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小林一茶の「夕暮れや雀のまま子松に鳴」と「むら雀さらにまま子はなかりけり」の口語訳をおしえてください。
また、「我と来てあそべや親のない雀」は親がいない子雀にむかって、「いっしょに遊ぼうよ」とよびかけているということでよいでしょうか?
また、上の2句のまま子は「継子」でよいでしょうか?

A 回答 (1件)

小林一茶が詠む小鳥やカエルの歌は単なる情景描写ではなく、そこに自分を投影しているといわれます。

自分がさびしいとき、さびそうな雀を見ると励ましながら実は自分を励ましているのです。

雀の子は巣立ってしばらくの間は黄色いくちばしをして、親についてまわり、餌の取り方や猛禽類への対処の仕方を学びます。その後独立するわけです。従って本当に親のない雀や継子として虐待されていれば、飢え死にするか猛禽類に襲われて長生きできないでしょう。一茶の歌はそのような雀の生態とは関係なく彼の気持ちを歌っていると見るべきでしょう。

*夕暮れや雀のまま子松に鳴く
夕暮れ時、雀がねぐらに帰ってしまったのに、近くの松の枝にとまって鳴いている小雀がいる。この子はかわいそうに継子なのだろうか。

*むら雀さらにまま子はなかりけり
群がって飛びはねている雀たち、皆仲良く楽しそうだ。ここには継子はいないようだ。

*我と来てあそべや親のない雀
お前にも親がいないのか(わしにもいないんだ)寂しいもの同士、一緒にあそぼうよ。
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この回答へのお礼

早速の回答ありがとうございます。
単なる情景の描写ではなく、
自分を投影してるということ、
口語訳を含めとてもわかりやすく書いていただき、
ありがとうございます。

お礼日時:2003/04/27 11:56

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