プロが教えるわが家の防犯対策術!

コミックなのか雑誌の付録だったのかも記憶にありませんが・・・(でもコミックではなかったような気が)。
昔読んで話の最後が物凄く印象強くて、記憶に残っています。
が、漫画のタイトルが思い出せないし、作者もわからないし、コミックがあれば買いたいと思っています。

もし以下の話の内容を読んで心当たりのある方がいましたら、教えていただけると助かります。

【以下、記憶している限りの話の内容】
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主人公は、中学生か高校生の男子。
ある日、主人公のクラスに、ある1人の男子生徒が転入してくる。
その男子生徒の態度はふてぶてしく、ちょっと嫌なヤツな感じ。
そしてその男子生徒は、授業中でもよく居眠りしていることがあった。
主人公が徐々にその男子生徒と仲良くなっていくうちに、その男子生徒が特異な体質で
魂が肉体から離れて、過去や未来などの時間を自由に飛ぶことができ、その過去や未来の出来事を
実際に見てくることができることを知った。
ただ、魂が過去や未来で怪我をしたりすると、その魂が受けた怪我が、肉体の同じ場所にも怪我として現れた。
(ただ、その男子生徒が主に飛ぶのは過去で、未来は飛ばなかったような記憶があります)
そんな男子生徒がある日、主人公に言った。
「○年後の地球の未来がどうなっているのか見てみたいんだ」と。
そしてその数日後のある授業で、男子生徒が居眠りをしていた。
主人公は、「男子生徒が○年後の地球の未来へ飛んでいるのでは」と気がつく。
すると男子生徒の肉体が「う・・・」と声を出したかと思うと次の瞬間、
「うわあぁぁぁぁぁ!!!!!!」という男子生徒の叫びと共に、男子生徒の全身が燃え
黒コゲになって男子生徒は死んでしまった。
主人公はそれを見て、「男子生徒が飛んだ未来で、魂がなんらかの影響を受けたんだろうけど・・・
 地球の未来は一体、どうなってしまうんだ・・・?」
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という感じで話が終わったと記憶しています。
こんな内容ですが、わかる方いましたら、ぜひ教えてください。よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ところどころが違うのですが、楠 桂 先生の短編「ノストラダムスはつぶやいた」ではないでしょうか。


この作品は、「たとえばこんな幽霊奇談」(集英社:りぼんマスコットコミックス、1988 年刊行)の巻末に収録されています。
奥付によれば、昭和 59 年の「りぼんオリジナル59年初夏の号」に掲載された作品だそうです。


↓ このような内容の物語です。

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達也と晃(あきら)は友人同士でした。
晃は転校生ではありませんし、ふてぶてしい嫌なヤツという描写もありませんが、時々変なことを言う変わり者だったようです。

晃には昔から予知能力らしきものがあったのですが、それは「悪い予感が当たる」程度の弱い能力でした。
未来を知りたいという思いが、肉体から精神を分離して精神だけを任意の時間や場所に飛ばす”精神飛行(サイコ・フライト)”という超能力を開花させ、実際に未来を見に行けるようになったのだと、達也に告げます。
(↑過去に行かないのは、あくまでも予知から発展した能力であり、晃自身も未来を覗くことにしか関心がないからです)
ことの始まりは授業が休講になるという程度の予知だったので、達也はただの冗談だと思っていました。
しかし、下校時に事故が起こることまで正確に言い当てたところから、その能力が本物であると信じざるをえなくなります。

この精神飛行能力には実は、重大な欠点がありました。
それは、精神が未来に行って何らかのショックを受けると、そのショックの一部が、現在に置いてきた肉体に傷になって伝わるというものです。


ある日、女子と談笑していた時に、ふとしたことからノストラダムスの大予言の話が出て、晃は冗談まじりに「見てみたいな」と呟きます。
そして授業が始まり、教師から指名された晃ですが、まるで反応がありません。(←ここで、教師が「バカにしているのか」と激怒するシーンがあります。ここの印象が、ふてぶてしい態度・居眠りといった記憶につながったのではないでしょうか?)
上の空の晃の様子を見た達也は、退屈な授業の暇つぶしに、晃が精神飛行能力で未来を見に行ったことを悟ります。
何とかごまかそうとした瞬間、晃の体は絶叫とともに突然炎に包まれ、瞬く間に黒こげになって燃え尽きてしまいます。

ノストラダムスの予言を確かめるために未来に行き、そこでショックを受けた結果が、それもほんの一部でさえもがこの炎なのだとしたら、地球の未来とは・・・?
「1999年7月におきたできごと…そのほんの一部のショックが…伝わってこうなっちまったのか?晃はひと足はやく1999年を体験しちまったんだ。1999年 地球は---」という結びの達也のモノローグと、このシーンの心理描写のコマが、とても衝撃的です。

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世紀末の終末論やノストラダムスの大予言は、つつがなく 21 世紀を迎えてからはすっかり廃れましたが、1980 ~ 90 年代では漫画などでしばしば取り上げられていたネタですね。
この頃の楠先生の絵は、こういった不気味な世界観によく合う画風でした。
コミックスは入手困難かと思いますが、文庫版などで復刻されているかもしれません。

この回答への補足

回答いただきありがとうございます。
題名を見た瞬間、「あぁ、そういえばこんな題名だったかも!」と思いました。
読んだ当時、ラストがあまりにも衝撃的だったのがかなり印象に強いので、
恐らくDPEさまが回答してくださった話で間違いないとは思います。
ただもう21年も前に発売されたコミックに載っているようですので、
古本屋を巡ってでも探してみたいと思います。

のちほど改めて、お礼いたします。 本当にありがとうございました。

補足日時:2009/07/15 10:43
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この回答へのお礼

お礼が遅くなりすみません。

回答をいただいてからすぐに古本屋を探してみたのですが、目当ての本はみつかりませんでした。
それなのでAmazonで注文し、今日、その本が配達されてきました。
さっそく読んでみたら、まさしく私が探していた話でした!
長年記憶の隅でモヤモヤしていたものが、スッキリしました。

本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/07/22 19:33

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