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友達が卒論で有機野菜について実験をしたのですが、
一般的に有機野菜は一般の野菜に比べてビタミンが豊富なはずなのに、
実験をしてみると有機野菜の方がビタミンの数値が低かったそうなんです。
何故そういう結果になったのか理由が検討がつかないらしく、
卒論に行き詰ってるようなんです。
もし、詳しい方がおられたら、何故そういう結果に至ったのか
推測でも構いませんので、意見を頂ければ幸いです。
よろしくお願い致します。

A 回答 (6件)

有機栽培は土の管理が難しいというのが理由の一つに挙げられます。


家畜ふん堆肥や油粕、魚粕など窒素分の多い有機肥料を大量に使ってしまうと
窒素過剰でビタミンCが少ない野菜が出来てしまうこともあると思います。
また家畜ふん堆肥は緩効性なので一年で分解されず、二年、三年と分解が続いて
養分になっていくため、大量に使用してしまいがちです。
また露地栽培なら雨で養分が地下に流亡してくれるんですが、
ハウス栽培だと雨が当たらないので養分がたまりがちです。
ハウス栽培の人でも野菜を作らないときはビニールをはがして雨に当てて
過剰な養分を流すという対策をとっている人もいるので一概にはいえませんが。

というように様々な条件がありすぎて、一般の野菜と有機野菜という比較では
はっきりとした違いは出ないと思います。

さらにこの研究を進めるのであれば、有機野菜の中でも家畜ふん堆肥を使った有機野菜と
植物性の堆肥(落ち葉、刈り草、わらなど)を使った有機野菜を比べるとか
露地栽培ものとハウス栽培ものを比べるとかすると面白い結果が出るかもしれません。

野菜の栽培方法と品質関係の論文・文献も沢山あると思いますので、
勉強することをおすすめします。
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・有機肥料も無機化されてから野菜に吸収されます。


つまり、植物にとっては化学肥料と実質同じです。
化学肥料も基本的にはすべて天然物です。天然の鉱石を加工したり
空気から取り出したりして、野菜に吸収されやすくした物です。
・有機肥料の方が肥料分は一般的に低いため、有機肥料だけで作られた
野菜の方が栄養価は落ちやすくなるかと思います。
・有機肥料も化学肥料もそれぞれメリット、デメリットがあるので
うまく土壌の状態にあわせて使い分けるのが望ましいです。
有機系の肥料でも重金属の多い物はありますから必ず安全とは限りません。

余計ですが、海外の野菜は危険とか、化学肥料を使った野菜
だから危険などはすべてナンセンスだと私は考えています。
農薬も本当に危険な物は国内は無くなっていますし、適量を
使えばまったく問題はありません。
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野菜のビタミンは結構バラツキが大きいって聞いたことがあります。


実験数が少なくて、たまたまビタミンの少ない野菜に当たっただけでは?

対照実験につかった普通野菜が有機野菜と違う品種だったとか。
品種によってもビタミン量がちがいますので。
たとえばジャガイモだったら、
男爵のビタミンCは 14.6mg
キタアカリは 21.7mg
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n数をどれくらい取りました?


1~数サンプル程度ですと個体間のバラツキが出る可能性があります。
また分析にはGC-MSを使用したと予測しますが
前処理条件を統一しましたか?

数値がおかしいときはサンプル数や分析手法についても
再検討するのも良いかと思います。
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市場(経済)においては「有機」というブランドが確立され高値の売買がされるようになりました。


だからと云って「有機」は高栄養などと誰も云ってはいません。
加えて、ゼッタイ体に良いとも証明していません。
さて、体に良いとは、どういう事でしょう?
栄養価の観点でしょうか?
残留農薬の意味から無農薬、減農薬の観点でしょうか?

昔々の農業は化学肥料など使わず、家畜の糞や人間の残菜、秋の枯れ落葉などを堆肥にしての有機農業でした。
その後、化学肥料が発達しました。
本来土壌にある栄養成分とに加え、農家の方々の土に対する愛情(肥沃の地を作る意気)と、それに加えて科学的に作られた肥料を使う事でより高栄養の作物が実りました。(おまけに農薬のお陰で害虫の影響も無く、尚一層、高価で流通に値する品物が収穫できました)

今日、有機野菜として売買、流通するには、ある一定の規約(厳しい制約)があります。それをクリアして晴れて「有機野菜」と名乗れるのです。
しかし、そこに栄養的な制約はありません。
有機野菜と正々堂々と名乗っても、栄養価に於いては何の責任、罰則など無い筈です。
有機野菜について、もっと調べて下さい。
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[ロンドン 29日 ロイター] 英ロンドン大学衛生熱帯医学大学院の研究チームが行った調査によると、オーガニック食品(有機食品)の栄養価や健康効果は、一般食品とさほど変わりがないことが分かった。


調査結果の詳細が29日、学術誌「American Journal of Clinical Nutrition」に掲載された。
 世界のオーガニック食品の市場規模は、2007年時点で推定480億ドル(約4兆5700億円)に上るが、
同研究チームは、消費者がオーガニック食品の「健康なイメージ」に割高な値段を払っていると指摘している。
 英食品基準庁の委託で行われた今回の調査は、
過去50年間に発表された162の論文を系統的に分析。
その結果、オーガニック食品とそうでない一般的な食品に栄養面などで
大きな差は認められなかったという。
 研究チームの一員アラン・ダンゴー氏は
「オーガニックと通常の食品の間に栄養面でわずかな違いはあったが、
公衆衛生的な妥当性は何らないと思われる」と指摘。
今回の調査により、オーガニックかどうかで栄養的な優劣を裏付ける証拠はないことが示されたとしている
という記事がありました。
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