高が上がる)と理解しています。

一方、減衰力調整については上下の動作が減衰力をハードにすると遅くなる=時間を要する(車重がかかった場合の沈み込みが減ったような気がする)だけで、最終的には車重がかかった分だけ沈み込むのでハードにしても車高は関係ないと理解していますが、正しいでしょうか。

足回りはこれまでショップ任せでしたが、興味を持ち始めたので勉強中です。

宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

 懸架装置と操縦安定性分野を専門とする、クルマの研究者です。



>簡単に言うとプリトードを掛けると反発力が強まることで車重による沈み込みがなくなる(=車高が上がる)と理解しています。

 御意。っと言いますか・・・御質問の文章では詳細がよく判らないので念のため。

※プリロードを掛けるという事は、プリロード以下ではばねが縮まない、ということです。

※クルマをジャッキアップしておいて、徐々に地面に下ろす状況を想像してみてください。
 まずタイヤが地面に付き、その後ジャッキを下ろし続けると、タイヤにかかる荷重が増え続けますね?

1)今仮にプリロードが50kgfかかっているとすると、タイヤが地面に降りてから、接地荷重が50kgfになった時点でばねが縮み始めます。

2)もしプリロードが100kgfだったら、タイヤが地面に付いて荷重が50kgfを超えてもまだばねは動かず、荷重が100kgfになったところでやっとばねが縮み始めます。

3)やがて完全にクルマが地面に下りたとすると・・・クルマが同じなら1輪にかかる荷重も同じですね?この荷重を仮に200kgfとしておきましょうか。
 プリロード50kgfのばねでばねレート(この場合はホイールレート)が5kgfの場合、クルマが完全に下り切るまでの残りの荷重は150kgf、とするとばねは150/5=30(mm)縮まります。
 一方プリロードが100kgfだったら残りの荷重は100kgf、とするとばねは100/5=20(mm)縮まります。
 同じ荷重をかけても、タイヤが下り切っているところから釣り合うまでのばねの縮み量は、プリロードによって変わります。上記のケースだと、プリロードを100kgfにすると車高が10mm高くなる、というワケです。

>最終的には車重がかかった分だけ沈み込むのでハードにしても車高は関係ないと理解していますが

 全くその通りです。ダンパ(この部品はショックをアブソーブ=打ち消すことは出来ないので、ショックアブソーバという名称は工学的に正しくありません。あくまでも減衰=ダンピングを制御する装置なので、名称は『ダンパ』になります)の減衰力は車高維持には無関係です。
 ダンパ自体が弱い反力を発生しており、結果、車高維持に多少なりとも影響する製品もありますが、それはダンパが反発力を発生しているだけであり、本来の機能たる減衰力とは全く別の話です。
 
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この回答へのお礼

詳細な説明ありがとう御座いました。
おおよそ、こちらの認識の通りでした。

お礼日時:2009/06/11 13:02

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