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石田三成が関が原の合戦の後に捉えられ、その後斬首されましたが、その前のエピソードで刑が決まっているのにもかかわらず、喉が渇いたので湯を求めるシーンがあります。

ここで疑問なのですが、なぜ「お湯」なのでしょうか。
普通は手間のかからず、すぐ出せそうな水を求めるように思います。

これは刑が9~10月で肌寒かったからでしょうか? 
それとも余裕を見せたいが為に、少し手間のかかる湯を求めたのでしょうか? 
または生水は体に悪いのでお湯を選択したのでしょうか? 

どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教授下さい。

A 回答 (6件)

「生水は体に悪いのでお湯を選択したのでしょうか?」


が正解でしょう。

当時、殺菌された水道水も、瓶に入ったミネラルウォーターも存在しません。現代のそれらのように雑菌を含まない清潔な水は「山の中の清流や湧き水」程度しかありません。

京の街中で手に入る水は
「井戸を掘って汲んだ水」
「川から汲んだ水」
などであり、清潔なものではありません。川の水には上流で流された汚水が混じっていますし、井戸水の水質も似たようなものです。

当時、細菌の存在は知られていませんが、経験則により
「生水を飲むと腹を壊すが、煮沸した湯、湯冷ましを飲むと腹を壊さない」
ことは知られておりました。
日本家屋に囲炉裏があり、鉄瓶に湯を入れて常に沸かしていたのは「いつでも湯を汲めるようにする」ためです。これは陣中でも同じだったでしょう。「生水は飲んではいけない」という認識は誰もが有しており、「陣を構えれば炉を築いて湯を沸かす」のが常識であったと思われます。

「手間のかからず、すぐ出せそうな水を求める」
キャンプでカレーを作ったりした人はご存じと思いますが、薪や炭の火で水を沸騰させるのにはかなり時間がかかります。ガスやIHで湯を沸かすのとは全く違います。
三成は「陣中で沸かしている湯を一杯頂きたい」と所望したわけです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

「生水で腹を壊さない為」という事がよく分かりました。
詳しいご説明も頂きありがとうございました。

お礼日時:2009/08/01 11:03

昔の人の食生活は今の人とだいぶ違っていました。


今はサラダなど皆体にいい、といって食べますが、生の野菜を昔の日本人は決して食べなかったといいます(食べるようになったのは戦後から)。
今では食事はカロリー計算ですが、戦前までは食べ物は陰陽道(陰陽師とういのとは少し違う)、という基準がありました。食べ物には陰性のものと陽性のものがあって(陽性は体を温めるけれども、陰性は体を冷やす)、果物や生野菜などは陰性の強いものだと思われていました。
今でも中国では野菜を加熱してより食べるようですし、やっぱり体を冷やさないようにしたんじゃないですかね。
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この回答へのお礼

食生活を考える上で、昔の人の考えがよく分かりました。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/08/01 21:10

このエピーソードもほんとうかどうか わからないものでしょう


雑兵ではありませんから 一応 礼節はあるでしょうが
お湯水にしろ 柿にしろ 大敗にもかかわらず首謀者が自決もせず  武士に有るまじき卑怯者であるということにおいて 三成の価値を大きく下げる。 家康側の創作を考えるのが普通でしょう
 

この回答への補足

回答ありがとうございます。

#1さん回答への補足にも書いたのですが、
戦国末期では「腹を壊さない為」に水よりもお湯を選ぶ習慣が
合ったのでしょうか。
これが徳川側の創作の場合でも、作者は「三成はお湯を頼んだ」と書いた所で、当時の読者にとっては違和感を憶えなかったのですよね? 
何故「水」ではなく「お湯」が当然なのか、という文化的な問題になると思います。

私が知りうる限りでは、喉の渇きを潤す為に、
お湯を飲んでいるのがこの三成のシーンしか知らないので・・・。
他にもお湯を頼んでいるシーンなどあればご教授下さい。

補足日時:2009/08/01 09:05
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山岡荘八の「徳川家康」では、関ヶ原の戦いの後、空腹でたまらない兵士たちに家康が、米を生で食べるなと命じています。


そして、三成は逃走中に米を生で食べて腹をこわすという下りがあります。
それから捕らえられたわけで、体調も良くないので、水よりお湯を選ぶのも当然と思われます。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

#1さん回答への補足にも書いたのですが、
戦国末期では「腹を壊さない為」に水よりもお湯を選ぶ習慣が
合ったのでしょうか。

私が知りうる限りでは、喉の渇きを潤す為に、
お湯を飲んでいるのがこの三成のシーンしか知らないので・・・。
他にもお湯を頼んでいるシーンなどあればご教授下さい。

補足日時:2009/08/01 09:04
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うろ覚えですが確か最後の最後まで諦めなかったためと記憶してます。


助けが来たり逃げ出せるチャンスがいつあるか分かりません。
水を飲み腹を下してしまっていては自らチャンスを逃してしまいます。

これと似たようなエピソードとして柿を勧められたが同じ理由で断ったというのを聞いたことがあります。

この回答への補足

回答ありがとうございます。

#1さん回答への補足にも書いたのですが、
戦国末期では「腹を壊さない為」に水よりもお湯を選ぶ習慣が
合ったのでしょうか。

私が知りうる限りでは、喉の渇きを潤す為に、
お湯を飲んでいるのがこの三成のシーンしか知らないので・・・。
他にもお湯を頼んでいるシーンなどあればご教授下さい。

補足日時:2009/08/01 09:02
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生水は体に悪いのでお湯を所望したのでしょう。



 湯ちょーだい、と言ったら干し柿が出てきたんで

三成は、干し柿は持病の痰(たん)の毒であると言い断った。
それを聞いた警備の兵は嘲(あざ)笑ったが、三成は、

 「大望(たいぼう)を持つ者は最後まで命を惜しむ。
   この命は豊臣家に捧げた大切な命。
     だから死の瞬間までわが身を大事にするのだ。」

と、自分の信念を堂々と述べ、少しも死を恐れることなく首をはねられたという。
豊臣家に命を捧げた、忠義の武将:石田三成を象徴するエピソードがあるくらいですから。

この回答への補足

皆々様回答ありがとうございます。

総合すると、「腹を壊さない為」となるのですが、
戦国末期では「腹を壊さない為」に水よりもお湯を選ぶ習慣が
合ったのでしょうか。

私が知りうる限りでは、喉の渇きを潤す為に、
お湯を飲んでいるのがこの三成のシーンしか知らないので・・・。
他にもお湯を頼んでいるシーンなどあればご教授下さい。

補足日時:2009/08/01 09:00
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