プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

北極の海の塩分濃度が薄まり、海水の落ち込みが遅くなり、海流が停止をする。低緯度から高緯度への暖流がなくなり、ヨーロッパなどの高緯度地域はむしろ寒くなる。
これは温暖化論者にとっては可能性の高いものとして論じられているんですよね。
とすると、ヨーロッパ人は今、温暖化の会議をやりつつ、寒くなることを危惧しているわけですか?考えにくいんですけど。

もう一つ。北極の氷は真水ではなく大部分が海水であり、解けても、塩分濃度的にはあまり影響はないと思っておりましたが、これは間違いなんでしょうか?

A 回答 (4件)

確かに海流が弱まることは寒くなるほうに働きますが、温暖化の効果の方が大きいのでやっぱり暖かくなるだろうというのが一応の専門家のコンセンサスです(IPCC 2007 )


IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書政策決定者向け要約 16ページ
http://www.data.kishou.go.jp/climate/cpdinfo/ipc …
「現在のモデル予測では、大西洋の深層循環は、21世紀中に弱まる可能性が非常に高い(SRES A1Bシナリオに対する複数モデル予測の平均で、2100年までに25%の減少(0~約50%の間))。このような変化にもかかわらず、予測される温室効果ガスの増加に伴う昇温の方がはるかに大きいため、大西洋地域の気温は上昇すると予測される。この深層循環が21世紀中に、大規模かつ急激に変化する可能性は非常に低い。長期にわたる深層循環の変化についての信頼できる予測はできていない。{10.3, 10.7}」
    • good
    • 0

>ヨーロッパ人は今、温暖化の会議をやりつつ、寒くなることを危惧しているわけですか?



そうなる可能性も考えているでしょうね。
温暖化とは全体が同じように温かくなることではなく、現状より温かくなる地域と寒くなる地域がでてきて、全体の平均気温が高くなるということです。
ですから、温暖化した結果寒くなるというのは、それほど奇妙なことではないと思います。
また、温暖化の影響で海流の流れ方が変化すると予想されています。
ヨーロッパはすぐ西にあるメキシコ湾流という強力な暖流の恩恵で比較的暖かくなっていますが、それが遠ざかれば寒冷化する可能性が高いと考えられているということです。

>北極の氷は真水ではなく大部分が海水であり、解けても、塩分濃度的にはあまり影響はないと思っておりましたが、これは間違いなんでしょうか?

その説で海水を薄めるとされているのは北極海の氷山ではなく、陸上から供給される水だったかと。
「海洋ベルトコンベア」で検索してみてください。
    • good
    • 0

ヨーロッパは高緯度ですから暖流の恩恵がなくなると凄く寒くなってしまうからです、。

    • good
    • 0

 温暖化については未だ分らないことだらけであり、実際に温暖化が起きているのかさえ確実にそれが証明されていないのが実情です。

ただ、北極海の氷がどんどん小さくなっているらしいことはかなり信憑性があります。ただこれも一時的現象だという主張もあります。
 北極海の氷が融けても海面上昇がないというのがその主張であり、氷には塩分が溶けていませんからそれが解けると海水濃度が上がることは確かです。しかし北極海の氷は海水全体から見ればほんの僅かだし、思い海水は下の方へ沈んで行きますから表面近くの濃度が上がるという主張は眉唾ものです。
 ただ氷が反射していた太陽光が直接海洋を照らすと、これは海水の温度を上げる効果があるでしょうね。
 地球規模の気温については人が住んでいない、たとえばシベリアや熱帯雨林の中や砂漠、それに海洋上の継続的なデータがないので、果たして平均気温が本当に上昇しているかどうかは誰も証明した者がいないのです。言えることはヒートアイランド現象が起きていることは確かだということです。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!