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テレビを見ていたら、
「人が蛇を恐れるのは、蛇を恐れる遺伝子を持った人が生き残り、持たない人が噛まれて死んだからだ。」
という趣旨の発言を聞きました。
一応専門家らしき人の発言ですが。
自然淘汰一般の説明としてはそれで理解できますが、
それ以前に、「どうやって“蛇を恐れる遺伝子”が二重らせんの上に乗ったのか?」という疑問がのこります。
私が観察する限り、小鳥などは生まれつき“地上に映る大鳥の影”などを恐れているように見えます。
ウイルス、その他が遺伝子を改変する仕組みはだいたい理解しておりますので、解説お願いします。

A 回答 (2件)

>どうやって“蛇を恐れる遺伝子”が二重らせんの上に乗ったのか?


蛇を恐れる遺伝子なんてものはありません。そんなものが一々あったら遺伝子が幾らあっても足りません。
実際にあるのは危険を避ける行動様式を決める遺伝子だけです。
確かに哺乳類は穴蔵時代に爬虫類に補食されていたので、その危険を予感させる遺伝子はあった方が生き延びる率は大きくなったでしょう。
この様な進化に有利な遺伝子が残る事を「変位圧」と呼びますが、それがどこでどの遺伝子に任される様になったのかは「未解決」の大問題です。
ただ、蛇の場合哺乳類が爬虫類と対等に戦える様な時代になった為、あまり強くは働かず「美味そうだ」と感ずる人も多いようです。
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この回答へのお礼

解説ありがとうございました。
人の顔の認識を専門に行う脳細胞群があると言う事を聞きましたので、
そうした細胞をつくる遺伝子はあるのではないかと思います。
同様に、蛇を恐れる遺伝子は無いのかも知れませんが、蛇のような形を恐れるという脳機能はあるのかも知れないなと、思いました。
Thank you.

お礼日時:2009/08/04 09:33

ご存知かと思いますが、後天的な経験・知識・条件反射などは、次世代に遺伝することはありません。



つまり、蛇を恐れる遺伝子は蛇を恐れた人間の意識から発生した訳ではありません。
すなわち、人間が普通に生きる上で、意図的に遺伝子に新たに情報を追加することは出来ないということです。


要するに、蛇を恐れる遺伝子を乗せるというよりは、何らかの偶発的な要因(あなたのおっしゃる通り、ウイルス・突然変異等でしょう)によって、蛇を恐れる遺伝子がたまたま出来上がり、それが生存に有利なため生き残った、ということでしょう。


"どうやって"と言うと、遺伝子を乗せる事が具体的な目標のように聞こえてしまいますが、ある情報が遺伝子に乗るというのは、様々な方向へ変化していった遺伝子の中の一部がたまたま後世まで伝わったということで、ただ単に1つの結果でしか無いのではないのでしょうか?
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この回答へのお礼

解説ありがとうございました。
人間の意識から発生したものではないという点が、よく理解できました。
私の経験では、小鳥は蛇のような形態の物を恐れるようなのですが、
生まれつきそうした形態に反応する能力を持っているようにも見えます。
Thank you.

お礼日時:2009/08/04 09:44

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