ヒトDNA全塩基配列決定したけれども
最近ヒトDNA全塩基配列が決定しました。新聞を読んでいて疑問に思ったのですが、ヒトゲノムプロジェクトの貢献度が米英で約90%もあるのに対し、日本はたったの6%程度でした。この差はどこからくるのでしょうか?
誰かに「国の取り組みの遅さが原因」であるということを聞いたことがあります。どんな風に日本が出遅れていたのか、具体的に教えて下さい。お願いします。
回答(2件)
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No.2ベストアンサー20pt
#1です。その分野の専門家でもなんでもなく、ただ、遺伝子関連に興味はあって、せいぜい図書館で本を借りてくるだけです。
遺伝子関連の本はたくさん出ていますが、私のようなしろうと向けで、読んだので記憶にあるのは、
●「ヒトゲノム=生命の設計図を読む」岩波科学ライブラリー 清水 信義 (著) 単行本 (2001/12) 岩波書店
●「ゲノムを支配する者は誰か―クレイグ・ベンターとヒトゲノム解読競争」ケヴィン デイヴィーズ (著)
>「古い解析手法にとらわれすぎて出遅れた」
結果として出遅れたわけですが、米国の研究のスピードがとんでもなく速くて、他の国はついていけなかったというのもあると思います。ベンターがmRNAの塩基配列情報EST(↓URLに出てます)で特許登録しようとしたあたりから、遺伝子=金のなる木という風になって、あっというまに開発競争が始まった雰囲気はあります。
ゲノム分析の草創期には日本も国際的にイチシャティブをとれるタイミングもあったと嘆いている人は多いようです。IT産業、航空産業などと同様に、バイオ産業も米国優位にならないようにいのります。
私立大学として国の予算もそれほどもらえなかったんでしょうけれど、世界最先端の遺伝子解析を行った慶応大学の清水信義教授が、そのあたりに詳しい本を書かれていたと思います。
結局は、米国のセレーラ・ジェノミクス社を中心としたバイオ・ベンチャー企業が、米国政府と強いパイプを持ち、特許をあっという間にとって(バイオ産業を後押ししようという米国の国家戦略があったのでは思います)、日本は、そういうバイオの開発戦争に破れたといえるのかもしれません。
セレーラ社を設立した、ベンターという人は、もともと米国NIHの出身で、当時、最高速の遺伝子解析装置を作る会社を持ってました。
遺伝子解析には遅れをとったので、日本は、プロテオミクスとか呼ばれるタンパク質の解析のほうで勝負をしようとしているようです。頑張ってほしいけど。
この回答へのお礼
回答ありがとうございます。
米国にはバイオ産業に対する政府の強いバックアップがあり、日本にはそれがなかったというわけですね。慶応大学の清水氏の著書を読んでみます。
日本政府はなぜバイオ産業に先見の明がなかったのでしょうか。私は以前「古い解析手法にとらわれすぎて出遅れた」ということを聞いたことがあります。もし正確な情報をお持ちでしたら教えて下さい。お願いします。
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