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在郷軍人病(レジオネラ感染)の原因を米国疾病予防センターのマクデイド(McDade)が、レジオネラ感染症であると原因菌を突き止めた際の話です。

「彼は、1976年に一人の検体から、それまで知られていなかった細菌を顕微鏡下に発見し、他の死亡者の検体も蛍光抗体法で同一の菌に感染していたことを発見した。これにより在郷軍人病はレジオネラ感染症であることが判明した。」とありました。

ここで質問なのですが、現在はおそらくレジオネラ属用の蛍光抗体試薬は発売されていることと思いますが、1976年当時未知の細菌からどのようにして蛍光抗体試薬を作出したのでしょうか。簡単な原理のみで結構ですのでご教示下さい。

A 回答 (1件)

話題にしているのは


Legionnaires' disease: isolation of a bacterium and demonstration of its role in other respiratory disease
JE McDade, CC Shepard, DW Fraser, TR Tsai, MA Redus, and WR Dowdle
N. Engl. J. Med. 297:1197-1203.

という論文の内容ではないかと思います。
論文そのものは拝見しておりませんが、そのAbstract中にそれらしき話の流れで、
employing antihuman-globulin fluorescent antibody
と述べられています。

ここからテキトー想像ですが、蛍光標識された抗'ヒト抗体'の抗体が市販されていたか、そうでなくても抗'ヒト抗体'の抗体があって、蛍光修飾する方法をとったのではないかと思います。

この研究で扱っているのは問題となったフィラデルフィアでの患者の血清や組織っぽいので(Abstractからは断定できませんが、たぶんそう)、問題を引き起こした未知の何かに対する抗体がすでに患者血清や組織に産生されているはず、という仮説で望んだのではないかと思います。あくまでテキトー想像です。

詳しくは当該論文を読んでください。

参考URL:http://content.nejm.org/cgi/content/abstract/297 …
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