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レポートで、ギターのチューニングについて書いています。

ドロップDやDADGAD、オープンG、ロー・C・チューニングなどのさまざまなオープンチューニングについて調べているうち、ふとレギュラーチューニングを全弦開放で鳴らすといったいどんなコードになっているのだろう、と思いました。

…いやコードになっていないのはわかっているのですが、たしか以前、どこかのサイトでむりやりコードの名前をつけるならば、と書いてあったのを思い出しました。たしかEm…?9th…?とか、そんなような感じだったと思います。

そのサイトが見つかればよいのですが、なにしろタイトルも憶えていなかったし、いくらキーワードで探しても見つかりません。そこで、どなたかそのコード名をご存知の方がいらっしゃいましたら、おしえてください。

図々しいですが、もしそのサイトをご存知の方がいらっしゃいましたらそちらもよろしくおねがいします。

A 回答 (3件)

#1です。



SUS4については#2氏が基本的な解説を付けて下さっていますが、少しだけ補足しておきます。

確かにドミナントセブンスコードのSUS4については、原則的にはトライアドを形成させずに4度を係留させるのがルールで、和声の教科書にもそう書いてあります。

しかし、実際のギターコードにおいては、C7sus4で4弦でFを取って、1弦のEはそのままであるとか、G7sus4の場合でも2弦でCを取っているのに5弦のBはそのままでということは少なくありません。

これらも厳密に言えばsus4ではなくadd4もしくはadd11と表記した方が誤解が少なく理論にも合致しているのですが、実際には混用されているケースも多々あります。

またマイナーセブンスコードでのsus4については、ドミナントセブンス以上に混用というか、トライアドの形成が無視される傾向にあるのも事実です。これはメジャー7やドミナント7では11thのテンションは使えませんが(#11thになります)マイナー7ではそのまま11thのテンションノートが使えるので、よけい混同されることが多いからかと思われます。

ですので私も基本的回答としてはEm7(11)として、場合によってはEm7sus4と書く人がいてもおかしくないですよと説明しました。
ご参考まで。
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この回答へのお礼

お返事がおくれてしまいもうしわけありません。なんども詳細な解説をいただき、ほんとうにありがとうございます。

それにくわえて、参考になるサイトまでおしえていただいて…感謝の極みです。

基本的にEm7(11)…コードのことをうまく理解していないぼくにはこの字面だけであたまが痛くなりそうです。

とはいえこれだけていねいに解説していただけると、なんだかわかったような気になってしまいます。いやじっさいわかってはいないのですけれど、とりあえずこれでレポートはどうにかなりそうな気がします。

ほんとうにありがとうございました!

お礼日時:2009/10/02 14:55

そのサイトは知りませんが、レギュラーチューニングの全弦開放を鳴らした場合のコードネームは、どの弦をルートに見立てるかで、呼び方が変わります。


もちろん最低音弦をルートと見るべきですが、純粋に「構成音」だけを根拠に書くと下記のとおりです。(第六弦と第一弦は同じEなので、E-A-D-G-Bの5音から成るコードということです。)

第六弦ルートと見ると「Em7add4 」(この呼び名のコードの構成音は、E-G-B-D-Aです。)
*「sas4」コードは、第三度音に代えて、第四音が入るコードなので、Emと来た場合、第三度に当たる「G」音が鳴っているので、sus4コードにはなりません。
「sus」とは、サスペンデット=「掛け留め」と言って、第三度音の代わりにいったん第四度音を鳴らし、そのあとに第三度音に解決せせる和音です。
したがって、第三度音と第四度音が同居している場合は、sus4コードとは言えません。第三度音と第四度音が同居している場合、「add」=「加える」という文字を入れるほかはありません。
第五弦ルートと見ると「A9sus4」(この呼び名のコードの構成音は、A-D-E-G-Bです。)
第四弦D音をルートと見なすと「D69sus4」(この呼び名のコードの構成音は、D-G-A-B-Eです。)
第三弦Gをルートと見なすと「G69」または、「G69」(この呼び名のコードの構成音は、G-B-D-E-Aです。)
ギターのレギュラーチューニングは、四度が基本なので、どうしてもサフィックスに「sus4」とか「add4」の文字が付いてしまいます。
今、手もとに楽器がないので、検証できませんが、間違いないと思います。怪しいのはご指摘いただければ検証いたします。
「見なすと」というのは、「ベースマンにオクターブ以上下でルートを弾いてもらうと」という意味とご理解下さい。
また、ギターでもっとも多彩な変則チューニングを使う音楽は、ハワイアンです。
スラッキーギター(スラックキーギター)という奏法があり、これには著名なものだけでも数十種類があります。白人が置き忘れて帰ったギターを現地の人が適当にチューニングして使ったためにそうなりました。楽器は残されていたものの、チューニング(スタンダードチューニング)というものが伝えられなかったためです。

http://www.slack-key-marty.com/slackey/slackey.h …
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この回答へのお礼

お返事おくれてもうしわけありません。予想以上に丁寧な解説をいただき、感謝することしきりです。

なかなか複雑ですね…なまなかな知識ではちょっと追いつきそうにありません。

とりあえず、根本的にずれた質問になっていたらしいことはわかりました。たしかにルート音、というのも重要なのですね。ルート音ひとつでここまで変わってくるとは、そんなこともわからんとよくレポートなんか書こうとおもったものです。

スラッキー・ギターの来歴までおしえていただき、ほんとうにことばもありません。ありがとうございました!

お礼日時:2009/10/02 14:35

正解はありません。

でもコードの要素は満たしていますよ。

6弦のどの音をルートと考えるかによってコードネームは変わります。
例えば6弦Eをルートと考えるのならば、
5弦Aは11th
4弦Dは7th
3弦Gは3th(minor)
2弦Bは5th
1弦E

だから、一例としてEm7(11)と呼ぶことができますが、これは5弦や4弦をルートとして同様に各弦の音程を考えれば別のコードになります。
また、同じ6弦ルートでも読み方によってはEm7sus4と呼ぶ方がいても間違いではありません。5弦のAは4度と呼んでもおかしくないからです。

ですから、実際問題として、同じ音の積み重ねでもただ1つのコードネームが当てはまるわけではないのです。前後のコード進行や曲のキーやまた編曲者のセンスによって様々に呼び名は変わるのです。

このようなコードの作り方や読み方、分析方法については、コードの基本的な勉強をされると良いかと思われます。最初はダイアトニックのトライアドから初めてテトラッドへ進み、さらに実用的に9thや11thなどテンションノートまで理解できると実践でも問題ありません。

最後に、参考サイトをリンクしておきます。質問者さんが見たところと同じかどうかは分かりませんが、ここでも同様の説明が展開されていますのでご参考まで。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~hongo/4a.htm
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