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大動脈乖離(かいり)のためCTスキャンを3ヶ月の間に約10回受けてしまいました。人工動脈の交換手術を受け今のところ異常はありません。放射線の病の症状もないようです。が退院後半年たった来月にはさらにCTを1回予定しています。受けてよいものでしょうか。大病ですからやむおえないのでしょうが出来たらCTスキャンは避けたいのです。せめて1年後以降に延期を希望致したいのです。

A 回答 (2件)

診療放射線技師です。



他の回答者さんが紹介されているHPでは、
いわゆる職業被曝と医療被曝とを混同しているようです。
50mSv/年、正確には「100mSv/5年・ただし50mSv/年」というのが、
放射線業務従事者の実効線量限度となっています。
また、この線量を超えたからといって、
直ちに身体に影響がある訳ではありません。

医療被曝については「限度」というものはありません。
ただし、当然無制限に被曝して良い訳ではなく、
「正当化・最適化」の判断のもと、用いられるものです。
つまり、被曝によって受ける利益が不利益より大であるという判断のもと、
必要最小限の被曝を受けるという考え方です。

もし医療被曝に限度があったなら、
放射線治療など受けられなくなってしまいますよね?

今回の場合、検査(被曝)によって受けるリスクと、
検査をしなかった場合に考えられるリスクとを比較し、
「検査をしましょう」となった訳です。

放射線の人体への影響については、あまりに膨大なので割愛しますが、
「確率的影響」「確定的影響」「しきい値」などをキーワードに調べ、
一度整理しておいた方が良いのでは?

なお、質問者さんが挙げられた資料(?)ですが、
無作為の集団に対する障害リスクの話と、
質問者さんご自身のリスクとは別個の話です。
また「遺伝に対する障害が1万分の1の確率で発生するレベルです。」というのは、
例えば「日本人の発癌の自然発生率25%を、25.0001%にする」、
というレベルの話です。
一般には、50~200nGy以下の被曝では、発癌や白血病について、
統計学上有意な増加は認められていない、とされています。

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S23/S23F03601000 …
↑医療法施行規則第三十条の二十七をご覧下さい。冒頭に、
「放射線診療従事者等に係る実効線量限度は、次のとおりとする。」
とある通り、これは医療被曝を制限する条項ではありません。
こういった条文がもっともらしく持ち出され、
誤った情報が氾濫することもありますので、注意が必要です。
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この回答へのお礼

ご親切に大変詳しい説明をありがとうございました。良くわかりました。

手術前には特にCTスキャンの回数については聞いていませんでした。

手術を希望する前にもっと慎重にしていたら良かったと思います。

お礼日時:2009/08/21 18:11

持病のために毎年1~2回はCT検査を受けています。


確かに受けないで済む検査なら受けない方が良いのはわかります。

でも、放射線の被曝総量は来年に延ばしても顕著に減少すると言うわけではないですよね?
可能なら最新式の被爆量が少ないタイプの機器で受けたいと思います。
(かかりつけの大学病院内には複数台のCTがあるので、検査回数が多くなるからでしょうか?主治医は新しい方の機械を指定して下さいます。)
せいぜいその程度で妥協しないと、人工動脈の不具合の方が恐くないですか?

放射線耐性には個人差もあるようなので、どこまでなら安全と言い切れない部分はありますが、一応医療用CTで年間42回までは安全量だと記載してあるサイトがありましたので、紹介しておきます。
http://www.healthcare-clinic.info/clinic/album.h …

参考URL:http://www.healthcare-clinic.info/clinic/album.h …
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この回答へのお礼

ご回答有り難うございます。大変安心できる資料でうれしいです。しかし、ずっときびしい資料もあります。

http://blog.goo.ne.jp/secondopinion/e/a9a204b8cc …

私の場合、胸部、腹部がCTの対象なので上記のサイトによるとあわせて30mSvの被爆となり、安全とされる年間50mSvをたった1回のCTスキャンで使い切ってしまうことになってしまいます。

人工動脈の不具合も恐いしもうちょっと検討してみたいのです。

お礼日時:2009/08/20 10:16

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