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最近免許を取って「応急処置」の実習を受けました。心臓マッサージや、除細動機の使い方などです。
なぜこの様な処置が必要なのかというと、衝撃で心臓が正常な鼓動を停止してしまうからだと教わりました。それから、心臓の病気などの理由で急に止まってしまう事があると理解しています(だから、電気の力で元にもどす)。

そうなのですが、事故で脊椎等を損傷していた場合はどうなるのでしょうか。マッサージによって体が動くので、酷くなる感じがしてしまいます。最近亡くなられたレスラーの三沢さんにリング上で処置がなされている映像を見ました。しかし、彼は脊椎に損傷を負って(断裂)いてそのせいで心臓が停止してしまったのですから、彼のようなケースでは首を固定するのが先のような気がしました。

動けなくなった人に杓子定規に蘇生処置を行う事は正しいのでしょうか?脊髄(脊椎)の損傷がある人に行うとますます悪くして後遺症が酷くなる・生存率が下がるなんてことがあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

人の心臓を動かしたり、脈拍や呼吸を司る部分は、脳の脳幹という部分です。


頭蓋底部の上にあります。
その部分の延長のようになって、背骨の中を脊髄が通っています。
頚部の脱臼・骨折等で、頚部の脊髄を損傷すると呼吸が停止することがありますが、呼吸停止となると、血液中の酸素濃度が低下します。
おおむね4分間低酸素状態が継続すると、低酸素脳症となって、脳細胞は死滅する可能性があります。
その意味では、心臓マッサージや人工呼吸が大切となるのです。
脊髄の損傷は、損傷部位よりも下方向の知覚・運動麻痺を起こしますが、人命の危険性は脳の損傷がかなり高いのです。蘇生処理を先行しながら、脊椎の固定を行えるといいでしょうが、なかなか難しい問題ですね^^
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そこらへんは、結構難しい話ですよね。



心肺蘇生の時に何を考えなければならないか。つまり、優先すべきは何かですが、やはり「循環を確保すること」なんです。
簡単に言えば、心臓を動かして何とか血流を維持し、脳のダメージを最小限にする事。

交通事故での心停止では、蘇生率は非常に低いのが現状ですが、それでも一縷の望みにかけて習った通りの心肺蘇生を行うことは重要です。

首を正確に固定するのは、一般人では難しいです。
ここで、あまり方法を書くと、もしもの事があった場合に責任を取れませんので、方法は書きません。
本屋に行けば、なんらかの本が売っていると思うので、読んでみるのも良いと思いますよ。
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脊椎が折れていようがどうしようが、心臓が止まって数分以内に蘇生しなくては死亡します。



極端な話、首が折れていても心臓さえ動いていれば、希望があります。
首が固定されていても心肺蘇生が間に合わなければアウトです。
心肺蘇生が間に合ったとしても脳に重大な障害が残る可能性もありますので、心肺蘇生を最優先させます。

医学的にはもう少しいろいろな条件で対応が変わる可能性はありますが、傷害の状況を詳しく調査するよりも、1秒を争う心肺蘇生を優先させた方が、生存確率は上がるのだと思います。
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