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ある専門書の翻訳版権を研究者Aが取得して出版社Xから日本語訳を出版。 その後、原著第2版が出たが、競争相手の研究者Bに版権を取られてしまい、Bが出版社Yから第2版の翻訳を出版した。ありえる事態でしょうか?

理屈としては勿論可能とは思います。原著の海外出版元さえOKを出せば、日本における翻訳書を、研究者Aが出版社Xから出そうと、研究者Bが出版社Yから出そうと、法律的に何らの問題もおきないでしょうから・・。 また、初版訳の訳者の死後、10-20年を経て、第2版の訳が上梓されたので、新たなチームで訳して世に出そう、などという場合などでも、異なる訳者・異なる出版社、というのはあり得るかもしれません。

お尋ねしたいのは、研究者の競争・版権の取り合いの結果、初版と第2版で「異なる訳者・異なる出版社」という事態が過去に起こったケースはあるのかな、ということです。研究者同士のモラル、出版社同士のモラルを考えた場合、狭い世界でそういうことは起こり得ないのではないかと思っているのですが、過去に学術専門書で、こういう事例がもしあるのであれば、どなたかお教えいただければありがたいです。

質問は、(小説等ではなく)学術専門書に関してです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

例外的なケースだとは思いますが。



The Evolution and Extinction of the Dinosaurs の邦訳。
「恐竜の進化と絶滅」(青土社, 2001)
「恐竜学 進化と絶滅の謎」(丸善, 2006)

それぞれ初版と第2版です。
アマゾンのコメント欄などを見てもわかりますが,
初版の邦訳に問題があったのが理由ではないかと思われます。

研究者が「競争・版権の取り合い」をしたのかどうかまでは知りません。
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この回答へのお礼

具体例をありがとうございます。確かに特殊な事情なのかもしれませんが(訳がひどい)、実際にあり得ることはあり得るのですね。御教示ありがとうございます。

お礼日時:2009/07/25 23:05

おっしゃる通り、あまり例はありません。


原著者は翻訳者が変わることを嫌います。でも、翻訳の版権が移ってしまうと文句が言えません。ただ、原著者は改版を拒否する事は出来るので、後はネゴ次第かなー。
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この回答へのお礼

さっそくありがとうございます。なるほど、原著者がどうかという視点は重要ですね。勉強になりました。

お礼日時:2009/07/25 23:04

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