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ピースメーカーが活躍していた当時、民間人が使用するピーメはもっぱら.44-40弾を使用していたようです(最近知りました)。

では同じ時代に活躍したS&W Model 3にも.44-40モデルはあったのでしょうか?
現在、Model 3のレプリカを製作しているUbertiの製品には.44-40モデルがあるようですが・・・。
お詳しい方、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

 こんばんは


 ちょっと遅めの回答ですが、何かの参考になれば。

 当時のアメリカは銃器メーカーが爾後の竹の子のように乱立した時代です。さらには当時使用されていた銃器のほとんどがそれほど複雑で高度な素材を使用されていた訳ではないので、町の鍛冶屋に毛が生えた程度の規模でも新しい(言い方を変えれば奇抜な)銃器やアンモが続々と開発されていました。 

 44-40はもともとウィンチェスター1873のために開発された、西部開拓史上最優秀かつ最大生産量を誇った弾薬ですので、このカートリッジをハンドガンと共用しようと、当時のほとんどのガンメーカーは次々と44-40を使用するハンドガンを開発しました。

 S&WModel3は「S&W44アメリカン」とも、ロシア政府へ輸出されていたこともあって「44ロシアン」とも呼ばれていたカートリッジを使用していましたが、製造から数年後経った頃から様々な口径の弾薬が使用できるモデルを製造しました。そこには32-44、38-44、45スコーフィールドとともに、44-40もちゃんと存在していましたので、S&WModel3・44-40モデルはしっかりと存在していたということになります。

 またワイルドウェスト時代以前に存在していたかどうかということですが、45スコーフィルドと同時代に存在していたような記事の書き方ですので、その時代に存在していたことになります。なんと言っても西部開拓史時代にはピーメと同時に、ウィンチェスター社の各種ライフルが必需品でしたので、ウィンチェスターライフルが南北戦争時にデビューしたことを考えれば、開拓史以前に存在していたことを疑う合理的な理由は無いかと考えます。なんといっても、この弾薬を使用するかしないかは各銃器メーカーにとっては死活問題でした。44-40が使用できない銃でなければ、荒くれのカウボーイや新天地を目指して家族共々西へと移動していた人々には、セールスバリューにはちょっと乏しかったのではないでしょうか。

 また当時はジャケットなしの無垢の鉛を弾頭に使用していたことや、カウボーイが自ら鉛を溶かして弾頭を製造したり(雷管は一缶数十セントでどこででも手に入りました。といってもアメリカでは今もそうですが(笑))して、かなり融通が効いていましたので、多少の不具合は自分たちや町の鍛冶屋などでカスタムしていたようです。まあ、ある意味かなりいい加減、かつ無茶だったともいえます。
 
 これは現在のアメリカでもまったく事情は同じで、個人による銃の弾薬のリロードが認められていることにより、生半可な知識でリロードを行う人たちがかなりいます。その結果、暴発や内筒爆発、果てには遅発したカートリッジのために、銃口を覗いて頭を吹き飛ばされそうになったりと、もう射場は大騒ぎです。たぶん当時もこんなことが沢山あったのでしょうね。
 
 ちょっと脱線しましたが、私の回答の半分はあなたもご覧になったここの受け売りです(^_^;)

 http://en.wikipedia.org/wiki/.44-40
 http://en.wikipedia.org/wiki/.44_S%26W_American
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この回答へのお礼

読み込みが足らなかったようですね・・・。いやぁ、ありがとうございます。
やはり民間市場向けなら.44-40ウィンチェスター対応は必要ですよね。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/06/27 22:01

 自信はありませんが何方も回答されていない様なので。


 モデル3のブレットは.44Russianか.44Americanで、WCF(いわゆる44-40ウィンチェスタ弾)モデルは無かったと思います。

 但し、一応口径の呼称は45口径となるので、或いはWCFが使えたとか?
 そこでカートのサイズを比較すると・・・

まず口径;
WCF 0.427 in (10.8 mm)
.44A- 0.434 in (11.0 mm)
.44R- 0.429 in (10.9 mm)
・・・お、.44R-モデルなら撃てそうな予感。

次にケース長;
WCF 1.310 in (33.3 mm)
.44A- 0.91 in (23 mm)
.44R- 0.970 in (24.6 mm)
・・・あ、ダメですね。これほどケース長が違うと、WCFはModel3のシリンダには入らないでしょう。

 というワケで思うに、もし仮にModel3にWCF対応モデルがあったとしても(実際にあった、という話は聞いた事がありませんが)、シリンダ長が.44シリーズとは別物にならざるを得ず、見た目は全く違うガンになっていたでしょう。(Model3はあのエジェクト方式から来るバランス上の問題により長いシリンダが使えなかった、という事情があったので、Model3のシリーズ展開としてWCFモデルを作るのは容易ではなかったとも考えられます。)
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この回答へのお礼

具体的な回答ありがとうございます。
入ら・・・・ないですよねぇ・・・・。
しかし、英語版Wikipediaによれば「後に作られた口径~」の中に.44-40が含まれているし、Uberti社のレプリカに.44-40モデルがあるんですよ。そのレプリカの写真を見た限りではディティールが崩れてるようには思えませんでしたが・・・・。
・・・ケース長がぜんぜん違うとは言え、弾丸が短ければ入る???Model 3にも1stとか2ndモデルがあるようなので、どっかの段階で44-40モデルが出たんでしょうが、ワイルドウェスト時代以降だったのかどうなのやら・・・?
分からず・・・・。

お礼日時:2009/06/25 02:26

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