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本屋に行ったら、
「PHP文庫」
「双葉文庫」
「文春文庫」
「新潮文庫」
「講談社文庫」
「集英社文庫」
「角川文庫」

といろいろなコーナーがありましたが、
それぞれどう違うのでしょか?

そもそも文庫本ってどういう意味ですか?

A 回答 (4件)

現在、「文庫」として云われているものは、昭和2年秋発刊の「岩波文庫」が嚆矢です。

当時の菊半截判、並装は今では規格のA6判になりましたが受け継がれています。
独逸のレクラム文庫を範として出発した岩波文庫は発刊当時から、東西の典籍を収めるとして、「古典」を中心としていました。それに対抗して、改造社から改造文庫が布装で刊行され(途中で並装に変更)、新潮社が文学系の新潮文庫、春陽堂が通俗文学の春陽堂文庫などと刊行されました。その後本にパラフィン紙を掛ける、分類の帯を付けると云った程度の変遷があったものの殆ど創刊時の体裁を墨守してきました。
戦争末期から敗戦後に岩波文庫を除いては、全て廃刊。改造社は戦争末期に強制解散。
戦後、新たに新潮社が新潮文庫を開始し、角川書店が角川文庫(当初B6判すぐにA6判にかわる)、河出書房が市民文庫(その後河出文庫に改称)、思想系の青木書店から青木文庫、国民文庫社から国民文庫、世界評論社の世界古典文庫などと相次いで刊行されたが、世界評論社や河出書房の蹉跌による世界古典文庫や河出文庫の廃刊などがあった。(国民文庫は後に版元が変わり大月書店となる--詳細省略)
現在、歴史的に古いものは、岩波文庫、新潮文庫、角川文庫、春陽文庫などである。流通的には、新潮、角川が目につく。これは岩波書店が買切制と云う小売書店や取次書店が全く返品の出来ない制度をとっている事にもよる。最近はカラフルなダスタ・ヂャケット(所謂カバー)を掛けてある事が普通となって来ている。

なお、児童書の文庫はB6判やB40判(三六判-新書判)が多い。
又、平凡社の東洋文庫のように函入り布装堅表紙と云う例もある。
古くは、大正期には、菊判上製の国民文庫や逆に小型の赤城文庫などもあったので、現在の叢書としての文庫は岩波文庫が嚆矢といって差し支えがないであろう。

最近では普及版としての扱いが多く、翻訳や創作などでは当初B6判等の上製本で刊行後、或る程度経ってから文庫化されると云うケイスが多い、これを「文庫におちる」と云う言い方をする人がいます。しかし、文庫初訳と云うようなケイスもあるので翻訳については必ずしも当て嵌まりません。

上記の、各文庫は、それぞれの叢書名です。「PHP文庫」PHP・実用書、ビジネス書など、「双葉文庫」双葉書房・娯楽書が多いが中国思想にも強い。「文春文庫」文芸春秋社・小説。「新潮文庫」新潮社・海外文学に強い。「講談社文庫」講談社。「集英社文庫」集英社。「角川文庫」角川書店。
他に「光文社文庫」光文社。「中公文庫」中央公論社。「ちくま文庫」筑摩書房などがある。
御参考にならば幸甚です。
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とりあえずA6サイズの本と考えれば


いいでしょう。
新潮、講談社、文春、集英社、角川、岩波などが
有名です。
文庫サイズでないけど文庫と付くシリーズも
ありますよ。「日経文庫」など。
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この回答へのお礼

岩波はなかったですけど、有名なんですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/07/02 10:12

No.1の方がおっしゃっているように文庫本というのは本のサイズ(形態)のことで、○○文庫というのは、「その出版社が出している文庫本シリーズ」というような感じです。



出版社ごとに内容に特色があります。
本屋で棚を眺めていると、岩波文庫は古典的名作、新潮文庫も古典的名作が多い(新しいのもあるけど文学的)、PHP文庫は小説でなく実用書(ビジネス系もあればスピリチュアル系な内容もある)、など、内容傾向が分かって来ます。
こんな説明もあります。
   ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%BA%AB% …
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この回答へのお礼

サイズのことなのですね。
それぞれ、文学や古典などいろいろあるんですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/07/02 10:10

それは出版社の違いです。

文芸春秋社が発行しているので「文春文庫」
です。他もそんなかんじですね。

文庫本とは、文庫本サイズの「文字が中心の」本を言います。

昔は本が高かったので、再発行するときにサイズを小さくして安くした
のが始まりです。ですので昔の文庫本はいわゆる「名作」が多かったん
です。今では、いきなり文庫として発行する場合も多いので(ラノベと
言われるジャンルはほとんどそう)、サイズ以外に定義のしようがない
んですけどね。

なお、発行会社別に分ける理由は、文庫本は規格サイズでほとんど同じ
背表紙のために外見で探しづらく、またもともと再発行の本が多かった
ので、「出版社別」に分類した方が探しやすいからだと思います。
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この回答へのお礼

サイズのことなのですね。
ありがとうございます。

お礼日時:2009/07/02 10:10

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