私達は悲しいと涙をこぼします。動物もきっとこぼしますよね。

私達の祖先は三葉虫だと言われていますが、涙をこぼす機能は進化の過程のいつ頃備わったものと予想できるのでしょうか。詳しい方教えてください!!

A 回答 (2件)

先の方が説明されているのは涙を流す直接の原因、至近要因ですね。

それに対して涙を流すことが生物の生存や繁殖にどのような役割を果たしているのか、と言う説明を進化的機能(進化要因)と呼びます。

ウミガメが泣くのは塩分排出のためと言われていますね。これは進化的機能です。ウミガメが産卵するときに涙を出させるなんらかの生理的なプロセス(先の方が仰る「刺激」)があるのでしょう。そのプロセスが至近要因です。至近要因と進化的機能は別の次元の説明なので区別しないといけません。

人の涙の進化的機能は不明ですが、一番有力視されているのは表情と同様に、仲間に自分の心的状態を伝えるコミュニケーション信号として進化したという仮説です。先の方が仰るように類人猿はなきませんし、その他にもコミュニケーション信号としてなく動物はいませんから、泣くことが進化したのは間違いなく600万年以内、もしかしたら200万年から、25万年以内かも知れません。

人の場合泣くと確かにストレスが軽減されるようですが、ストレス物質が排出されるためではありません。おそらく泣く行為がコミュニケーション信号として進化した後に、泣くとストレスが解消されるという新たな機能が加わった(外適応と言います)のでしょう。
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この回答へのお礼

とても詳しいご回答、本当にありがとうございます。 コミュニケーション、人間には本当に大事な事ですよね。私は泣いているんだよ、悲しい、と相手に分かるように表現できる手段を何万年も前にわたしたちは得ることができたんですね。凄く納得しました。感情のコミュニケーションをするようになってきた時だったのでしょうね。今以上わたしたちが進化するならどんな機能が付け加えられるでしょうか。お二人とも詳しいご回答をありがとうございました!!

お礼日時:2009/08/20 11:29

こんにちは。


魚類で涙腺を持つものはほとんどいません。
爬虫類、鳥類、哺乳類など年代的には両棲類以降、涙腺の発達は動物が陸上に進出してからであり、これが「涙の起源」と考えられます。
涙には
「生理分泌」
「刺激分泌」
「情動分泌」
があります。
「生理分泌」とは眼を保護するため常に一定量が供給されるものであり、何らかの刺激によって一時的に分泌量の増えるのが「刺激分泌」です。そして、「情動分泌」といいますのは喜怒哀楽など脳における感情の発生によるものです。

爬虫類以降の高等動物、哺乳類、鳥類の脳では人間と同様の情動機能が発達しています。ですが、人間以外の動物ではこれによって感情の涙を流すことはできません。
ウミガメが産卵のときに流す涙は情動分泌ではなく、あれは苦痛による「刺激分泌」です。果たして「情動分泌」といいますのは他の動物ではまだ一例も確認されておらず、感情の涙を流す動物は我々人間だけと考えられています。従いまして、悲しみの涙を流すようになったのは少なくとも600万年前、我々の祖先が霊長類から人類に進化したあとということになります。

このように、感情の涙を流すのは我々人間だけです。そして、どうして人間が情動によって涙を流すのかは、残念ながらこれはまだ解明されていません。悲しくて泣くのはストレス物質を排出するためだという説も一時はありましたが、これは何の根拠もないデタラメです。因みに三葉虫は我々の祖先ではないですよ。
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この回答へのお礼

本当に詳しいご回答ありがとうございます。私のぜんぜん知らない事ばかりですごく勉強になり、感動してしまいました。ありがとうございます。

お礼日時:2009/08/20 11:22

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