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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BC%94%E7%AE%97% …

wikiのページによれば「反転増幅回路は非反転増幅回路よりも特性が安定する」
と書かれてありますが、これは本当なのでしょうか?

オペアンプは入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスは低い方が良いということだと思うのですが、
非反転増幅回路では、入力インピーダンスが無限なのに対して、出力インピーダンスはR1になり、
反転増幅回路では、入力インピーダンスがRinなのに対して、出力インピーダンスはRfになると思います。
となると、
非反転増幅回路でR1の抵抗値を出来るだけ低くし、且つR1の抵抗値も低くすれば

反転増幅回路よりも優れた特性が得られると思うのですが、
なぜ
反転増幅回路の方が特性が優れているということになるのでしょうか?

A 回答 (2件)

wikiのページでの著者は、オペアンプの登場初期の苦労を経験された方が書かれた


と類推されます。
「μA741」が世に出て汎用オペアンプ が定着するまでは、部品メーカーの製造上の
問題や使用者の誤解による使用方法の問題で発振させたり、過大負荷で劣化させたり
発振させてクレームをしてくる回路設計者を種種見受けました。
現在は部品の生産バラツキも少なく、目的別の専用オペアンプが供給されているので、
適切な回路設計と応用回路で組まれていれば特性の優劣は問題になりません。
データシートも整備されており、極端な誤りの回路設計をされなくなりました。

利用されるオペアンプの種類と、回路設計の優劣が問題となります。
原理と理論を承知して回路定数を決定する必要があり、
>非反転増幅回路では、入力インピーダンスが無限なのに対して、出力インピーダンスはR1になり、
*R1 にはなりません。低インピーダンスでほぼ零Ωです。

>反転増幅回路では、入力インピーダンスがRinなのに対して、出力インピーダンスはRfになると思います。
*同上でほぼ零Ωです。
 負帰還無しでは数十Ωですが、負帰還が掛かることで、低インピーダンスになります。

>となると、
>非反転増幅回路でR1の抵抗値を出来るだけ低くし、且つR1の抵抗値も低くすれば
*R1の抵抗値を闇雲に低くも高くもできません。
 1.低い抵抗は5kΩ程度(出力電流の制限)から、
 2.高い抵抗は1MΩ程度(雑音抵抗の関係)から、

これらの基礎的理論を承知して回路設計すれば、最低限の動作はさせられると考えます。
 
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反転増幅回路の方が性能が安定している、とは一概には言えません。


そもそも「性能の安定」とは何を指すのかによります。

それと、根本的に再確認していただきたいのが出力インピーダンスです。
出力インピーダンスは反転でも非反転でもほとんど0Ωです。

おなじゲイン(の絶対値)なら非反転の方がループゲインがちょっとだけ
大きいので、歪みや帯域やドリフトは少ないかもしれませんが、逆に
CMRRの影響があるとか、不利な面もあります。

ループゲインが大きいことを利点のように書きましたが、容量負荷が
つながる場合などは出力リンギングや発振の危険はループゲインが
大きい非反転の方が起きやすいので、これはかえって不安定という
べきかもしれません。

いずれにしても、一概に言えないというのが正解です。
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