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 まだ、来年のことなんですが・・・家族(40台半ば夫婦、高2、中1)で夏休みに登山を計画しています。
 そこでお教えください。以下のコースで、あえて言うなら比較的容易なコース(入門コースはないと思いますが・・・)はどれでしょうか?
 ちなみに、今までの登山経験は、富士山、氷ノ山の他は、里山ハイキング(上高地、清里、比叡山、大文字山等々)程度で、岩場や鎖場、ハシゴ等の登降経験などはありません。

A 白馬岳…猿倉(泊)-白馬岳-白馬山荘(泊)-鑓温泉(泊)-猿倉の3泊4日コース
B 白馬岳…栂池自然園-白馬大地山荘(泊)-白馬岳-白馬大地山荘(泊)-栂池自然園の3泊4日コース
C 奥穂高岳・・・上高地-横尾山荘(泊)-涸沢-穂高岳山荘(泊)-奥穂高岳-涸沢-明神館(泊)-上高地の3泊4日コース
D 北穂高岳・・・横尾山荘(泊)-北穂高岳-北穂高小屋(泊)-明神館(泊)の3泊4日コース
E 赤岳・・・美濃戸山荘(泊)-行者小屋-地蔵仏ー天望荘(泊)-赤岳-中岳-赤岳鉱泉-美濃戸山荘(泊)の3泊4日コース

 上記コースではEコースが一番余裕があり容易との回答を得ることになると思うのですが・・・正直なところトライしたいのは穂高か白馬なんです。この2峰で比較すると、どうなんでしょうか?(雪渓か岩場?) 
 それとも、私達の登山経験からすると、立山や白山などで経験を積んだ上でトライした方が無難なのでしょうか?

A 回答 (5件)

>赤岳登山の印象をお教えいただけないでしょうか?



こちらは美濃戸口から赤岳頂上小屋1泊で往復したのですが、
コースタイム的には穂高よりは短いかなという感じです。
(記憶は薄いのですが初心者連れで6-7時間というところだったと思います)

こらちも行者小屋くらいまではゆるやかな登りと
行者小屋から赤岳山荘までは一気に高度を上げるルートで、
途中鎖場はあるものの、レベル的には穂高よりは落ちるかな
という程度です。

楽さで言えば白馬も含めて、穂高のほうがしんどいのですが、
アルペンムード、登山の満足度で言えば、
穂高をお勧めする次第です。

何より涸沢からの眺めというのは他では代えがたい壮大さがあるからです。

初心者が1泊でいくというのならば、お勧めしませんが、
それなりの経験をされている人が3泊かけていくのなら、
是非どうぞ。という感じです。


NO2の方がかなり詳しく書かれているので割愛しますが、
穂高ルートでお勧めは可能ならば、
上高地まで一気に涸沢で1泊、翌日涸沢でゆっくりしながら穂高に登り、
奥穂高山荘1泊、最終日に一気に涸沢経由で上高地に降りるというものです。
横尾から涸沢への3時間がとれるか。というのが問題ですが。


登山での事故に関して言うと、穂高あたりで死亡遭難事故が起きているのは
鎖場やはしごでというのはほとんどなく、
「なぜこんなところで?」というようなところばかりです。
重太郎新道の下りや涸沢岳から奥穂山荘の下り、
北穂から大キレットへの下りなど、
普通に見たら、ここでは転ばないだろうというようなところばかりです。

危なそうなところ、怖いところというのは誰もが慎重に行きますが、
なにもなさそうなところというのは、案外、安直に歩いてしまう
というのが人間の心理で、涸沢から上の部分というのは、
そういう意味では全行程が危険なエリアといえます。
人間1Mの高さから岩場にそのまま落ちれば死にますから。

そういう意味では、疲れがでてきて、なおかつスピードのコントロールが
効きにくい下りが最も危険といえます。
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 長野県警の山岳統計を見ると、穂高で事故が多いのは前穂からの重太郎新道の下り、穂高岳山荘から涸沢へのザイテングラードの下り、北穂高岳から涸沢への下り、の3つの下りが事故が多いです。


 まあつまり、穂高に登るとどのルートを取っても下りは事故多発地帯を通ることになるわけです。

 特にザイテンの下りは、去年は4件も事故が起きていて、そのうち実に2件が死亡事故です。

 涸沢岳~穂高岳山荘の下りや北穂から大キレットへの下りは、これはいかにも「ヤバそうな」ところなので、みなされなりに集中して通るためでしょう、特に事故多発地帯というわけではありません(その代わり数少ない事故はいずれも死亡事故ですが)。

 ま、鎖場や岩場はそもそも登りより下りの方が数倍難しいのです。
 剱や穂高では鎖場などの"いかにもヤバそうな場所"でも事故は起きています。剱でもカニの横バイという、誰もが最もヤバイ場所と認めるところで年に1~2件は事故が起きますから(もちろん落ちれば助からない場所ですから・・・)。
 ザイテンの下りの死亡事故も、「掴んでいた岩が抜けて・・」という記述があります。ザイテンで"手を使って下りる場所"って、あの鎖場近辺以外にはないよなぁ・・・
 ともあれ、"ヤバイ場所"というのは、「ヤバイからヤバイ」という単純な真理を心に刻みつけて歩くことが必要です。

 特に"普通の登山での下り"というのは、単に脚力が足りずにバランスを維持できなくて、というような事故が多いですから、結果としては「普通、こんなところで転ぶか・・・?」という場所が事故現場、というパターンは非常に多いです。その代わり死亡事故は滅多にありませんが。
 ですが、穂高や剱などの岩稜の山では、「ここで転んだら助からないだろうよ・・・」という場所で転んでしまった人が亡くなっているわけで、そういう意味で「意外な場所が死亡事故現場」ということはあり得ません。誰でも「ここで転んだらヤバイよ・・・」と思うところばかりです。
 実際に転ぶか転ばないかは、街の舗装路を歩いている時でも転ぶ時は転ぶわけですから、「ボケッとして歩いていると必ず転ぶぞ」と心に銘じて行動しなければならないわけです。
 特に岩稜の下りは登りより技術的に難しいだけ、慎重に行動する必要があるわけです。
 まあ、「集中して歩く」ということは前の回答で書いたことの繰り返しになりますね。

 という意味で、先の回答で穂高岳山荘の宿泊ではなく、涸沢での連泊をお薦めしたのは、穂高岳山荘で宿泊すると午前中の速い時間帯にザイテンを下ることになりますから、すれ違いが非常に多くなるからです。
 もちろん涸沢から奥穂高岳往復をしても、午後にザイテンを下りてくる時間帯には穂高岳山荘を目指して登る人とすれ違わなければならないのですが、穂高岳山荘と涸沢の宿泊者数のキャパを考慮すれば、午前中にザイテンを下りるのは初心者の家族連れにはあまりお薦めしたくありません。

 鎖場や足場の不安定な狭い道でのすれ違いはかなり神経を遣います。
 自分が下りだとさらに神経を遣います。さらに家族連れなら奥さんや子供達の分まで"安定した足場"を確保してやらなければならないので、さらにさらに神経を遣います。
 また、すれ違いで時間を食うのでコースタイムで行動することも難しいでしょうし、そのまま涸沢~上高地に一気に下山するためにはかなり飛ばさなければなりません。
 ここは素直に涸沢連泊がベストではないでしょうかね。涸沢ヒュッテはとても居心地が良さそうな小屋で、私も一度泊まってみたい小屋です。

 今回も脅かすようなことばかり書いた気がしますが、なにぶん最も危ないのは、「穂高なんて怖い山じゃない」という気になってしまった半端なベテランです。きちんと準備をして、真剣に集中して行動していれば(当然どんなに経験を積んでもそうすべきです)、滅多なことはありませんから、気をつけて穂高を楽しんで頂けたら、と思います。
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 No.2のJagar39です。



 A~Eのコースで登山口から山頂までの標高差が最も大きいのは奥穂高岳です。上高地が約1,500mで奥穂高岳が約3,200mとして標高差は1,700mほどです。上高地~涸沢~奥穂高岳間には"下り"がほとんどないので、累積標高差もほぼ1,700mということになりますね。
 北穂高岳は山頂が奥穂より100m弱低いだけで他の条件は同じ。

 白馬の大雪渓コースは猿倉が約1,200mで白馬岳頂上が2,900mなので、標高差は同じく1,700mです。栂池コースは栂池が約1,800mなので標高差は1,100mほどとなります。

 赤岳は美濃戸口が約1,800m、赤岳が約2,900mで、標高差は約1,100mということになります。

 まあ登山の厳しさは標高差だけで決まるわけではないので、一概に赤岳と栂池コースが楽で大雪渓と穂高が辛い、となるわけではありませんが、この中では穂高がかなり"きつい"部類に入るのは間違いありません。

 というのは、ご質問の計画では初日が横尾泊になっていますが、上高地から10kmの道程を歩いてきても、横尾の標高は1,600mに過ぎません。
 翌日の穂高岳山荘がほぼ3,000mの標高なので、1日で1,400m上がることになるわけです。
 1日の標高差が最大なのは猿倉~白馬岳の約1,700mですが、水平距離は穂高の方が圧倒的に短いので、平均斜度は比べものにならないくらい穂高の方が急、ということになります。

 それに比べ、美濃戸口~赤岳展望荘は標高差で900mほどしかなく、水平距離もそこそこあるので平均斜度としてはたいしたことはありません。

 まあ少なくとも、「穂高が一番楽」ということはないですよ。
 登山の"力"というのは、脚力だけではありません。馴れない岩稜を歩けば緊張感で消耗が激しくなりますし、3泊4日もの行程となれば"連日歩く"持久力も問われます。ひいては山小屋で多少不愉快な環境でも平気で眠れるかどうかまで影響してきます。
 そういう総合的なものまで加味すれば、ご質問で挙げたルートでは穂高が体力的にもハードで難易度も高い方なのは間違いないでしょう。

 急傾斜の登りは、短時間に高度を稼げるので私は嫌いではありません。体力的にも一番辛いのはダラダラとした中途半端な斜度の"アップダウン"が続くことなので、一気呵成の登りはペースさえ作ることができれば体力的にも有利です。

 ただ、C&D案の横尾~穂高岳山荘or北穂高小屋というのは、1日に1,400mも標高を上げるうえに、3,000m付近または以上の高度まで一気に到達してしまうため、高度障害が出る可能性はあります。
 高度障害が出やすい人(高山病になりやすい人)は体力の有無とは関係ないので、ある程度の場数を踏まないと自分や家族が出やすい体質なのかどうかは判りません。例えば私の妻は非常に高度障害が出やすいので(涸沢で既に顔が浮腫む)、私が家族で登山する時は決して横尾から一気に穂高岳山荘、という行程は組みません。妻が七転八倒の目に遭うのは火を見るより明らかですから。
 ま、高度障害ばかりは、涸沢で1泊すればokというものでもないし、人によって違いますし同じ人でも体調などによっても違いますから、いくつか場数を踏まないと判りません。

 もうひとつ、C&D案の"問題点"に気づいたのですが、この案だと頂上からの下山時に遭遇する「すれ違い」が多いだろう、ということです。
 数では涸沢泊~穂高登山というスケジュールの人が圧倒的に多いですから、ちょうど質問者さんが下山する頃に「涸沢から昇ってくる人達」に大量に出会うことになります。
 穂高岳山荘~奥穂高岳、ザイテングラードとも、けっこう神経を遣うカ所は多いですから、そこを下りの際に大量のすれ違いをするのは、私はちょっと嫌ですね。

 素直に上高地~涸沢(泊)~奥穂高岳往復~涸沢(泊)という行程の方が無難だと思います。高度障害のリスクも、すれ違いのリスクもC&D案よりかなり軽いですから。
 初日を徳沢あたりで泊まれば無理のない3泊日程が組めそうですよね。
 初日に頑張って涸沢まで登ることができれば、奥穂も北穂も登れる計画が組めそうですし。
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 登山歴30年です。

穂高は冬しか登ったことがなくて、今年の夏に初めて涸沢テント泊~奥穂高を登ってきたばかりです(40代半ばの私たち夫婦と中3、小5の息子という質問者さんと似た構成のパーティーで)。ご質問のコースではDとEは未踏です。

 よく調べられているようで、どのコースも無理がない設定になっているのですが、山自体の魅力も併せて考えるとお勧めはやはりCの奥穂高ということになるのでしょう。
 ただ、涸沢での宿泊がないのはもったいないです。3日目を涸沢泊にして4日目に上高地まで下山、というのがお勧めです。山小屋も非常に快適そうですし、穂高岳山荘~奥穂高岳~涸沢という行程だと健脚者だと午前中に行動を終了できるコースです。ゆっくり行動しても午後早々には涸沢に到着できるでしょう。あとは山を眺めながらのんびりビールでも、というのが良いですね。

 岩場、というより鎖場はこのコースだとザイテングラード(涸沢から穂高岳山荘への登路)と穂高岳山荘から奥穂高岳への稜線に1箇所ずつあります。
 どちらも普通の人でしたら問題なく通過できる程度の難易度です。
 とはいうものの、鎖場は本質的に「足場が悪い場所」や「滑落しやすく、かつ重大な結果になりやすい場所」に付けられるものですから、決して気を抜かないことが大事です。

 鎖場で注意すべきことが何点かあります。
 1つめは"子供のリーチ"です。小学校高学年あるいは中学生くらいまでは手足が伸びきってない子の方が多いのですが、大人だとなんでもない場所が子供にとっては激難になることがあります。
 それと鎖場、また子供に限らないのですが、怖がって足がすくむのはまだ良いのですが、けっこう危険な場所を平気な顔をして歩く人の方が注意が必要です。特に子供は目が離せません。

 今年奥穂に登ったとき、奥穂からの下りで次男(小5)が見事な前方宙返りを演じました。特に危険な場所ではなかったので頭から着地して特大のたんこぶをつくっただけで済んだのですが、ちょっと違う場所だとそれで"さようなら"になってしまう場所がごろごろあります。というより、ザイテングラードに取り付いてから上は、半分以上がそういう場所だと認識すべきです。
 そういう意味では特に子供は怖いモノ知らずなので目が離せません。
 事前に、歩きながら言い聞かせたり注意を払うことはとうぜん必要です。リーダーたるお父さんがしっかり気を配ってあげて下さい。

 ま、穂高のような山でなくても、"ここで転んだら助からないなぁ"という場所は、山にはいくらでもありますから(穂高はそういう場所が他より少々多いだけ、という考え方もできる)、そういう場所を避けていては登る山なんてなくなってしまうのですがね。
 通過そのものが難しい、という場所はないので(なんたって一般ルートですから)、きちんと集中しさえすれば問題ないので、そこだけ気をつけて下さい。

 もうひとつ注意すべきなのは雷です。これは穂高に限らず森林限界を超えた稜線で雷に捕まると、ロシアンルーレットをしているも同然の状況に陥るので(被雷するかしないかは運のみ)、とにもかくにも雷が来たときには既に安全地帯(山小屋の中)にいる、というのが鉄則です。
 普通の熱雷でしたら出るのは午後、と相場は決まっているので(でも午後遅くに出たり早い時間帯に出たりと意表を突かれることはある)、午後早々には行動終了できる行程を組むのが基本です(ご質問の案はどれも問題ないと思います)。
 ですが界雷(前線通過に伴う雷)は、熱雷のようなパターン(午後に発生して30分からせいぜい1時間で消える)が通用しません。朝からガンガン落ちることもあれば、1日中居座られることもあります。
 このような雷に稜線上で捕まると絶体絶命のピンチに陥りますので(特に奥穂の稜線で雷なんて想像しただけで寿命が縮まる気がする)、各山小屋で入手できる気象情報には十分注意して下さい。疑問があれば山小屋のスタッフに聞くのが一番です。

 それと穂高の鎖場は登りと下りが同ルートになっているのがほとんどです。
 特にこのルート設定だと、下りの時にひっきりなしに登りの登山者とのすれ違いをやらなくてはなりません。鎖場でのすれ違いはけっこう神経を使います(子連れとなればなおさら)。まあ仕方ありませんが。
 鎖場では一般に言われる「登り優先」は通用しません。基本的には不安定な足場にいる者が優先です。とはいうものの、相手がある話なので譲り合いの精神で対処するしかないのですが、こちらのパーティー構成(4人家族で子供含む)は常に頭に入れておいてください。
 自分1人の場合、足や技術が揃ったパーティー、初心者を含むパーティー、子供を含むパーティー、すれ違いの際にはそれぞれ異なる選択をすべきです。

 白馬の雪渓の話ですが、この数年間で2回ほど「大崩壊」による落石事故が起きています。幸い、登山者が少ない時期or時間帯に起きているので、巻き込まれた人はどちらも少ないですが。
 穂高でも落石には注意しなければならないのですが、穂高の場合は落石のほとんどが登山者による人為落石なのに対し、雪渓上の落石は自然落石がほとんどです。特に白馬の大崩壊のような事例だと、落石を発見した時点では手遅れなので、ほとんど運だけのようなものです。
 そんな極端な例でなくても、雪渓上は基本的に落石が多い場所、というのはどこの雪渓でも同じです。単発で落ちてくる落石は上を見ていれば避けることも容易なので、それほど恐れる必要はありません。
 また、白馬の雪渓は傾斜も強くなく、転んでもそのまま滑落してしまうような場所もほとんどないので、難易度は決して高くありません。つい最近まで初心者向きコースの筆頭に挙げられていたくらいですから。

 白馬では雪渓より鑓温泉の手前(上部)の方が事故が多いです。毎年必ず死亡事故が起きるのがこのあたりですね。
 ここも別になんてことない場所なのですがね・・・穂高の稜線と同じく、「ちゃんと集中して歩いていれば問題ない」場所です。
 穂高の重太郎新道(前穂から岳沢への下り)でも、よく死亡事故が起きます。今年の夏、私たちが奥穂高に登っていた日にもここで若い女性が滑落死しています。ここもやはりそういう場所です。
 穂高岳山荘から奥穂に上る稜線の鎖場のような、見るからにいかにも"ヤバイ場所"では、みんな緊張して集中して通過するので意外に事故は起きないのですが、「一見何でもない場所」で事故が多発する傾向があります。剱岳だとカニの縦バイや横バイでは意外に事故が少ないのに、前剱手前の大岩などという、一見何でもなさそうな場所で事故が頻発するのも同じです。立山の雄山神社ですら、数年前に転落死亡事故がありましたから。

 一見何でもなさそう、とはいっても、「ここで転んだらヤバイ」というのは、普通の判断力を持った人間なら容易に認識することができます。
 "いかにもヤバそうな場所"を通過した後とか、下りでもう少しで目的地に着く頃とか、大事な現状認識を欠いたときに重大な事故を起こしてしまうので、リーダーたるお父さんは自分だけでなく家族の分まで集中して注意を促してあげて下さい。

 脅かすようなことばかり書いたような気がしますが、まあ穂高を「怖くない山」という気にはなれません。
 でも、程度や質の違いはあるものの、山には危険が付きものですし、それに対してきちんと注意を払うことは必要です。それさえ気をつければ、よほど運が悪くない限り楽しい登山ができるわけですし、それでこそ充実感も得られるわけですから、やはり穂高はお勧めですね。

 ちなみに私は立山~剱がメインフィールドなので(学生時代は夏はほとんど剱で暮らしていたようなものでした)、立山は強力にプッシュしたいところですが。私個人的には涸沢より雷鳥沢の方が好きなんですけどね。テント生活をするのにこれ以上の場所はない、と独断ですが思っています。(隣に山小屋もあるので山小屋生活でも可)
 でも、涸沢の小屋は一度泊まってみたいと思いました。トイレと水場がキャンプ場と共同なのですが、これ以上はない、と思うほど快適なトイレでした・・・
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この回答へのお礼

御礼が遅くなり申し訳ございません。
大ベテランの方のお話として大変参考になりました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/08/22 10:27

A-E全コースは登ったことがあります。


富士山に登れる脚力があれば、全コースとも体力的には問題はありません。

比較的楽なのはCコースでしょう。

高所恐怖症の人がいない限りは大丈夫です。
Cコースは1泊で抜けたこともありますし、だいたい2泊程度で
行くことが多いので、3泊取ればかなり余裕をもって臨めると思います。

上高地-横尾 は林道歩きの3時間
横尾-涸沢 は林の中の登山道で3時間
涸沢-穂高岳山荘が 岩場の稜線を登る2時間 
というところです。

歩くのは嫌いだという初心者の嫁を涸沢(泊)-奥穂(泊)-前穂-岳沢
の3日間で連れて行きましたが普通に歩いていました。
冬の北八ハイキングや前年に表銀座程度の経験です。

関西にも六甲山のようにちょっとした高度感のある
登山ができる場所はありますので、今から秋冬の日帰り山行を
続けられれば特段問題はないと思います。

穂高で怖いのは岩場で足がすくんで動けなくなる人を連れて行くことだけですから。

白馬の大雪渓はこのところ落石事故が頻発していますので、
あまりお勧めしません。(昔は初心者向きと言われていたのですが)

北穂は奥穂で自信をつけたらどうぞ。
こちらのほうが傾斜がきつく、岩場もきついです。
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この回答へのお礼

御礼が遅くなり申し訳ございませんでした。
もう一度質問させてください。
narara2008様は、5コースとも経験済みとのことですが、赤岳登山の印象をお教えいただけないでしょうか?地蔵尾根の登りと天望荘から赤岳への登りは、急勾配で厳しいとの記載がガイドブック等でも見受けられますが・・・ジ実際はどうなんでしょうか?また、奥穂高が5コース中比較的楽とのお話ですが、赤岳のほうが難度が高いということでしょうか?

お礼日時:2009/08/22 10:39

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