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 現在、ガラスの成形方法と樹脂の成形方法について調べているのですがわからないことがあります。
 ガラス成形では溶融したガラスの引き伸ばしなどは行っていますが、樹脂成形のような押出成形や射出成形は行われていません。これはなぜでしょうか?ご存知の方がいたら教えてください。

A 回答 (2件)

押出しや射出成形に使用されている樹脂の溶融温度は200~350℃がほとんどです。


また、樹脂が溶融している際の流動値(流れやすさ)はガラスよりも遥かに高いため、瞬時にして金型内に圧入できます。
ですから樹脂ではエッジ形状などの精密な成形が出来るのです。

それに対してガラスは溶融温度が700~1000℃と非常に高く、その温度を維持する事が難しく、溶融時の流動値も樹脂を足元にも及ばないので、金型などに簡単に圧入できません。
仮に簡易的に金型に圧入しても、取出しの際に樹脂とは違ってクラックを起こしやすいので、樹脂と同じ成形法では成形できないのです。
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この回答へのお礼

返信が送れて申し訳ありません。
大変参考になりました。
どうもありがとうございます!

お礼日時:2009/06/16 09:58

No.1の回答に補足させて頂きます。


樹脂とガラスが金型に充填されたとしても、その後の行程で材料の性質による
本質的な差がでてきます。その為、ガラスでは型を使っての成形は限られてくるのです。

両方とも、型内で冷却固化したら型から取出されます。

樹脂は、靱性が有るためにかなり微細精密な構造でも壊れることなく取出され、
そのまま製品として使われます。

ガラスは、硬くて脆いため離型は極めて単純な形状のモノに付いてだけ
可能です。
製品として使われる為には、内部歪みによる破損防止のために焼き鈍しが必要となります。

したがって、ガラスでも型を使った成形は行われているのですが、形状の単純なもので、
かつ行程で冷却時に焼き鈍しのできるモノに限られています。
鋳込み成形製品のいち部やグラスの脚のプレス型による成形がこの例です。

http://jp.encarta.msn.com/encyclopedia_761554489 …
http://www.g-glycine.com/catalog/glass.html

上記URLを参照下さい。プレス型は樹脂成形でもガラス成形でも使われます。
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この回答へのお礼

返信が遅れて申し訳あいません。
大変参考になりました。
どうもありがとうございます!

お礼日時:2009/06/16 10:00

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