A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
二次創作の作りやすさですかね。
ゲーム、小説、漫画・・・
やはりコーエーの力は大きいかと。
吉川英治が王道三国志を書いてそれを横山光輝が漫画で継承して、あとは堰を破る水のように広まっていきました。
江戸時代までは水滸伝のほうが人気だった事は有名ですかね。
里見八犬伝も水滸伝を元にした小説です。
西遊記は長いですし日本人には慣れ親しまない神や武器が出てきますし、金瓶梅は大衆受けするような内容じゃありませんね。
ただドラゴンボールは西遊記をベースに作られていたり知らないところで結構影響受けてますね
No.4
- 回答日時:
まず『三國志演義』が他の四大奇書と異なる点を挙げるとしたら、
『三國志演義』が歴史小説であるという点でしょうか。
『水滸伝』もモチーフとなる歴史的な事件はあるのですが物語のほとんどが架空の設定であるのに対して、
『三國志演義』の場合は主要な登場人物のほとんどが歴史書に名前の見える人物で、歴史としての経過もおおよそ史実の枠組みを踏み外しておりません。
『三國志演義』の3割かそれ以上はフィクションではあるものの、
たとえば現代日本人にも非常に好まれる司馬遼太郎や宮城谷昌光といった歴史小説の源流といえるかもしれません。
ただ、江戸時代における『三國志演義』と『水滸伝』の人気に関しては、民間では軍人の話である『三國志演義』よりも『水滸伝』の無法者たちが
権力に巣くう悪に立ち向かう話のほうがおもしろがられていたようです。
しかし、昭和以降の『三國志演義』と『水滸伝』の明暗を分けたのは、
やはり昭和最大級の大衆小説作家吉川英治の影響が大きいでしょうか。
どちらも吉川によって新たな物語として息を吹き込まれたのですが、
『三國志』が代表作『宮本武蔵』を完結した後の非常に脂ののった時期に書かれて彼の名を不動のものにしたのに対し、
『新・水滸伝』は最晩年に書かれたものの未完のまま終わってしまいました。
伝統的な講談の宮本武蔵の物語を吉川英治が上書きしてしまったように、
日本においては吉川の『三國志』こそがスタンダードな三國志物語として普及します。
中国文学者立間祥介が原書を翻訳した『三国志演義』はNHKの人形劇「三国志」の原作にも採用されたりもするのですが、
光栄やナムコなどの三国志ゲームが吉川版を参考にしていたことは夏侯惇の読みがカコウジュンとなっていることからも分かります。
これは吉川が子供の頃に愛読した江戸時代の僧侶が翻訳した三國志演義をベースにして書かれたという事情によるものです。
横山光輝の『三国志』全60巻はとくに吉川英治原作と断りをいれていないのですが、
ストーリー展開は終盤をのぞいてはおおよそ吉川版をベースにして展開されています。
横山版に限らず三國志の登場人物を劉備玄徳や諸葛亮孔明などと諱と字を続けて呼称する習慣を日本に普及させたのも吉川版『三国志』によるもので、
漢語で書かれた原書を翻訳した小川版や立間版『三國志演義』では関羽雲長などという表記は一切見られません。
このように良くも悪くも現代日本における『三国志』のイメージを決定づけ、
その後に多大な影響を与えた原点は吉川英治にあるといえるでしょう。
もちろん吉川以後にもさまざまな小説家が三國志の世界を描き、
マンガやアニメやゲームといった世界で吉川三國志とはまるで異なる三國志が形成されていたりもしますが、
果たして吉川英治が『三国志演義』の物語をリライトしていなくても、
日本にいまの三国志市場があったかどうか・・・。
サブカルチャー分野に限定していえば、多くの三国志派生作品が制作され、
もともと歴史に興味がないような層にまで急激に三国志を認知せしめた直接的な原因は
コーエーの真・三國無双シリーズの大ヒットが起点になっているような気がしますけれど。
No.3
- 回答日時:
先ず、江戸期に全訳が出たかどうかですが、「三国演義」と「水滸伝」の両者は出ています。
「西遊記」は抄訳と不完全訳しかでていません。「金瓶梅」は大正期迄下がります。
日本人の多くは訳書で読む訳ですからこれは重要なポイントでしょう。
次に、「西遊記」は「孫悟空」として児童書的な扱いをうけ子供向けの本は多いですが、まともな「繁本」からの訳は、小野・中野訳の岩波文庫をまたねばなりませんでした。(現在は改訳されて中野単独訳)
また、「金瓶梅」は、淫書とのイメージが強く机の上に出して読むのもはばかられていました。
すると「三国」と「水滸」とが残ります。
この両者、大正期位を見ると訳書の出版状況はおつかつです。
戦後、吉川英治が自分の小説として小説化した事も一つでしょう(吉川は「水滸」も小説化したが未完で物故)
「水滸伝」の近代的の訳書に比べて「三国志演義」の近代的の訳書の方が普及が早かった事も原因に挙げられそうです。(「水滸」の訳書は岩波文庫が戦後早々に着手しているが、岩波版の完成は平成。平凡社からの別訳の方が早く完成。「三国」の方は岩波文庫の開始は「水滸」より後だが、完成は早かった)
さらに、群雄割拠の文字通りの「国」とり物語が日本人にあっていたのでしょう。
横山光輝氏の漫画も文庫版で「水滸伝」の6冊に比べて、「三国志」は30冊と作者の力の入れ方も違っています。
また、諸葛亮孔明、関羽雲長と云った日本人にとって魅力的な人物が比較的長く活躍するのも読みやすさと共に原因と考えて良いでしょう。水滸伝の宋江や呉用などよりも武松や史進の方に魅力を感じる人も多いでしょうが彼らが単独で活躍する場面は武松の十回は別としてさして多くありません。
こんなところでしょうか。
参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%9B%BD% …
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E6%BB%B8% …
No.1
- 回答日時:
やはり小説、ゲーム、マンガなどの影響は強いと思います。
横山光輝、吉川英治、コーエーなどに端を発する作品群は良い連鎖を生んでいるのではないでしょうか?作品的なことに関しても、私見を述べてみます。
・仙人、仙術などが数多く登場する他作に比べリアリティーがある。
(呂布の異常な強さなんかはかなり現実離れしていますが)
・日本人にとっても馴染みのある国とりの要素がある
・更に宮本武蔵や新撰組のように個の強さを競う要素も強い
などが理由ではないではないかと思います。個人的には信長や信玄などの戦国時代の要素と宮本武蔵に代表される個の武を競い合う要素が並立しているのが一番の魅力だと思いまし。
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