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「お金はないわ、仕事は忙しいわ、上司はうるさいわ、毎日大変です。」
「お金はないは、仕事は忙しいは、上司はうるさいは、毎日大変です。」
という文章は、どちらが正しいのでしょうか。

A 回答 (8件)

驚きあきれる気持ちを表す終助詞ですから、参考URLの〔注意〕に例示されているものにあたり、


「お金はないわ、仕事は忙しいわ、上司はうるさいわ、毎日大変です。」が正しいと思われます。

(以下抜粋)
現代仮名遣い
 ↓
凡例
 ↓
1 原則に基づくきまりを第1に示し、表記の慣習による特例を第2に示した。
 ↓
第2 特定の語については、表記の慣習を尊重して、次のように書く。
 ↓
2 助詞の「は」は、「は」と書く。
例 今日は日曜です 山では雪が降りました
あるいは または もしくは
いずれは さては ついては ではさようなら とはいえ
惜しむらくは 恐らくは 願わくは
これはこれは こんにちは こんばんは
悪天候もものかは

〔注意〕 次のようなものは、この例にあたらないものとする。
いまわの際 すわ一大事
雨も降るわ風も吹くわ 来るわ来るわ きれいだわ

参考URL:http://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/t1986070 …
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この回答へのお礼

とても分かりやすかったです。ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/04 16:51

 No.4&6です。



 ★ (No.4お礼欄) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 女性が使う(いまはほとんど文語となっていますが)「~わ」という使い方とは、この場合違うような気がします。ニュアンスとしては、~であるしその上、という感じです。男性も使う言い回しだと思うのですが・・・ 
 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ☆ このお応えを――あっ お礼をありがとうございます――見る前に No.6のおぎないを書きました。
 No.6で説明しました《わ》の用法――つまり ご質問の内容――と そして 女性がもっぱら文末に添えて使う用法とは 別であるとはっきりさせるべきでした。女性の使い方は さらに派生して出来たのだと考えます。

 あらためて まとめてみます。
 1. ハ格のふつうの用法
  ○ お金は〔いかなるや?――ない〕。 仕事は〔いかに?――忙しい〕。上司は〔いかに?――うるさい〕。
 ↓
 2. 一種の慣用句をつくる用法。主題を並列させるものだが 主題の取り立てという点では 変わっていない。
  ○ お金はないわ 仕事は忙しいわ 上司はうるさいわ 毎日大変です。
 ↓ 
 3. (2)から派生して その並列方式から独立したかのように 個別にも使うようになった用法。(2)でもすでに ひとつの文をハは承(う)けているので 《文+は(わ)。》というかたちが単独分立した。
 そのように文末に添えて語気を表わすようなかたちとするもの。ただしやはりその文を取り立てている。
  ○ お金? お金はないわ。ええっ? ほんとよ。一銭もないわよ。


 余計。
 三重県北部では 男も文末に ワをつけて言う習慣がありました。
 たとえば (あ) そろそろそうすべき時が来ているというような場合 あるいは (い) 特に話者がそうする決意のあることを伝えようとする場合に使っていました。
 (あ) もう行くわ。 / ぢゃあ 帰るわ。 / 気乗りがしないけれど やってみるわ。
 (い) ぢゃあ〔わたしが誰々に代わって〕するわ。 / ぢゃあ〔必ず〕連絡するわ。
 ☆ これらの例などは もっぱら話し手のおこなうことを語っているので このワが《わたし・われ》のワである可能性が無きにしもあらずですね。
 ○ もう行く わたし。ぢゃあ 帰る わたし。・・・
 ☆ のごとくにです。何とも答えの用意がいまありませんが ここでも主題を取り立てるハ格としての用法から外れているとも思えないようです。
 ○ ぢゃあ連絡する‐ハ 〔どうか? それなら いいだろう?〕 
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この回答へのお礼

度々のご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/04 16:52

先ず、私のコンピュータに載っていた説明を紹介します。

多分どの辞書にも載っている説明だと思います。しかし後で説明しますように、これは西洋の文法学を習った「学者」が、西洋には存在しない日本語独特の表現を無視して、無理矢理西洋流に解釈しようとした物であるとの説を、国語学者の雄、柳田國男が主張しております。


《終助》活用語の終止形に付く。

主に女性が用いて、軽い決意や主張を表す。「もう忘れてしまった―」「わたしも出席する―」

驚き・感動・詠嘆の意を表す。「まあ、きれいだ―」「水は出ない―、電気は止まる―で、さんざんな目にあった」「散る―散る―、まるで木の葉の乱舞だ」
「年がよると物事が苦労になる―」〈滑・浮世床・初〉
補 説 係助詞「は」から生まれたもので、中世後期以降、終助詞として固定した。「わ」の表記は、中世末期ごろから。

さて、柳田國男の説を紹介します。彼は、上で特に1の場合、「わ」は「わたし」の省略形であると主張しております。話言葉としての日本語には主語を最後に持って来るという、西洋にない独特な構造がある。上の例でもその言葉が省略されて「わ」となったが、西洋の文法をコピーしてそれを無理矢理日本語に当てはめようとした日本の文法学者が、上のようないい加減なことを言い出したのだという主張です。すなわち、「もう忘れてしまった、わたし」と言う話言葉が「もう忘れてしまったわ」となったのだと言うことです。

柳田は、自分の主張を正当化するのに、いつものように全国の方言を徹底的に分析してその例を幾らでも挙げております。定本柳田國男集(筑摩書房)の何処かに書いて在ったのですが、今その本が手元にありませんので、わたしの覚えている例だけを挙げておきます。確か中国地方の何処かの町(広島辺り?)の方言で、「そうだ」と肯定する返事をするときに、次の二つの表現があるそうです:
甲)そうだなまえ
乙)そうだなんた

甲)は親しい人や目下の人に使う表現で「そうだな、おまえ」の略、乙)は目上の人に使う表現で「そうだな、あなた」の略だそうです。これはほんの一例ですが、このように日本語には主語を文の最後に持って来る構造がある。ところがそのような構造は西洋の文章にない。ところで日本の二流の学者の中には西洋人の言うことは何でも金科玉条として有り難がる連中がいっぱい居る。そして、自分でその構造を見つけ出して来たわけでもなく、外国語が読めると言うただそれだけの連中が、自分が「お勉強」をした西洋の文法を日本語の構造を深く考えもせずに日本語に当てはめて、上の例の「わ」について、おかしなことを言い出したと主張しているようです。

わたしの友人の言語人類学者の専門の方が言っていたことですが、西洋かぶれの連中の言うおかしな例は、例えば「あたなが好きだ」あるいは「好きだ」という言葉の説明でも見ることが出来るとのことです。これは普通、「わたしはあなたが好きだ」という言葉の主語「わたし」が省略された文章である説明されているようです。西洋語としては確かにそうでしょう。しかし日本人がこの言葉を実際に使うときに「わたしは好きだ」という人は居りません。日本人に取っては、この言葉は「わたしは好きだ」という正しい構造の文章が先ず在って、その中の「わたし」を省略したと言う感覚は一切ありません。この場合「好きだ」が正しい表現なのであり、「わたしは好きだ」は間違った表現なのです。ところが、西洋かぶれをした日本の文法学者達は、これを本来の表現で主語を省略したものであるなどと、日本語の構造をまるで理解してない説明で満足しているようです。わたしのその友人は、日本の文法学者達のこのナンセンスに不満をもったので、ただ今外国に出て言語人類学の立場から日本語を考え直すことを自分の使命と感じていると話してくれました。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。いろいろな見方があるのですね。一筋縄ではいかない質問のようです・・・柳田國男さんは好きな学者さんのひとりです。

お礼日時:2009/10/04 16:53

 No.4です。



 ハ格からの転用として ワがあるという見方をおぎないます。
 ▲ 「現代仮名遣い」に関する内閣告示及び内閣訓令について庁文国第八八号 (昭和六一年七月一日)
 ☆ ここに挙げられている語例についてです。

 ○ 今は=今となっては〔いかんともし難い〕→今わの際

 ○ すは=すは=そは=それは
  つまり すわ一大事=それは一大事

 ○ きれいだわ=〔このように〕きれいであること‐は 〔どうだ!?〕=〔かくも〕きれいなる‐は 〔いかに?〕

 ○ 雨も降るわ風も吹くわ=〔このように〕雨が降る〔などということ〕‐は〔一体どうなっているのか? おまけに〕風も吹く〔などという〕‐は〔何たることか?〕

 ☆ さて 次の事例はむつかしいです。
 ○ 来るわ来るわ 
 ☆ 単純に 《わっとおどろく》というときの《わ》が用いられているのかも知れません。
 ○ 来る 来る わっ 来る来る わっ すごい来るよ来るよ。
 ☆ といった文例から 《来る》という一文のあとにそのまま《わ》が添えられたかたちであると見られなくありません。
 ただし 最初に触れた諸例と同じく
 ○ 〔これほど〕来る〔ということ〕‐は〔一体どうなっているのか〕
 ☆という解釈での用法だとも見られると考えます。

 ★ 「お金はないは、仕事は忙しいは、上司はうるさいは、毎日大変です。」
 ☆ このご質問の場合は おそらく ハ格からの転用としての《わ》であるのではないか。このように考えますが どうでしょうか。
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この回答へのお礼

度々のご回答、ありがとうございました。

お礼日時:2009/10/04 16:52

 こんにちは。



 もともとは 主題を提示するハ格だったようです。
 ★ 「お金はない〔ことに関して〕ハ〔どうすればよいか〕、仕事は忙しい〔ということに関して〕ハ〔どう処理すべきか〕、上司はうるさい〔ということに関して〕ハ〔どう扱えばよいか〕、毎日大変です。」

 ☆ これが文末に添えられて 感嘆するようなかたちで文を締めくくることになったとき ひとつの別の語として発音どおりに《わ》となり 使われていると考えられるようです。おもに女性が使うようですね。
 ○ わたし お金はないわ。でも仕事は 忙しいわ。上司ですか? 正直に言うと ほんとうるさいわよ。

 いまでは 《わ》を用いたほうが 分かりやすいのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私は全く言語学的になにも分かっておりませんが、女性が使う(いまはほとんど文語となっていますが)「~わ」という使い方とは、この場合違うような気がします。ニュアンスとしては、~であるしその上、という感じです。男性も使う言い回しだと思うのですが・・・

お礼日時:2009/09/19 02:24

わ・わ・わです

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/19 02:22

「わわわ」です

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/09/19 02:21

「わ」だと思います。

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。私も「わ」と使っていましたが、もう少し国語学的にどうなのか突っ込んで知りたくなった次第です。

お礼日時:2009/09/19 02:20

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