プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ドイターのエアコンセプト55+10Lから少し大きなバックの購入を検討しています。
現在夏のテント泊1~3泊と
 初冬と晩秋のテント泊を行ってますので、
 10本歯のアイゼンなんかを持ち運びもしています。
現在検討中なのが、オスプレーアルゴン70L、グレゴリーバルトロ70L
ゼロポイント70L、オスプレーイーサー70Lを検討中です。
実容量、素材、特徴、フィット感、良い点、悪い点など詳しくわかる方がいらっしゃいましたら是非教えて頂けますでしょうか?
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

 登山歴30年です。

ザックもこれまでにいくつ買ったことやら・・・
 今持っているザックだけでも70L、60Lを2つ、45L、30L、20L、15Lが2つあります。

 例えば靴は何より「足に合う」ことが最重要なので、極端な話100人中99人が絶賛する靴でも、足に合わなければただのクズです。
 ですが、ザックはそういう要素は靴に比べるとかなり少ない装備ですので、いくつか買って使ってメーカー毎の特徴が判ってくれば、カタログ買いしても大きな問題は起きにくいです。

 フィッティングの問題は、多くのモデルが背面長の調節システムを備えていますし、そうでないモデルはサイズが複数用意されています。自分の背面長さえ測定して把握すれば、「合わないザック」はまず掴まずに済みます。

 重量バランスはザックメーカーの技術力がモロに出るポイントですし、実際に使用するユーザーとしても一番重要です。これについては技術力が足りないメーカーは素直にダメ、というだけの話です。
 私の70Lが「ダメなザック」の典型でしょうね・・・敢えてメーカー名は書きませんが。
 私のスタイルだと70Lザックは年に一度の家族連れテント泊でしか使わいませんし、それも例年は立山なので歩行距離も少ない、というわけで「とにかく安ければ良い」という選び方をしたザックです。なので重量バランスも使い勝手も悪いのは覚悟していたので、別にダメザックでも良いのですが。
(でも、今年は涸沢だったのでちょっときつかった・・)

 ちなみにショップで担いでみても、初心者の人にはまずザックの良し悪しは判別できません。特に大型ザックほど難しいです。
 最重要ポイントの重量バランスについては、新聞紙で嵩だけ作ってある店頭のザックと、本格的に荷物を詰めたザックでは条件が違いすぎるので、まず判らないでしょう。砂袋などを入れて重量だけ重くしても、自然の状態とは"荷物そのものの重量バランス"が大きく違うので、やはり難しいです。
 使い勝手も、かなり使い込んだ人でないと判らないポイントはたくさんあります。

 それと、70Lがベテラン専用というわけではあるはずがありません。
 ザックの容量は経験や技術のレベルで決まるのではなく、単純に用途で決まるものです。初心者でもテント泊山行をするのなら、60-70Lクラスのザックは必要なのは当たり前です。
 大学のワンゲルに入部すると、「初めて買うザックが100Lクラス」なんて普通ですし。
 体力や経験も質問文からある程度ちゃんと判るので、回答できない質問ではないと思うんですけどね。

 さて、質問者さんがリストアップした候補の中には「ダメザック」はありません。私はグレゴリーは買ったことがないので判らないのですが(だって高すぎるから・・)、非常に評判が高いメーカーの製品ですから間違いはないでしょう。
 ですので、どれを買っても後悔することはないでしょう。

 これだけで終わっては書く方も淋しいので、少し選択のポイントを。

 アルゴン70は、110Lまでのラインアップの中野最小容量モデルです。
 このようなモデルは、基本設計が超大型ザックですから、それをスケールダウンしたモデルでは、容量の割にザック本体が少し重くなりがちです。
 逆に、基本設計が40Lクラスのザックの"大容量版"みたいなザックだと、容量目一杯の荷物を積むと妙に頼りないザックになったりします。
 例えば、同じオスプレーだとアトモス65だと、アルゴン70と比べると同クラスとはとても思えないほど軽量です。ですが、元々アトモスはトレイルランニングなどを想定して50Lモデルが先に出たモデルなので、"目一杯荷物を積む"ことを想定されているモデルではありません。
 なので、この65もテント泊3泊に使うにはちょっと頼りない造りです。(65Lのくせに推奨パッキングウエイトも18-23kgに過ぎませんし)

 イーサーとゼロポイントのトレッキングパックは、ちょうど70Lクラスをメインに設計されているモデルなので、いろいろな性能や機能が無理なくバランスしているという点で、非常に使いやすいモデルでしょう。

 つまり、それぞれのモデルがどのクラスをメインに設計されているモデルで、購入候補モデルはその縮小版なのか拡大版なのか、またはジャストなのか、ということを推測することは、まあまあ重要です。そんなに決定的な差はないので、敢えて"縮小版"を選ぶこともあるのですが。(そういえば"拡大版"に食指を動かされることはあまりないような気が)

 あとは好みでしょう。
 私は岩稜縦走やヤブ山での使用もあるので、ファスナーやストラップがたくさん付いたザックは好みません。なのでアルゴンとバルトロにはあまり興味が湧きませんね。価格的にも高すぎますし。
 同じ意味で、モンベルのトレッキングパックもあまり好みません。同じモンベルの70Lクラスなら、エクスペディションパック65を買うでしょう。このザック、前面にほとんどフルオープンするファスナーが付いているので非常に便利です。

 でも、私が買うとすれば、迷うことなくイーサーを買います。というより本当に欲しいのですが。
 このクラスとしては非常に軽量ですし、重荷に耐えるだけの頑強さもあります。つまり重量と機能のバランスとしてはベストに近いでしょう。
 正面のストレッチポケットも使いやすそうです。ポケットやファスナーがごちゃごちゃ付いているより、このポケット1つの方がどれだけ使いやすいか。この正面のポケットはオスプレーの得意技なので、私が持っているオスプレーのザックにも付いていて、その使いやすさは実感しています。私のザックの正面ポケットはストレッチではないのですが、その分容量が大きく、スノーシューとアイゼンを両方無造作に突っ込んでおけるほどです。ストレッチだと使わない時に岩角やヤブに引っかけたりすることがないので、容量が少し小さくなる分使い勝手は良さそうです。

 次点はモンベル(ゼロポイント)のエクスペディションパック65でしょうか。
 外部に収納スペースはありませんが、正面をファスナーでほとんどフルオープンできるので、たいていのモノは気軽にここから出し入れできるのが便利です。
 ただし、ザックの中に超大型(80-100L)の防水バックを入れてその中に荷物を入れるようなパッキングをすると、この前面ファスナーはほとんど無用の長物になってしまいます。でも、荷物を完全に防水したい時はこの方法がベストなので、私はよくやりますけど。

 重量バランスについては、質問者さんが挙げたメーカーは定評あるメーカーばかりなので問題はないでしょう。

 あと、細かいところですがショルダーハーネスやウエストベルトの"パッド"について。
 背面のパッドも同じなのですが、軽量化のためあまりに薄いと重荷を担いだ時に辛いです。だからといってむやみに厚いと、今度は雨が降った時に水を吸って異様に重くなります。
 例の私の"ダメザック"がそうなのですが、半日雨の中を行動すると体感的には10kg重くなります。ま、いくらなんでも10Lも水を吸っているとは思えないので、疲れの分を差し引いて考えなくてはならないのでしょうが、それでもどう見積もっても3kg、もしかしたら5kgくらいは重量が純増してます。疲れてくるに従って荷物が重くなるので、これは辛いです。
 45Lの非常に気に入っているオスプレーも、残念ながら雨が降るとやたら重くなるザックです。

 まあ今時、薄いパッドだと肩や腰に食い込む、ということ自体が「ザックの基本設計が悪いため重量バランスがおかしい」ということですから、メーカーの想定内の荷物重量であれば、パットが薄すぎて不快、というようなことはあり得ないでしょう。少なくともここで挙げたメーカーの製品では。(オスプレーも最近はパッドの厚いモデルはほとんどなくなりました)
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 No.3のJagar39です。


 今さっき気づいたのですが、現在はドイターをお使いなんですよね?
 ドイターも定評があるメーカーなので、今のザックを気に入っておられるのでしたら、同じドイターのエアコンタクト65+10あたりも候補に入れても良いと思います。
 これに加えて、ミレーやカリマーといったあたりが定評ある"間違いのない"メーカーでしょう。

 30Lクラスまでの小~中容量ザックでは、重量バランスはあまりシビアな選択ポイントにはならない場合が多いです。多少バランスが悪くても、どのみち担ぐ重量が知れているので決定的な欠点にはなりにくい、ということです。ですからこのクラスでは、ポケットやジッパーの配置などの"使い勝手"に関する仕様を重視することになります。

 ですが40Lクラスから上、特に60Lクラスより大きな大容量クラスでは、とにもかくにも重量バランスが最優先です。形とか使用に惚れて買っても、バランスの悪いザックだとフル装備で1日歩いた後では八つ裂きにしたくなっていること請け合いです。
 この重量バランスが間違いがないのが、これまでにリストアップしたメーカー、ということになるでしょう。他のメーカーがダメというわけではないのですが、"ダメなものもあるかもしれない"といったところです。私の70Lははっきり"ダメザック"なので、これは掴まないことを祈ります(セールで投げ売りされているので掴むリスクはけっこうあるかも)。

 で、"間違いのないメーカー"のモデルから何を選ぶかですが、これは最終的には好みです。特にデザインはもちろんですが、機能性についても好みの差が大きく出るところです。
 まあそのあたりは10個もザックを買う頃には自分の好みというものがはっきりするでしょう。実際に使いながらでないと自分の好みすら判りませんから、最初は人に「お薦め」を聞くのが良いです。
 ま、ただ聞いた相手が相当なベテランであっても、あまり細かいことは気にしない人だったり道具に拘らない人だったりすると、"ダメザック"を体力でカバーして平然と使い続けていたりして、"ダメザック"を薦められることも多々あります。
 ダメザックのダメさも良いザックの良さも、比べて初めて判るものですから、1つのザックをひたすら30年使い続けているような人は、人としては好感が持てますが道具選びのことを聞いてはいけません。
(特に20年前くらいのザックになると、当時の最高峰でも現在の基準で評価すると"歩き始めて1時間で八つ裂きにしたくなる"レベルですから、そんな道具を使い続けることができる人に道具選びの助言を求めてはいけません)

 ショップの店員に聞くのも良いのですが、薦める理由が在庫数とか仕切り値だったりすることもあるので、これも全面的に信用はしない方が良いでしょう。ダメザックもよくセールで投げ売りしてますしね。

 私の回答も、少なくともダメザックは薦めていない自信はありますが、私の好みでセレクトなので、最終的に質問者さんの好みとマッチするかどうかは判りません。

 結局、ダメザックさえ掴まなければ良いわけです。あとは10個くらい買えば"自分の選択基準"が確定しているはずです。3年で達成する人もいれば終生未達の人もいますが、それも人それぞれですから。
 1つくらいはダメザックも買ってみるのも一興なんですけどね。ダメザックを使ってみると、良いザックの素晴らしさがよ~く判りますから。
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この回答へのお礼

親切に回答を頂きありがとうございました。
とても参考になりました。今週末に再度ショップ回りを行い背負ってみます。
あとはやはりデザインの好みですかね・・・
安売りしてるダメザックにだけは当たらないようにします。

お礼日時:2009/09/09 01:59

ザックは「評判より自分で背負って」決めるのがいいと思います。


ポケットの付き方とかファスナー部分とか、ギアラックとか
点検する箇所はけっこう細かく見ると、たくさんありますよ。
ショップの人に相談するのもいいでしょうし、まずはご自分の背面に
しっくりくるザックを選んでくださいね。
最近、軽量化して肩ベルトのアンコを抜いているザックを見けけますが
長時間背負うと、ハッキリ言って辛いです。
まあ、そんなことも好みが分かれるところでもありますが・・・
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70Lを使うのは相当な熟練者のはずで、熟練者が自分の体格や体調や体力や経験を示さないで、どれがいいか?なんて聞いてくるのが不思議です。



どれも止めときましょう
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