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あるフルブリッジ型のスイッチングDC/DCコンバータをみたところ、
 Vcc-スイッチングトランスの一次側間
 GND-スイッチングトランスの一次側間
に直列で1個ずつ安全規格セラコン(2200pF程度)が入れてありました。

これはどういった理由なのでしょうか?

図がないので分かりづらいかと思いますが、
さらに規格セラコンを使う理由など、ご存知の方いらっしゃいましたら
ご教示いただけると幸いです。

「スイッチング電源の規格セラコンにつきまし」の質問画像

A 回答 (2件)

それは普通のPWM制御ではなくて,フェーズシフト制御ですね.


普通のPWM制御なら,MOSFETのドレイン-ソース間にコンデンサを入れてONさせればサージ電流が流れて,大きなノイズを発生させます.
フェーズシフト制御の場合,デッドタイム中にトランスの漏洩インダクタンスとドレイン-ソース間のコンデンサで共振させ,ZVS(零電圧スイッチング)させれば,高効率・低ノイズになります.
この手の専用ICが出ています.
http://documentation.renesas.com/jpn/products/li …

一般のセラミック・コンデンサはサージに弱く,短絡して発火しやすいです.
そこで,高信頼度設計では直列に2個のセラコンを使うことがよくありますが,安全規格のY1クラス(強化絶縁)に適合したセラコンは内部で直列接続されています.
実際の設計ではコスト最優先ですから,多分見られたメーカでは,セラコン2個よりも安全規格セラコン1個の方が安かったんでしょう.
なお,トランスの漏洩インダクタンスとドレイン-ソース間のコンデンサで決まる共振周波数でZVSできるかどうか確認して,コンデンサ容量を決めます.
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