イラクの実情

今更かもしれませんが、イラクの政治などの実情はどうなっていたのでしょうか？
フセインの独裁はどれほどのもので、イラク国民はどんな制圧をうけていたのでしょうか？どうして前回のクェート侵攻のあと、フセイン政権は倒れなかったのか？今回の戦争はイラク国民にもメリットはあるのか？正確なことを教えてください！！
やっぱり、アメリカがこうまで世界中の批判を集めながらも戦争に踏み切った理由がどうもよくわかりません。ほんとに正義は存在する？

No.1 回答者： h_toyama 回答日時： 2003/03/24 00:50

> フセインの独裁はどれほどのもので、イラク国民はどんな制圧をうけていたのでしょうか？

フセインの大統領信任投票は１００％の支持率です。これだけでも独裁ぶりがうかがえます。テレビの報道で反フセインの人々の公開処刑を見ました。全員が銃殺されたあとそこに集まった人々は拍手を強要されていました。情報省の役人が町のあちこちにまぎれてフセイン体制に対する反感を持つものを取り締まっていました。

> どうして前回のクェート侵攻のあと、フセイン政権は倒れなかったのか？
国連軍はクェートを奪回することが目的でしたので、クェートを取り戻したあとのイラクの体制については現政権を容認しました。そのかわり大量破壊兵器や長距離ミサイルについては廃棄し、国連の査察を受けなければいけないこととなりましたが、イラクは国連の査察を武力などによって妨害し続け、実質査察ができないようにしていました。今回査察を受け入れ一部のミサイルを廃棄したのは、クェート国境に米英軍２０万人が配置されてからです。

> 今回の戦争はイラク国民にもメリットはあるのか？
フセイン体制が終わるというメリットがあります。もしくは終わって欲しいと願っている期待感が多くの人にあります。
多くの民衆はフセイン体制が終わって欲しいと望んでいます。アメリカのことは好きではないが、アメリカ文化（西側文化）に対する憧れを持っています。アメリカのミサイルは精度がよく誤爆することがほとんどないということを知っているので恐怖感はない、とのことです。テレビの報道で日本生まれ、日本育ちのイラク人が開戦前にイラク人１００人以上にインタビューした結果だそうです。
客観的に見ても、少なくともイラクに正義はなさそうです。