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抵抗力が上がるとは自分の体力が上がり例えば花粉アレルギーなどに反応しやすくなるということでしょうか?(逆に抵抗力が低いとはアレルギーに無反応)頭がこんがらがってよくわかりません。誰か教えてください。

A 回答 (2件)

一般的に「抵抗力が上がる」と「病気に罹りにくくなる」と思います。

質問者さんも恐らくそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。
すると、抵抗力があれば病気の一つであるアレルギーにも罹りにくくなるはずです。抵抗力が増せば増すほど病気には縁のない丈夫な体になるわけですから。

ではなぜ質問者さんは混乱を起こしておられるのでしょう。中でも特に「免疫力」という言葉ですが、「抵抗力、体力」という言葉とともに使い方が曖昧だからだと思います。

我々の体は自律神経によって調節されていますが、『自律神経が正常』に働いていればいわゆる「抵抗力がある」「体力がある」状態で、アレルギー疾患もふくめて病気というものに罹りにくくなります。

「免疫力がある」というのはこの『自律神経が正常な状態』を言います。

病気になるのはなんらかの原因でこの自律神経が変調をきたすためです。『自律神経が正常』範囲から大きく偏ってアンバランスになると「抵抗力」「体力」が低下してとうとう病気になります。当然ですがアレルギーもそうです。

実は自律神経は体の防御に当たる白血球をも支配しているのです。
アレルギーは白血球の中のリンパ球の反応によるものですが、自律神経が変調をおこし副交感神経に偏り過ぎると副交感神経に支配されているリンパ球も増えます。
正常な値のリンパ球であればなんでもないのに過剰になると今までなんともなかった例えば花粉、ほこりなど、また食べ物に含まれる異種蛋白など外からの微小な抗原にも反応するようになることがあります。また人によっては物理的なもの以外に心的なストレスでもアレルギー反応をおこしてしまいます。

以上からお分かりのように、「抵抗力が上がる」とは「自律神経が正常な働きをするようになる」つまり「免疫力が上がる」ということになります。その状態では細菌やウィルスなどの敵から体を防御する白血球(顆粒球、リンパ球、マクロファージ)が適正に保たれていますので、アレルギーも含めて病気には罹りにくくなります。

「抵抗力が上がる」「体力が上がる」「免疫力が上がる」とアレルギー反応を起こすのではなく、なんらかの理由で自律神経が偏って、リンパ球が正常値を超えて過剰になるとアレルギーをおこす可能性が高まってくるのです。リンパ球の過剰状態も病気になる体調です。

ちなみに自律神経が副交感神経ではなくもう一つの交感神経の方に偏ると顆粒球の増多が起こり、リンパ球は減って(顆粒球とリンパ球は拮抗関係)、免疫力が維持できずに、アレルギー以外の活性酸素による組織破壊や化膿性疾患などの病気に罹りやすくなります。


確かに適正値にまでリンパ球が増えることは自律神経の働きが良くなってウィルスなどの病気に対して「抵抗力が上がる」「免疫力が上がる」ことになりますが、なんらかの原因で適正値をはみ出して過剰になると自律神経のバランスが崩れて逆にトラブルの元になります。

リンパ球が過剰になっても顆粒球が過剰になっても病気になる可能性が高まるのです。

このように自律神経と白血球の関係を理解しておかないと病気の謎にはなかなか迫れないでしょう。余計なことかも知れませんが、参考になさって下さい。
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確かにややこしいですね。



アレルギーとは、免疫反応が過剰な為に体の組織が障害を受ける状態の事です。
抵抗力には、免疫に関連する細胞等ももちろん関与しますが、他の要因も多々ありますので、抵抗力とアレルギーは関連はありますがすべてではありません。
むしろストレス等で抵抗力が低下している時の方がアレルギーを起こしやすいです。
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