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日本の競馬において、昔はスタミナの時代であったが、
今はスピードの時代という表現を耳にしますが、これの
意味がわかりません。
(スピードスタミナ両方が必要になったというならまだわかりますが…)


長距離レースの高速化は、スピードを誇る血統の産駒が
増えたからなどという言う人もいるようですが、
これも、本当なのでしょうか?

というのも、現在の競馬には昔では考えられないほどの、
スピードが必要とも思えないからです。

かなり昔であっても、1ハロンを12秒で走れない馬は競走馬
としてデビューできないでしょう。
しかし、3200メートルを12秒刻みできっちり走れたら、
ディープインパクトのレコードを余裕で抜いてしまいます。


世間では、競走馬におけるスピードとスタミナの定義自体、
はっきりしないまま使われているような気もするので、
誰か、教えていただけないでしょうか

A 回答 (8件)

>長距離レースの最後の直線でよーいドン競走をやるのは、タイムの遅かった一昔前の傾向のように思います。



そうです。

昔は前半は結構ダラダラです。
今は違います。

うまく伝わらなかったようですが、
近代的な乗り方は、スタートはやんわり出ても、2つめのラップから急に速くなって、11秒台ぐらいを幾つか継続し、真ん中あたりで一旦13秒台に落とすんです。
緩急をつけて乗る訳です。
既に書いたように、1マイルを2回乗ると表現されるような感じです。
前半ダラダラ行っても、2F目から加速しても、真ん中で息を入れれば、後半は大して変わらないぐらい動けるという事が、経験上、分かったんです。
スタート後、12秒台を刻み続けるのと、数回11秒台を刻むのとでは、前半だけで数秒の違いがあります。
それがそのまま走破時計の短縮に直結します。
また、前半に加速する事で、ズブズブのスナミナ馬は置かれるか、おっつけるかになるので、出番がなくなってしまう訳です。

以上は、主に菊花賞や天皇賞春での話です。

2400だと、そいう走りはできませんので、過去のタイムを遡っても、競走馬の質が上がった分の時計しか短縮されていないのに対し、
菊花賞や天皇賞春では、競走馬の質が上がった分にプラスして、緩急走法で稼いだ秒数があるので劇的に時計が違います。



あと、
>だらけずに走ったらバテるんであれば、スピードではなくスタミナが足りないというだけに感じられるのです。

表現上、ダラダラと走ると書いたとしても、ギャロップとキャンター(人間に例えればランとジョグ)ぐらいの極端な差はありません。
抜いて走っていると言えども、ラップあたり1秒も変わらないぐらい微妙なものです。
本当にダラダラと走っている中で少しペースを上げるのと、
結構走っている中で、さらに上げるのではスタミナの削れ方が全く違います。
無理をして走れば、どんなにスタミナがあろうが、瞬く間に消耗してしまいます。
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長距離レースの高速化については、騎乗技術の向上も無視できないと思います。


3000や3200のレースはスタートは結構速く、その後、少し極端に抜いて走る個所があります。
そうすると、3200の場合、1マイルを2回走るという表現を用いられる事もあるように、
ダラダラとスタミナを削るよりも速く走れ、
また、スタミナ一辺倒な馬より、スピードが少し勝った馬の方が、その走法では使い勝手が良いという事が経験上、わかって来ました。
それにより、長距離レースの時計が格段に速くなっていると思います。

また、なぜスピード馬が重視されるかは、
繁殖に回った時に、スタミナ馬より、スピード馬の方が圧倒的に結果を残せるからです。
2400以上のGIを複数勝った馬より、
マイルから2400までのGIを勝った馬の方が、短距離でも長距離でも結果を残します。
この辺りは、理屈よりも、統計的な結果論です。

競走馬は現役時代の成績だけでなく、繁殖までトータルで考えられます。
GIレースは最強馬を決めるレースだと考える国、団体、人もあれば、
強い馬を作るための繁殖能力を検定する為にあると考える国、団体、人もあります。

繁殖までトータルで考えた時に、スピード馬の方が圧倒的に有利な現状なので、スピード競馬が重視される方向に向かうのは必然的な事です。

もし、スタミナ馬が、繁殖に回った時にオールラウンドな活躍ができ、
スピード馬がよりスピード化しつつ、距離の融通がなくなるような結果を残し続けたなら、
つまり今と逆の結果が残っていたなら、スピード競馬が重視されるようにはならなかったと思います。

全ては、結果論的なものです。


スピードとスタミナの意味ですが、私はこう解釈しています。
スピードとは8割9割の力(ほぼ馬なり)でラップを刻む速さで、
スタミナとはその状態で持続できる力です。
いくらスタミナがあっても、スピード馬に取りつくために、馬なり以上の力を道中でなし崩しに使うハメになると、結局は失速していまいます。
スピードとスタミナの他には、最高速の速さ(切れ味)も勝ち負けを決める重要な要素です。

この回答への補足

回答ありがとうございます。
でも、すみません。僕はwebuserさんと見解を異にしています。

長距離レースの最後の直線でよーいドン競走をやるのは、タイムの遅かった一昔前の傾向のように思います。

昔はジャパンカップになると日本馬も含めてやたら早いタイムになる(外国人騎手がペース取りをやるため走り方が変わるから)傾向がありました。そこでは、よどみないペースが作られ、よーいドンなどありませんでした。

かつて、ミスターシービーが勝った菊花賞では、常識破りの走り方(クロフネのJCDのように3角あたりで後方から先頭に躍り出る)などと言われました。でも、単にミスターシービーは単にハロン12秒半のラップタイムをよどみなく刻んでいるだけでした。

とにかく昔の馬(というより騎手)は、長距離の中間をだらけて走りすぎていたという気がします。
そして、だらけずに走ったらバテるんであれば、スピードではなくスタミナが足りないというだけに感じられるのです。

補足日時:2009/07/10 20:37
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何年か前に読んだ本の受け売りですが、馬の能力を表すのにスタミナとパワーで判断できると書いてあったと思います。


単純に長距離を走るスタミナとスピードを維持するスタミナ。
重馬場を走るパワーと加速するパワー。

以前は長距離スタミナと重馬場パワーが優勢だったが、近代競馬ではスピード維持のスタミナと加速するパワーが優勢になってきたと考えていいのではないでしょうか。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

ハロン11.5秒を8回で連続維持するスタミナと
ハロン12.1秒を16回連続で維持するスタミナが違うのか
が問題になりますね…。

8ハロンと16ハロンとでは、それ程の距離差が無いので、
使う筋肉が速筋と遅筋で違うということでもなさそうですし…。

補足日時:2009/07/10 23:31
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日本の競馬での施行距離は800m~4250mです


これを人間にたとえると500m~2000mぐらいに相当します
これのポイントは、無呼吸運動と有酸素運動との差で
馬の場合、無呼吸で600m程度走れるそうです
人間だと、400m競走が無呼吸での限界=これ以下が短距離走
といわれています
この話は、JRA競走馬研究所監修の本(講談社ブルーバックス)
を参考にしています(記憶で書いていますが)

なぜ、こういう話をするかというと
競馬におけるスタミナというのは
人間で言うマラソンなどの長距離走で必要なもの
遅筋の発達、酸素供給能力でなく

速筋の運動能力向上として、最大パワーの増加と運動時間の向上
乳酸の許容値増加、除去能力の向上など
人間で言うATポイントの向上が必要になります

余談的に、競馬で言う足が一杯になるとは
筋肉中のグリコーゲン(無酸素運動でのエネルギー源となる)の減少と
乳酸の蓄積によって筋肉が動かなくなることですね

という風に考えると、
基本的に遅筋と速筋の割合は生まれつき変わらないと言うから
血統的に速筋の割合が増えたのかなと感じるところと
(ノーザンダンサー系というかノーザンテーストとサンデーサイレンスの影響かな)
調教技術の向上で、ATポイントの向上があって
全力で走る時間が長くなったと見るなら
やっぱりスタミナがよりよく使えるようになったのかなと思いますね

確かに、昔の馬でも1ハロンとか半ハロンぐらいなら
いい足は使えたように思いますのでね

騎乗技術としたならば
どこで息を入れて乳酸除去と有酸素運動の補助を入れるか
がよくなったのかなと思うのと
昔は、2マイル戦なんかで前半キャンターに近い速度だったりするから
キャンターだと人間で言う長距離走並みに有酸素運動だけで付いていけるのかなと思います
(知見があるわけでなく、走法で見た印象です)
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この回答へのお礼

解凍ありがとうございます。

なんだか、巷でスピードと呼ばれているもの≒スタミナ
と考えてもよさそうな気がしますね。

・短距離レースのプログラムが充実した。
・血統改良、調教技術の向上で、競走馬が長くスピードを
 維持できるようになった(スタミナがついた)おかげで
 1000~3600のあらゆる距離で走破タイムが向上した。

ということが同時に起こると、あたかも現在の競走馬には
「スピード」が多く備わるようになったという誤解を
してしまった人が続出した。
…というのが正しいと考えてもいいのでしょうか?

お礼日時:2009/07/07 01:41

こんばんは。



競走馬に求められているのは昔も今もスピードです。
要するに 時間当たりどのくらいの距離を進めるか、と言うことです。
この進める距離が長いほどスピードが速いと言う事になり、入線するのも先になります。
●スピードの定義 
時間当たりより長い距離を進める馬はスピードが速い、と言う。

●スタミナの定義
このスピードを保つための持久力がスタミナですよね。


そうするとスピードの速い馬はスタミナも沢山あると言うことになります。
ですから仰る通り言葉の使い方が曖昧だと思います。

ただ下記のような感じで使われているのだと思います。
スピード馬 
短距離を速い時計で走った実績とか、1ハロン、3ハロンのラップに速い記録があるとか、

スタミナ馬(こういう言い方はしませんが)
長距離得意、道悪得意、速い持ち時計なし、

------以上

でも私もこの回答を書きながら、
スタミナがないとスピード馬には成れない、と言う結論に至ってしまいました。
スピードのないスタミナ馬は有り得る?
なんか良く解らなくなってしまいました。すいません。
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>昔はスタミナの時代であったが、今はスピードの時代という表現を耳にします



これは絶対的なスピード、スタミナの話しではなく、相対的にどちらを求められているかという話ではないかと思います。

昔は秋の天皇賞が3200mだったりと長距離路線が充実いましたが、今はだいぶスプリント・マイル路線が充実してきておりレースの価値・格も相当向上していると思います。
こういった状況の中で3600mを乗り切るスタミナよりも、スプリントマイル戦で勝ちきれるスピードが必要ということを表現しているのではないかと思うのです。
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いいや


10数年前までは2000mを2分切ったレースは
という特集記事がかけるぐらい少なくて
長距離戦でのハロン12秒は十分早いぐらいだったのです
ダービーだって
サニーブライアンの2.25.9ははあの当時は速い方だし
逃げ馬で上がり3F35.1は絶対に追い込みが届かないと思うのに十分でした
大体、芝良馬場でも平成のはじめは
先行馬で3F37秒ぐらいという感覚です

そういう意味だと1F平均は12秒2とか5ぐらいかなと思いますね

そういう意味での印象として、
私が競馬を始めた15年前と
今とで時計が2秒ぐらい速くなっていると思っています

この回答への補足

回答ありがとうございます。
ただ、大変貴重な意見なのですが、質問の意図とはちょっと違います。

モンテプリンスの頃⇒オグリキャップの頃⇒サイレンススズカの頃⇒現在
と明らかに走破タイムが良くなっているのは異論がありません。

・それがスピードの向上によるという言説が正しいのか?
・そして、そもそも、そのスピードって何?

というのが質問の意図でした。

15年前においても、芝良馬場の各レースにて、どの一ハロンも
11秒台が記録されていないレースはあまりありません。

…ということはその速度を出せるポテンシャルが各馬に
必ずあるということです。

これをもってハロン11秒台では知れるスピードが昔の各馬にもあると
とするなら、現在の馬達は、そのスピードを持続するスタミナが
備わっただけという見方も出来るために質問しました。

補足日時:2009/07/05 22:50
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JRA競走馬総合研究所のホームページの中に以下のようなサイトがあります。

ご参考になりそうなことが載っているかもしれません。

http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/pad/ssinde …

http://www.equinst.go.jp/JP/arakaruto/keibabook/ …
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
早速確認いたします。

お礼日時:2009/07/05 22:59

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