No.9ベストアンサー
- 回答日時:
回答への感想、あるいはご意見、ありがとうございます。
‘性格’というものは、‘自己同一性’と言えるものの‘ひとつ’といえるのではないかと考えて、さらにこの‘性格’にこだわってみます。
never-nessさんはご返事に、‘同一性を保ちながら変化する’‘様々な体験を通じて変化しているもの’と表現しています。
この‘変化する’を‘行動に現れたもの’と受け止めましたが。
ここで敢えてこだわった‘性格’を通して考えてみると。
人は自分の性格の良し悪しを自己判断し、一般的には、良い面は伸ばそうとし、悪い面は直そうとします。
そして悪い面で言えば、努力の結果改善されたとします。
でもそれは、表に現わすこと(行動)が出来るようになったということであって、‘性格’が変わったわけではないと思うのです。
‘性格’は影響は受けても変化しないのではないでしょうか。
それから、こだわった‘性格’から離れて。
大状況が個人に与える影響、これは事柄によって、直接的にも間接的にも影響を与えるものであると思います。
そして、間接的な事柄でも、それに積極的にかかわるならば、直接的となるでしょう。
でも、影響を受けて変化してしまうのを‘自己同一性’と言ってしまっていいのでしょうか。
また‘敢えて「答える」としたら、で結構です’ということでしたので考えを述べてみましたが、‘質問’にもう一工夫してほしかったです。
例えば、「大状況はあなたの自己同一性にどのような影響を与えますか」というように。‘規定’はどうもしっくりしません。
いろいろと述べましたが、この回答が完璧などとは毛頭思っていません。
ご意見を伺ってさらに考えを深めたいのです。
よろしくお願いいたします。(立場が逆転してしまいましたね)
この回答への補足
性格のWikipediaを貼っておきます
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E6%A0%BC
そこに:
感情面の個性は気質 (temperament) という先天的傾向に基づくといい、気質から作られる行動や意欲の傾向が性格とよばれる。性格とよく似た言葉に人格があるが、人格には社会的もしくは論理的な内容が含まれており、性格より範囲が広い。
とあり、「器質」「性格」「人格」というタームへの個々の理解度に応じて話しの「噛み合い度」も左右されるでしょう。
この質問で私が使用した性格は「気質から作られる行動や意欲の傾向が性格とよばれる」という使用法よりもやや「人格」の意味合いがあったようです。その点質問者さんに不必要な「曖昧さ」を与えてしまったかと反省しています。
>影響を受けて変化してしまうのを‘自己同一性’と言ってしまっていいのでしょうか。
おそらく「ひっかかり」はここなのでしょうね。
同じく「自己同一性」:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%87%AA%E5%B7%B1% …
ここで「自分に自信がなく、ひとりでは自己のアイデンティティを確立できない者は、自分の所属する集団(民族や性別など)を通じてアイデンティティを確立していくことになる」とあります。
この点、すなわち「確立していくことになる」を捉えて「同一性を保ちながら変化する(確立へ向かう)」と質問者は表現しました。
>影響を受けて変化してしまうのを‘自己同一性’と言ってしまっていいのでしょうか。
影響を受けても「自己」が「自己である」という認識作業を続ける限り、つまり「ほかならぬ認識作業を行うのが自己である」ことが意識されれば「同一性」は保たれるものと思います。
8月一杯まで閉じません。この補足へのご感想があれば何なりと。
再びの回答をありがとうございます。
>よろしくお願いいたします。(立場が逆転してしまいましたね)
もうそろそろ〆切ろうと思っていたのに(^_^;)
ちょっと待っていただけます?補足で拙いお返事をいたします(できればいいなァ)。
あと、
>どのような影響を与えますか
と受け止められた回答でも質問主旨と合致していますよ。
No.17
- 回答日時:
興味深い問いと回答に、自分も少し参加してみたくなりました。
大状況とは何か、自己同一性とは何かという話を本当は整理をして、何を本当に問いたいのか、少し知りたいなという印象はありますが、「敢えて答える」ということですよね。それぞれの方の回答の中に、その方々の、「状況」(世界といっても環境とも他者ともいえるかもですね)との「関わり方」が見えるようで面白かったです。質問者の方は、身近な小さな状況「小状況」にいかに影響を受けておられるでしょうか。もちろん「大状況」にも。
時に人は、行ったこともない国の人の苦しみを知り、そのために自分が幸せでいてはいけないと、死に至ることもあります。はるか昔の出来事から生まれた自分を取り巻く歴史などのために、実際の「小状況」が影響を受け、現在をしがらみなく生きることができないこともあります。そして、逆に、大状況などとはまったく無縁であるかのように、小さな自分の関わりの世界に安住して、目を大きなものに向けない生き方もします。それが「善い」「悪い」とは一概には言い難い。何が「小状況」の中に選ばれるか、これは、ある意味偶然であったりしますよね。知らなければ、影響を受けない。もしくは、関心をひかなければ、それまで。だから、大状況の影響はないという人の感覚も素直にあるよなと感じます。ただ、実際には、地球自体がもっと大きな宇宙のバランスによって維持され、影響も受けているように、人間が大状況と無縁であるわけではないでしょう。要はそれを感じながら生きる度合いが、人によって違うということです。ある歴史状況では、国と自分と一体という国家規模の自己同一性を持つ人が増え、ある状況では減ってしまうということではないかと思います。大きな状況を引き受ければ、苦労も小さな生き方では起こらないものと出会う。しかし、それだけ、大きなものを生きる喜びや、歓喜があるのかもしれません。
おそらく私たちは、身近な「小状況」というものからはまったく影響を受けないということは不可能だと思います。だからその影響力は自然に感じているはずではないでしょうか。なぜなら、それは常に目の前に実際にあり、「実感」を嫌でももつからですよね。目を閉ざしたくても、そこにある。学校も、家族も、知り合いも、自分が生きて関わってきた歴史も。記憶から消すことはできないようになっているし、そうした誰かや何かとの関わりの積み重ねの中にこそ、「自己同一性」という感覚があるともいえますよね。要は、その中に、大きな何物かを入れた人生となるか、どうか。大きなものと同一化すれば、それだけ大きなものを背負う人生になるわけだと思います。
長くなりすみません。自分なりの答えです。参考になれば幸いです。
回答を寄せていただいてありがとうございます。
>質問者の方は、身近な小さな状況「小状況」にいかに影響を受けておられるでしょうか。もちろん「大状況」にも。
「小状況」は目に見え手に触れることのできる「世界」ですね。自分に直接関わる人間関係や社会的関係があります。
「大状況」は群生している人間が社会を形成し世界の中で活動している、そのことですね。一見「大状況」はマスコミである新聞やテレビが一種のフィルターを通して私たちに出来事を伝えてきます。例えば遠い国で戦争が起こっているとかを。
要は「大状況」を認識するかは優れて想像力の問題だと思っています。眼に見えない物を認識するのは想像力の働きです。もっとも想像力とはバシュラール風にいえば現実をゆがめて見せる働きのことですから、各自によって世界像が違うように「大状況」への認識もそのありようは様々でしょう。しかし、一方で「常識」という言葉がありますから平均的な想像力を備えていれば一定の世界認識を共有できるものと考えます。そこで今回の質問になりました。
「大状況」といった時点でそれぞれの想像力と密接にかかわる質問となりました。つまり回答者さんたちは自分の「想像力」をどう機能させているかという問いを孕んでいると思っています。
>大きなものと同一化すれば、それだけ大きなものを背負う人生になるわけだと思います。
この回答をいただけた時点で質問は満たされたと思います。
No.16
- 回答日時:
>では、「世界は…」といったときの「世界」は回答者さんにとっては「どのようなもの」なのでしょうか?
世界は、自己が作っているものです。
自己を除けば、いわゆる世界に共通する世界など、どこにも存在していません。世界は、人間種が捉える森羅万象ですら異常なまでに個性的なのであって、個人固有の存在です。
回答をありがとうございます。
>世界は、自己が作っているものです。
>自己を除けば、いわゆる世界に共通する世界など、どこにも存在していません。
ではAさんのいる世界とBさんのいる世界は別物だということですね。
これはなかなか深い問題です。そのうちあらためて質問を上げたいと思います。
No.15
- 回答日時:
補足、拝見いたしました。
私の頭では‘回答’するレベルにないことが分かりましたので‘自己同一性’について一個人として、考えていきたいと思います。
青年期特有の‘問題’なんでしょうか。ちょっと疑問も。
参考のURLもみました。
出た画面の別の項目も覗いてみたら、終着駅が‘般若心経の世界’のようなのもあり、私にはそれも面白かったですが‘私の思索レベル’では難しかったです。
勉強を続けます。ありがとうございました。
回答ありがとうございます。
>‘自己同一性’について一個人として、考えていきたいと思います。
「自分」は「謎」がいっぱいですから迷われないように。
>青年期特有の‘問題’なんでしょうか。ちょっと疑問も。
青年期によく「アイデンティティー・クライシス」が起こるということですね。「特有の問題」ではないと思います。
また、よろしくお願いします。
No.14
- 回答日時:
話を敷衍する前に、確認したいことがあります。
>概ねそういう読みで結構だと思います。
ということは、
◇直面している状況が全てである
◇状況が、自分が何者で在るかを決めるのではなく、直面した事態にどのように反応、対応するかが、自分が何者であるかを決める
◇その反対の、状況が自分が何者で在るかを、示してもいる。
当初の質問の、「直面していない状況が、どのように自分を規定するか」とは、全く違いますが、一応ここまでは同意してもらえたということで、よろしいでしょうか?
再びの回答をありがとうございます。
>当初の質問の、「直面していない状況が、どのように自分を規定するか」とは、全く違います
ん?と思ってよく読むと
>直面している出来事が、全てではないだろうか?
を読み誤っていました。スミマセン。「直面している出来事が、全て」とは考えていません。
目の前の出来事はもちろん社会集団や世界の中で起きる出来事も当然自分を規定する必須の要素になるというスタンスです。しかし、
>状況が自分が何者で在るかを、示してもいる。
という内容も弁証法でいう「対立物の相互浸透」に似て分かる部分がありますね。
「自分は他者によって決められる」
これは最近出たある評論家の著作集の宣伝文句でしたね。
No.13
- 回答日時:
訂正:
しかし、その反対の、状況が自分が何者で在るかを決める、というのも「半分は」あっている。
⇒しかし、その反対の、状況が自分が何者で在るかを、示してもいる。
No.12
- 回答日時:
満足できないかもしれないが、直面している出来事が、全てではないだろうか?
そして、状況が、自分が何者で在るかを決めるのではなく、直面した事態にどのように反応、対応するかが、自分が何者であるかを決めるのだと。
しかし、その反対の、状況が自分が何者で在るかを決める、というのも「半分は」あっている。
なるほど、起こった出来事が、今の自分の状態を顕していると。
そういうことが、言いたかったのですか?
回答をありがとうございます。
>そういうことが、言いたかったのですか?
概ねそういう読みで結構だと思います。
>起こった出来事が、今の自分の状態を顕している
これは敷衍していただかないとにわかには感想をお伝えできかねます。
No.11
- 回答日時:
二回目の回答となりますが、自己同一性と云う言葉から想定して見て下さい。
自己が二つ在ってその二つが一つになると云う意味があります。その一つ目とは自我意識の事です。自我意識が何かすっきりしない感じが自己同一性からずれているという事になります。或いは自我意識(心)が不安になっている、或いは分からない者からの脅しを受けている圧迫感、或いは罪悪感に苛まれる感じ、或いは、恐怖感を与えられている感じと云う事です。云い方を替えたなら心が何かに?束縛を受けている感じと云う事になります。或いは今まで感じなかった事にも全てが疑問に思えてしまう感じと云う事かと思います。
子供の時には考えられなかった感覚の事です。是は脳の機能が発達した事によります。いろいろな事を学んで、いろいろな考え方を学んできた事によります。分別が付いたという事です。分別心で考えるという癖が
付いた事によります。この分別心で生きてゆこうとする時に人間には悩みが始まります。人間苦の始まりと云う事になります。
この事が聖書によるところの「知恵のリンゴを食べて天国から追放された。」と云う意味になります。天国から追放されたという意味は、分別が付いてきて考える事が出来るようになったという意味になります。この事が人間には苦しみを与えると云う意味があります。何故ならば生きるための目的探しや、自分の事をもう一度考える機会を作ってしまう事になるからです。
自分は(人間は)何処から来て何処へ行くのか?或いは人生とは何ぞや?と云う疑問を抱かせてしまう事になるからです。
子供は生きる目的も、自分は何者か・と云う事自体も考える事をしません。パパとママの子、是だけで納得できるからです。楽しく遊んでいます、「我」を忘れて遊んでいます。遊ぶ事にも何をする事にも大人の考える様な目的意識はありません。
この事が大人と子供の違いになっています。如何してかと云いますと、脳がまだ発達をしていないからです。自我意識は分別脳です。論理的に知的に考える性質があります。これに引き替え人間には動物としての、或いは生物としての、或いは命の働きとしての脳が在ります。この脳にも人格が在ります。この人格が意識しにくいことから人間の悲劇が始まっているとも云えます。
この人格を仏教では仏性と呼んでいます。キリスト教では神と云う名を付けています。聖典や経典と云うものは全てがこの事に触れようとしています。仏教では「悟り」と云う事で苦楽の無い世界を提供しています。キリスト教では、「神と和解して」心を静めて生きてゆく事を教えようとしています。
自我意識が感じる「違和感や罪悪感や、不安な感じや恐怖感」これらは全てが自我意識に仏性が教えようとしている事に当たります。自我意識が感じる孤独感は、自我意識が仏性と仲良く出来なくなったという意味になります。心に湧きあがる疑問は、心の矛盾から生じています。心に感じる恐怖感は自我意識が仏性の教えようとしている事を拒否している事によります。
心の矛盾と対立を自我意識は「悩みや苦しみや疑問として受け取っています。この事が分かり難い訳は仏性が無意識界を司っていて、意識界には出てこないからです。絶えず意識と無意識は連絡を取り合ってタイミングよく入れ替わっています。是が健常者と云う人の心のの働きです。
神経症や、精神疾患や、悩み苦しんでいる時や心身症や自律神経失調症になった時は、はこの二つの意識が対立や矛盾を起こしていてコミュニケーションが取り難くなった場合の事です。
二つの意識が出会った時の言葉と、その心持の事を書いてみますので参考にして下さい。今さらお前は誰かと聞く必要が無い、と云う事です。
その心は「体も心も軽くなって、全ての物事は空であり、実態が無いものである、従って自分の体も命さえも執着すべきものでは無い、全てのしがらみから解き放たれて、真に自由な身となる、この安心感は如何だ!この心の静けさは何だ!」と云う事になります。
人間の狂おしいほどの心の苦しみとは、二つの心が分裂した事によります。禅宗の修行方法はこの事に至るためのものです。私の場合は神経症の完治がもたらせた結果です。禅の事は鈴木大拙博士の書いたものでしか知りません。参考になればよろしいのですが。
再びの回答をありがとうございます。
回答していただいた御文を2回読ませていただきました。おっしゃっていることの概要は理解力に乏しい頭でも分かったような気がします。
仏性についてはこれから学習していこうかと思います。
興味深い回答をありがとうございました。
No.10
- 回答日時:
>新聞・TVなどで報道されている内容は「幻想」であり「存在」しない、ということでしょうか。
その新聞・TVなどで報道を自己が受信して形成された広い意味でのクオリアが小状況であって、その外側の聞こえない、見えない、味わえない世間、社会は自己にとって存在しません。
したがって、あくまで自己からみると、存在しないものが規定を持つことはできないので、この質問に敢えて答えると、規定は存在しないとなります。
再びの回答をありがとうございます。
>その外側の聞こえない、見えない、味わえない世間、社会は自己にとって存在しません。
なるほど納得です。ひとつひっかりがあります。よろしければ回答をいただければと思います。
では、「世界は…」といったときの「世界」は回答者さんにとっては「どのようなもの」なのでしょうか?
No.8
- 回答日時:
自分が何者かと云う事が分かる事の事ですか?或いは自分は何処から来て何処へ行くのか?と云う質問に見えます。
このような心の状態は人間の心が分裂を始めた事によって起きています。一つは自我意識、一つは無意識の意識、或いは自分の働きの意思、或いは自分の働きそのもの、或いは「仏性」
自分が何者かを知るためには子供に聞く事です。どの子どもも自分は何者かを知っているからです。言い方を替えたならどの子どもも自分に疑いを持っていないからです。「自分は誰だか知らない子供はいないからです。」
回答をありがとうございます。
>どの子どもも自分は何者かを知っているからです。
お話が高尚過ぎて下賤の者には杳として分かりかねます。もう少し噛み砕いてパラフレーズして頂く訳にはいかないでしょうか?
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