ナブッコ・パイプラインについてです。

このパイプラインの問題として、
アゼルバイジャン、トルクメニスタン、カザフスタンが、
石油を供給してくれないかもしれない・・・とありました。

カザフスタンは、もはや「供給しない」という方向だとも(日経)に書いてありました。

一見、「ガスが出るんだったら、売れば良さそうなものじゃないか」
と感じるのですが、これらの国々はどうして、ガス供給を渋っているのでしょうか?

それは、ロシアとの関係があるからでしょうか?
あるいは、ガスの総供給量が決まっているなど、他の理由があるのでしょうか?

どなたかご存知でしたら、教えてください。
どうぞよろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

3ヵ国のガスは引く手あまたであり、ナブッコ・パイプラインがよほど有利な条件を提示しない限り、ガスを確保できません。



もともとカザフスタン、トルクメニスタンの現在生産しているガスはロシア・ルートにより充分に輸出できており、出荷先に苦労していません。
その上、トルクメニスタンでは中国向けのガス・パイプラインの建設が始まっていたり、インド向けの話も浮上してきています。

ナブッコ・パイプラインはガスの買い取り価格において、特にロシアのガスの買い取り価格よりも有利な条件を提示しなければガスを確保できません。
しかし、トルクメニスタンやカザフスタンからカスピ海を横断するガス輸送ルートを構築するとかなりのコストがかかり、それを織り込んだ上での価格となると難しいものがあります。
カスピ海輸送においては海底パイプラインやガス輸送タンカーの話がありますが、まだ確定しておらず、どちらにしろかなりのコストがかかります。
アゼルバイジャンのシャーデニスガス田のガスはアゼルバイジャン国内と隣国のトルコ、グルジアに輸出されています。ここのガス田にはまだ生産量において余裕がありますが、これも色々な国に引く手あまたであり競争が激化しているようです。アゼルバイジャンは最も有利な取引先を見定めているという話がありますし、イタリアへの輸出が決まったという話もあります。。

もともと、ナブッコ・パイプラインはオーストリア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、トルコ、ドイツの六つの企業が集まり推し進めていました。
ドイツ以外はあまり大国とは言えない国の企業主体のプロジェクトです。そのため、ガス生産国への働きかけにおいてあまり強い影響力があるとは言えず、それどころか自国に問題があるところもあります。
ハンガリーではナブッコ・パイプラインとライバル関係にあるサウスストリーム・パイプラインへの参加と出資を政府が決定し、ナブッコ・パイプラインに参加しているハンガリーのMOL社を驚愕させ落胆させるような事までおきています。

カザフスタン、トルクメニスタン、アゼルバイジャンに対し、ナブッコ・パイプラインが他に比べ有利な条件を提示できておらず、それゆえガスの確保ができていないのが現状です。
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この回答へのお礼

ニュースを読んだ時は、競争相手がたくさんいる・・という、
よく考えてみれば市場ですし)
そういうところに目が行きませんでした。
詳しい解説によって、例えばこのチームには影響力があまり強くない・・・などといったこともわかりました。
どうもありがとうございました。助かりました!

お礼日時:2009/07/21 10:44

 まず、ロシアとEUの外交的軋轢が主因と言えます。



ナブッコパイプラインの目的はズバリ
”ロシアのエネルギー支配から脱却したい”EUが拡大EU勢力で外交展開を進めたいからです。

一方、アゼルバイジャン、トルクメニスタン、カザフスタンも資源外交したい背景が強く、安売りしたくない実情もあります。

 同時に、実はイラクのガス田も関係していまして、ナブッコパイプラインはEUの猪突猛進という部分が強い背景もありまして、政治的に巨大な利権争いになっています。

 最終的には、イラク情勢とロシア情勢次第でしょうが、キーはアゼルバイオジャン・イラクだと思います。

 この話題はNewweek社が強い話題だと思うので、参考にされるといいと思います。
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この回答へのお礼

イラクとも、関係しているんですか・・・。
どのように関係しているのは、また調べてみようと思いますが、
「安売りしたくない」という点には、気がつきませんでした・・。

どうも、ご回答ありがとうございました!

お礼日時:2009/07/21 10:41

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