今現在市場が活気付いており(今調整局面ではありますが)
雇用も改善された事から
ダウも一時は恐ろしく回復し9300まであげました。
同時に為替もうなぎのぼりに登り、一ドル97.70くらいまでは上げたと思います。
本日FOMCがあり、これに対して利上げの期待感があるようなのですが、幾らインフレとはいえ、金利上昇はありえないだろうと正直思っています。
ここまでは解るのですが、ここから先がわかりません。
今現在の問題としてアメリカ国内でのインフレが進みに進んでいるため
国債を買うのをやめる?らしいと言うのですが
国債をFOMCが買うのを辞めた場合、国債を買う人がいなくなったので、国債の値段は下落?すると考えていいのでしょうか?
その場合、市場に活気がなくなり?
ダウも下がって反応?
ドルは市場にお金が回らなくなり事実上の利上げとなるため、円安ドル高で反応?
という所かイマイチ経済的に解っていません。
FOMCはつまり、国債を買うと言う手段で市場に金を流していたと言う事でしょうか?
そしてインフレなので、予定金額が終了したからこれ以上の国債を買い入れて市場を支える必要はない?
その場合ドルの評価は上がる?
うーん、今ひとつ国債買い入れについて理解できてしません。
初心者なので、すまみせんが教えてください
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
>国債をFOMCが買うのを辞めた場合、国債を買う人がいなくなったので、国債の値段は下落?すると考えていいのでしょうか?
もちろん国債の買い手であったFRBが買い取りをやめると言っているのですから,国債の価値の下落圧力にはなると思います.ただ,買い取りをしなくなったぶん市場が国債を買ってくれればそれでかまわないわけです.さらにこの買い取りの終了をアナウンスしたのはイールドカーブ(利回り曲線)のスティープ化が一時期より収まりつつあるのも原因のひとつでしょうね.
http://www.bloomberg.com/markets/rates/index.html
・じゃあ市場は米国債を買ってくれるのか?
基本米国債を支えているのはアメリカの家計のリアルマネーつまり現金です.しかしアメリカの家計はサブプライムショック以降借金の返済に追われており,とてもではありませんがアメリカ国債を支える余力はないと思われます.よって現在アメリカは外国への米国債の発行でしのいでいる状況です.
世界各国の米国債保有状況(米財務省のサイトより)
http://www.ustreas.gov/tic/mfh.txt
最新データは2009年5月のものですが,実は中国だけで米国債を買い支えている状況が浮き彫りになっています.さてこれは何を意味するのか?てか中国って米国債のお買い上げやめる宣言してなかったっけ?
まあ,中国がアメリカの財政出動のサポートしていることは事実ですね.結論としてこれからの中国の米国債保有状況がキーとなってくると思います.中国が買い支えてくれなくなったら国債の価値は下落ってことで.
あとFRBの国債買い入れ計画に関してはロイターさんが記事にしていたのでご参照ください.
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPnT …
>国債買い入れの理由
FRBが国債の買い入れをしていたのは以下の理由があるからだと思われます.
(1)デフレ阻止のため
-アメリカは長期デフレを恐れていたため市場にお金を流し続けた
(2)長期金利の上昇を防ぐため
-オバマ政権が史上最大の財政出動を行うため長期金利が上昇していった.長期金利の上昇は政府の財政にマイナス要素だし,住宅価格や企業の資金調達コストの上昇にもつながり実体経済の悪化につながる.
以上より,FOMCが国債の買い入れをやめたのは消費者物価コア指数がさげどまりデフレ脱却が見え始めたことやケースシラー指数が下げ止まったこと,そして先ほどのイールドカーブのスティープ化が収まってきたのがあると思われ.
消費者物価指数<CPI>
http://www.foreland.co.jp/market/data/usd-data06 …
この判断が正しいかはおそらく時間が経たないとわかりませんけど.アメリカ当局の正しい判断が望まれますね.
素晴らしい回答をありがとうございます。
スッキリ解りました。
うーん、短期的にはアメリカ経済がよくなると踏んで市場がインフレに対する対応により、高騰する可能性があるかもしれないという事ですね。
だからGSが105円と騒いでいたんですね。
なんとなく、言いたい事は解っているような、いないような中で、市場が浮かれまくっていたので、色々見ていたのですが実質上のアメリカ経済がそんなに回復しているのか?
ずっとアゲアゲ?
と色々不思議でした。とりあえず雇用統計がよかったのは(予想よりよいとは言え本当によいとはいえないけれども)市場的なプラス思考にはなるけれど、今利上げのメリットはなんだろう?とも思っていました。
しかし、スッキリ解りました。
逆に、政策的にイマイチな現実を見せられると、過剰に市場に悲壮感が漂う危険性もあるということですね
しかし、今回の雇用が少し改善されていたとはいえ、9.4%もある中で結構思い切った政策だなと思わずにいられません。
また国債購入なんて事にならなければいいのですが、その時には凄まじい勢いで下がるのでしょうねー・・・
No.2
- 回答日時:
ドル安になるのは基軸通貨として信用を失っているからじゃないですか?
暴落がないのは、ほら、、暴落すると本気で暴れかねないから・・・
イランも石油の決済通貨をユーロにしようとしただけで恐ろしいことになっちゃったし・・・
確かに世界通貨としての信用は落ちてきてますよね
読んでいて楽しい回答ありがとうございます。
確かに本気で暴れられると困るんですがww
今は世界通貨の基準としてユーロ>ドル>円的な流れになっているような気がします。
対円での下落は ある意味80円代的なファンド戦略でもない限り
上昇していくのかと思ってましが、あんまりにも失業率が高いので
対円、対ユーロでも落ちているんだと思っていました。
今回失業率と経済改善が見え始めた所で、FRBが国債について終止符を打つと言う事についての、市場の短期的な反応はどうなるのかなー
解らないから聞いてみよう、と思ったのですが・・・(^^;)
No.1
- 回答日時:
深読みしすぎです。
どっちにふれるか解りません。国債をかわなければインフレがすすむとか、教科書通りにはいきません。
でたとこ勝負だとおもいます。なんでこうなるの?なんてしょっちゅうです。
・でも長期スパンでは当てることはできます。
こんご予定されていることは、ドル安はすすむ。
しかし、暴落はしない。そのあたりは、外れないと思います。金利を上げた下げたは、そのときの出たとこ勝負の色彩は強い。と思います。理屈なんてあてはまりません。
そうじゃないと言い張るひともいますが、私の言っているほうがより真実に近いと思います。今後をみれば判ることですが。
回答ありがとうございます
国債をFRBが買い入れしているのは、市場にお金を流す事によって市場を活性していたたため→インフレ
という図式が出来上がっており、今現在インフレしているために2011年辺りにはアメリカの住宅ローンが破綻する可能性もあるのかと思っていましたが
国債を買わない→インフレ化なんでしょうか?
長期スパンで見てドル安になる、というのは何故でしょうか?
長期スパンで見て、私は基本的に円安化していくのかと思ってました(^^;)
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