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日興証券の人にアジア開発銀行の債券を勧められています。

現在米ドルMMFに2万ドル程あるのですがそのままこの債券に投資したら為替を考えなくてもいいし良いといいます。(このMMFは分散して買い付けたので平均120円ぐらいです)

格付けもトリプルAだから大丈夫だと言います。

利率は固定で1%、利回りは4.52%というもので満期が15年もかかるそうです。
満期までもったら4.52%の利回りはつくそうです。
あと単価が62円ぐらいで始まって満期に近づくほど
100円に近づくそうです。

単価と為替によって得をするかどうかが変わってくるそうです。

債券っていう自体あまり馴染みがないので不安なのですが定期のようなものと考えて良いでしょうか?

15年と長いのと口座管理料も年間3150円かかるそうで躊躇します。
もし途中で円安が来たら売る事もできると言います。
その時の単価の状況で金額は変わるそうですが。

現在米ドルMMFは0.6%ぐらいしかないので絶対こっちの方が得だと言うのですが大丈夫でしょうか?

A 回答 (3件)

利回りが高いのにはそれなりに理由があります。


円金利と比較してドル金利が高い理由は、簡単には言えるようなものではありませんが、「世間がそれだけ円高を予想している」と、まずは考えておくのが安全だと思っています。つまり、世間の予想通りに為替が動いた場合は、円で運用しても、ドルで運用しても、為替損で金利差は飛んでいって、結果は同じになる、という事です。円ではなくドルで運用する前提は、「金利差に織り込まれているものに比べれば、円安を予想している」という相場観だと思います。(実際「過去の数値で検証すると、長い目で見れば金利差は為替変動で吸収されてしまう」という論文を10年ぐらい前に読んだ事があります。あくまで、過去の一時期を調べてわかった『傾向』という程度の事ですが。)

次に、期間の問題があります。通常は、期間が短ければ短いほど金利は低くなり、長くなれば長いほど高くなりますが、期間の長いものほど、途中売却の際の売却価格に対する金利変動のリスクが大きくなります。金利が上がると、売却価格は下がります。(但し、固定金利モノの場合)「最後まで持っていれば、売却損は出ない」という考える向きもいますが、実際には、期間の短い商品を満期になる毎に乗り換えれば、金利が上がった場合の利息はある程度は得られる訳ですから、「満期まで持てば損がでない」というのは、単なる気分の問題です。

その次は、通常は債券自体の信用度が来るんでしょうが、アジア開発銀行を心配する意味はあまりないので、パスして、最後は『流動性』です。いざ売ろうと思った時に、どれくらい手数料をとられるか、という事に言い換えても良いかも知れません。アジア開発銀行であれば、余程発行量の少ない銘柄で無い限りは、かなり流動性の高いものと思いますが、この銘柄は、クーポンがかなり低いので、金利の動きによる価格変動リスクも相対的に高いし、流動性も多少悪いでしょうから、ドル債の中では一番流動性の高い米国債(普通の利付債)に比べると、リスクは多少高い可能性が高いと思います。(流動性については、とりあえず目安として、N興証券に、残存期間が15年ぐらいの米国債の個人向けの売買の値段と、アジア開発銀行のこの銘柄の売り買いの値段を聞いてみると、ある程度は確認できると思います。売り買いの差が、実質的には手数料と考えられます。)

以上をまとめると、ポイントは、
1. 為替相場をどう考えるか(金利差に織り込まれている円安に比べて、自分はより円安を予想しているのか否か)
2. 将来のドル金利をどう考えるか(例えば、金利が上がると思うなら、固定債券は買わない等)
3. 流動性
途中売却の可能性がどの程度あるのか。個人的には、自分が1年後も同じ相場観を持っている自信は全く無いので、私は、基本的には「利回り」よりも「流動性重視」です。
といったところになります。

最後になりますが、私が「業務」として投資をしていた時は、「日本人は、ドル円金利差が拡大すると、急に為替リスクに鈍感になる」という定評があったと記憶しています。大きな金利差があるという事実が、「利回りが高い=有利」という発想につながってしまう、という事です。
私自身は、円安論者ですが、アジア開発銀行のその債券に辿り着く迄は、上のような問題について一度は悩んでからのが本来だ、と思っています。
大変長くなりました。参考にしていただければ、幸いです
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
私は素人なのでよくわからないのですが経済は本当に複雑そうですね。
今回はもう締め切り過ぎてしまったしやめておきました。

お礼日時:2003/05/03 22:04

結論としては悪くはないと思いますが、以下の点はご留意ください。



1.投資目的:15年間寝かせても問題のない資金による利殖であること。「5年後を目処に住宅を購入する際の頭金」「教育資金」といった目的の場合は不可(資金が必要なときに為替が不利な状況にあることがある)。

2.為替リスクについて:大筋として円安方向、というのはおそらく正しいと思いますが、為替の決定要因は複雑でプロでも読みきれません。そこで、自分なりに為替に対する考え方をあらかじめ決めておくのがよいと思います。

一例として、以下のようなものが考えられます。

(1)全金融資産における為替リスクのある(=外貨建ての)資産の比率の上限を定める(例えば30%)

(2)損切り、利食いの基準を定める(例:20%円高になったら損切りで売却、20%円安になったら利食いで売却など)

3.発行体リスクについて:AAAの国際機関であり破綻懸念は極めて少ないと思われます。

4.流動性リスクについて:拝見したところ割引債(額面価額以下で発行し額面で償還される。ワリコーなどと同じ方式)のようですが、ある程度まとまった金額で発行されていれば売りたいときに買い手がつかないことはないでしょう。

ただし、複雑な付帯条件がついていると簡単に売れない場合もないとはいえないので、面倒でも証券会社から発行条件などを書いた「目論見書」(投資信託を購入するときにももらいますよね?)をよく読んでください。

「売りたいときにすぐ売れるか」は証券会社によく確認してください。

5.金利リスク:金利動向により償還に至るまでの債券の市場価額も変動します。市場金利が上がれば既発行の債券価額は下がります。

なお、投資に「絶対」はありえないので、もし証券会社が勧誘にあたりこのような言い方をしたのであれば本件の結論をどうするかは別として、あまり信用されないほうがよいと思います。

最後に自分の資産を守るのはご自身です。いざと言うときは誰も助けてくれません。

頑張ってください。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
そうですね、15年も寝かせておけるかどうかというのが1番ひっかかります。
目論書のようなもの送ってもらったのですが難しくてあまり理解できません・・・。
もうあと少ししかないみたいだし今回は見送ろうかと思います。

お礼日時:2003/04/22 23:25

うちの大学の教授(マクロ経済学)が、10年単位でみるとまず間違いなく円安になるといってました。

アジア開発銀行債なら「!!」てこともないだろうしいいんじゃないですか?ちなみに元JPモルガンの為替ディーラーの藤巻健史さんが、日本人は為替リスクをネガティブに見すぎるというようなことをおっしゃってましたが、同感です。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
いいんですかね、結構売れていてもう少ししか余裕がないって電話がありました。

お礼日時:2003/04/22 23:20

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