プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

物質の最小単位は原子ですが、気体は分子でしか存在しません。ていうことは、気体の最小単位は分子ではないんですか。

A 回答 (4件)

物質の三態は習っておられますね。


温度を上げればたいていの物質は気体に成ります。
分子で出来ている物質は沸点が低いので通常よく出会う気体はほとんどが分子です。
でも温度さえ上げれば金属も気体になります。その場合の気体は金属原子だということになります。
イオン性の気体も存在します。プラズマと呼ばれているものの成分はイオンです。
H2やO2も温度を上げれば原子に解離するのですから全ての原子は気体として存在するということになります。
太陽の中での水素はH2ではありません。Hです。

「気体=分子」ではありません。
でも通常は「気体≒分子」です。
He, Ne,・・・の気体が原子であるということで「1原子分子」と呼ぶのが出回っていますが「誤用」です。
分子運動論の確立の段階で主に物理の分野を中心として広まったものです。
アボガドロが分子説を出す前は気体は原子である考えられていました。
でも原子であるとすると気体反応の法則を説明できないというから原子2つの複合体を最小単位として考えたのが「分子」の始まりです。
原子1つを分子と呼ぶというのは化学の中からは出てこないものです。

最近の物理化学の本は気体の比熱の単元の中では「単原子気体」という表現を使っています。
・マッカーリ、サイモン「物理化学」
・バーロー「物理化学」

※バーロー「物理化学」第6版では「単原子分子気体」という言葉が出てきます。英語版を見るとmonoatomic gases となっています。翻訳者が勝手な思い込みで古い用語を当てはめているのです。
    • good
    • 0

元素が存在するときの状態が分子です


元素によって分子を構成する原子の数が違います
周期表の右端にある元素は一個の原子で一個の分子を構成します
このような分子を「1原子分子」と言います
原子の数によって2原子分子3原子分子などと区別します
これは主として元素の化学の手の数によります
酸素は手が二つありますこの二つの手を互いにつなぎ合ったら2原子分子
普通の酸素分子です
3個の酸素原子が輪になって手をつなげばオゾン(3原子分子)になります

原子と分子の話をはじめるときりがありません
    • good
    • 0

物質の最小単位、というのは(当時の概念で)それ以上小さく分けられない、ということです(その後発見された、原子核と電子に分けられるやん、とかはなし(笑))。



例えば、二酸化炭素(気体)を考えましょう。どんどん分けていって、最後CO2分子一個になったとします。(更にこうしてしまうと二酸化炭素としての性質を失っちゃう、というだけで)CとO2個、に分けることは可能ですよね? そういうことです。
    • good
    • 0

 希ガス(ヘリウムやアルゴンなど)は単原子分子といって原子=分子です。


 確かに物質は原子で出来ているので「最小単位は原子」といえるわけですが、原子レベルまで分解してしまうとそれはもう元の物質とは別のものです。
 物質としての性質を保持しうる最小単位という意味でいうと、物質の最小単位は分子です(イオン結晶とか金属結晶は例外)。もっとも分子ひとつを取り出した場合、元の物質とは違った性質が出てくることも知られているのであくまで上記は概念とか定義の話なのかもしれません。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!