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題名の自己資本規制って何ですか?

G20首脳会議で銀行に対してやる方向で決まったらしいですが・・。
散らばってる自国の通貨を銀行の元に戻すことですか?或いは、銀行のお金を増刷して増やすことですか?
たぶん、見当違いのことを言っていると思うので、正しい答えをお願いします。

また、その自己資本規制が経済に当たる影響についても、教えてください。

A 回答 (3件)

大雑把な説明をすると、銀行を含め、営利企業は資金を調達してきて、


それをさまざまな形で運用して利益を上げてる。
自動車会社だったら、株式の発行や銀行借り入れで資金を調達して、
そのカネを工場作ったり、原材料を買ったり、人を雇ったりという形で運用して、
自動車を生産して利益を上げる。
銀行なら、株式の発行や預金者の預金という形で資金調達して、
貸付や投資といった形でそのカネを運用する。

で、調達するカネは、返す必要のあるカネと返さなくていいカネに分けられる。
返す必要のあるカネは、「負債」とか「債務」と呼ばれるもので、
銀行の場合は預金だったり、日銀から借りているカネだったりする。
そして、返す必要のないカネ、これは主に株式を発行して調達したカネや
今まで稼いだカネをため込んだものなんだけど、これを「自己資本」と呼ぶ。

この自己資本を会社の総資産に対して一定比率以上にしなさいってな規制をするのが自己資本規制。
平たくいえば「自前のカネ」÷「総資産」を上げなさいよってこと。
その手段は主に株式の発行か総資産の圧縮ということになる。

民間銀行は私企業ではあるんだけど、経営不安になれば社会的に与える影響が大きい。
広く一般の預金者からカネを集めているし、貸出先も多いからね。
それに、銀行間の取引もあるから、他の銀行にも影響する。
だから、経営を安定させなさいってことになるわけ。

ただ、自己資本比率の引き上げのためには、株式を発行して自己資本を増やす(=分子を増やす)、
または、資産全体を圧縮する(=分母を減らす)ということになる。

株式を発行すれば発行済みの株式数が増えるから、銀行株が下落する要因にもなる。
また、総資産を圧縮するには貸付を減らして貸し渋りにつながるおそれがある。

銀行の経営が健全になるプラス面があるけど、経済にはマイナス要因も考えられるってことだよ。
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この本にわかりやすく書いてあります。



http://www.amazon.co.jp/BAR%E3%83%AC%E3%83%A2%E3 …
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銀行が自己資本の何倍まで融資や投資できるかが、


自己資本の倍率となる。

例えば、
自己資本比率が5パーセントならば、1億円の自己資本
に対して、銀行は20億円まで資金調達で融資や投資が
行える。

10パーセントならば、10億円となる。

自己資本規制を強化すると、銀行から実体経済に流れる
資金の量が減少することになる。

ここで問題となるのが、銀行の不良債権と自己資本規制の
関係です。これらの問題が銀行の貸し渋りに直結すること
になる。

先程の例でも明確なように、銀行は20億円を融資できたのが、
10億円までしか融資できないのです。

既存の融資先の融資額を減らることも必要となります。

これが、現在有効な政策であるのかは疑問です。貸し渋りを
誘発する政策を実行すべきでない。それでなくても、収縮して
いる実体経済です。誰かが、資金の出し手である必要がある。
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