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はじめまして。
高校の日本史の課題でレポートを書かなくてはならないので、
『何故日本は世界各国の食文化が庶民レベルにまで定着しているのか。』
ということについて調べてみました。
ですがパソコンで検索してもなかなかよいサイトが見つからないので、
そういった事について御存じでしたら、
教えて頂きたいと思います。
他にもそれについての本やサイトを御存じでしたら教えてください。
お願いします。

A 回答 (7件)

kaoru666さん


再びmaumauです。
お礼のところに書いて下さった疑問について、少し私なりの推測を書かせていただきます。
>なぜ日本人の舌は世界の料理に対応できるようになったのか。
これも、日本人特有の柔軟性と好奇心でしょうね。
「自分たちが知らないものでも、それが良いものであるなら積極的に取り入れよう」という…。
西洋料理に関しては「あこがれ」という要素もたぶんにあったと思います。
それと、前の回答にも書きましたが、宗教の縛りがないというのはかなり大きな要因だと思います。
「これは食べてはいけない」という精神的な縛りがないってことですから、とりあえず好奇心があれば口にできちゃう。
それから「食」ということが日本人の生活において重要度が高いということではないでしょうか?
戦時中などの食糧難の時は別ですが、昔から日本人は食材をいかにおいしく調理するかということを重要視してきたと思います。
ですから、江戸時代には既に天ぷらや寿司などの料理が成立していたわけですし。
もちろん世界中のどの国の人もおいしいものを食べたいのにはちがいないとは思いますが
情熱の度合いが国によってちがうと思います。
私は学生時代に2年間オランダに留学していましたが
ホームステイしていた家庭(比較的裕福な家庭でしたが)での食事は
朝はトーストとコーヒー、昼のお弁当に持って行くのはバターを塗ったパンにチーズとハムを挟んだだけのもの(日本のようにレタスとかトマトを挟むとかツナのマヨネーズ和えとかは全くなし)、夜はステーキした肉と茹でたじゃがいもと付け合わせの野菜2種だけ…。
まぁ、時々夕食にちがったものが出ましたけど、だいたいこれの繰り返しでしたね。
どこの家庭も同じようなものでした。
確かにチーズとかソーセージなどは日本にないようなものもありましたけど
肉屋に行くと肉の種類自体が日本に比べて極端に少ないし、食品の種類自体が少なかったような…。
アメリカ、カナダ、イギリスに留学した友達の話では皆似たようなものだったようです。
「食」ということへの関心が薄い人種もいるわけですね。
日本人は国民性として「食」への関心と好奇心が強く
「おいしいもの」「めずらしいもの」を食べたいという欲求が強いので
結果として外国の料理や食材も積極的に口にするので慣れることもできるのだと思います。
これは他に類をみないかもしれませんね。
中国人やフランス人も「食」に対する関心は強い人種だと思いますが
日本人に比べてかなり保守的だと思うので「食材」や「料理法」は取り入れても
「料理」自体をそのまま楽しむということはめったにないのでは?
外国の食材や料理法を一部取り入れたりした料理は元の「○○料理」ではなく
「ヌーベルシノワ(新中国料理)」とか「ヌーベルキュイジーヌ(新しい料理=新フランス料理)」と呼ばれちゃったりしますからね。
日本に来た外国人がかなり癖のある日本料理や食材を食べられるようになったりすることを考えると日本人の舌が特別ということはないように思います。
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この回答へのお礼

有難うございます。
日本と外国との食への関心を比較する時に具体的な例としてmaumauさんの経験を引用させてもらってもよろしいですか?
とてもわかりやすいので。

お礼日時:2003/05/05 20:51

kaoru666さんこんにちは


>日本と外国との食への関心を比較する時に具体的な例としてmaumauさんの経験を引用させてもらってもよろしいですか?
とのことですが、もちろんOKですよー!!
絶対平均的なオランダでの食生活だったと思いますので。
っていうか、今でもそういう食生活をしていると思います、オランダでは(笑)
参考までにオランダのことわざ(?)でこういうのがあるのですよ
「フランス人は食べるために生き、オランダ人は生きるために食べる」
「食」に対する姿勢を語っている語だと思います。
あと、私が今つくってる本で参考にした本で
「牛乳と日本人」(吉田豊・著、新宿書房・刊)というのと
「肉食の思想」(鯖田豊之・著、中公新書)というのがおもしろかったです。
それと、「食」に関する資料館では味の素の他に、新宿にある日清の「食の図書館」もあります。
今すぐ利用するのは難しいと思いますが、将来興味を持たれたら一度足を運ぶ価値はあると思います。

参考URL:http://www.nissinfoods.co.jp/culture/library/dat …
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この回答へのお礼

有難うございますっ!
おかげで説明がわかりやすくなりそうです。

お礼日時:2003/05/05 23:25

はじめまして


飲食店を経営している者です

>なぜ日本人の舌は世界の料理に対応できるようになったのか。
これに就きまして、私なりの仮説を…

日本の食習慣は、他国と大きく違っている点があります
それは主食-副食という構造が大変ハッキリしていることに因っていると考えています
つまり、米飯という栄養的にほぼ完全な食品を主に食べるために、あとは若干の野菜を摂れば十分という食習慣によって、
「おかずは何食っても良い」或いは、「おかずは食欲を刺激して米飯を沢山食べられるような物であれば良い」状態になっています
これが他国の食文化に対する融通性に繋がっているのではないかと思います
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この回答へのお礼

有難うございます。
そういえば母が御飯は完全栄養食だからおかわりするなら御飯にしなさいといっていました。
あまり気にしていませんでしたが結構理にかなっているんですね。

お礼日時:2003/05/05 21:01

URLからジャンプ出来なかったですね。

ゴメンナサイ

文明開化から今日に至るまで
http://www.ikeda-h.oku.ed.jp/kenkyu/00sougou/34- …

日本人にとっての「おふくろの味」とは?
http://www.kt.rim.or.jp/~r_toki/talk/222page.html

googleで「食文化 明治 カレーライス」で検索してみて下さい。
http://www.google.com/intl/ja/
カレーライスは日本の家庭料理の代表です。この検索で探すと面白い考察が沢山あります。

参考URL:http://www.ikeda-h.oku.ed.jp/kenkyu/00sougou/34- …
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この回答へのお礼

有難うございます。
カレーライスなどは軍が定着させた特殊な例なようでとても興味を持ちました。
時間の許す限りもっと調べていきたいです。

お礼日時:2003/05/05 20:57

以下のような本が参考になるかもしれません。

(未読なので自信なしです。内容詳細はURL先にあります)
大きな図書館の書架で、分類「383.8」の周辺を探ってみるとヒントになりそうなものがあるかもしれません。


「近代日本食文化年表」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/ws …

「新版 日本型食生活の歴史」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/ws …

「全集 日本の食文化〈第2巻〉/食生活と食物史」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/ws …

「全集 日本の食文化〈第8巻〉/異文化との接触と受容」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/ws …

「パンの日本史―食文化の西洋化と日本人の知恵」
http://contents.lib.u-tokyo.ac.jp/contents/cgi-b …[1]=%BF%A9%CA%B8%B2%BD%A4%C8%C6%FC%CB%DC%BF%CD&ISBN=4789004872

「日本の食事文化」
http://contents.lib.u-tokyo.ac.jp/contents/cgi-b …


「食の文化を知る事典」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/ws …

「近現代の食文化」
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/ws …


◆大学生で都内近郊の方でしたら、こちらのセンターのご利用を進めるんですが・・・・。
味の素 食の文化ライブラリー
http://www.ajinomoto.co.jp/ajinomoto/lib/


ご参考までに
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この回答へのお礼

有難うございます。
明日早速学校の図書室や近所の図書館を調べたいと思います。
やはり高校生では味の素ライブラリーに足を運ぶのは不可能ですね。
折角教えて頂いたのに残念です。

お礼日時:2003/05/04 23:24

明治時代以前、肉食が禁止されていたために日本の肉食文化は一般的ではありませんでした。


ない物は他から取り入れるしかないですよね。

また、お刺身を食べる文化も戦後まで内陸の一般家庭にはありませんでした。

日本の一般家庭にカレーライスが広まったのは、軍隊の影響です。軍隊で出していたカレーを戦争から帰ってきた人が家庭で作るようになった為に、一般に広まりました。
同じように多くの西洋食は、軍隊の食事の影響だと聞いたことがあります。

お刺身は冷凍保存技術(冷蔵庫)が普及するまで一般的ではなかったのです。内陸の地方に住んでいる私の周りには刺身を食べられない老人が昔たくさんいました。

戦後日本人の体力向上を目的とした、お料理教室が各地で開かれていたことも洋食普及の要因だと思います。

参考URL:http://www.google.co.jp/search?hl=ja&ie=Shift_JI …
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この回答へのお礼

有難うございます。
冷蔵庫の話は、自分も生まれた時から冷蔵庫があった世代なので全く気がつきませんでした。
そういう事にも目を配らないといけないですね。

あと、URLの所をおしてもとべないのですが…。

お礼日時:2003/05/04 23:19

kaoru666さんこんにちは


酪農乳業専門紙の記者兼編集者をしているmaumauです。
おもしろそうなテーマですね。ぜひがんばってください!
私が現在制作中の本の中で、日本に乳製品が入ってきた経緯についてふれているのでとても興味を持ちました。
えーと、そのものズバリの回答ではないのですが
>日本は世界各国の食文化が庶民レベルにまで定着している
ということについてひとつ考えられるのは、食文化に限らず他の国の文化を受け入れることに関してものすごく柔軟性があるということです。
好奇心も旺盛ですしね。
ただ「世界各国の食文化」自体が定着してるかというとそれはクエスチョンマークだと思います。
「世界各国の料理」を貪欲に日本の食文化に取り入れてきたということだと思います。
食文化とは料理や食材だけではなく、食事の時間(食事を摂るタイミングや食事にかける時間など)、食事に使う道具(調理具、食器など)様々なことを含めたことですよね。
例えば、本格的なインドカレーは日本でも食べますけどインドの人のように手を使って食べないし
イスラム教国の料理はたくさん入ってきていますけれど、ラマダンの習慣まではその料理を供する店では採用していません。
タイやベトナムでは朝食を自宅では摂らずに外食する習慣がありますが
朝食を出すタイ料理店やベトナム料理店はあまりありません。
どちらかというと「世界各国の料理を庶民レベルの日本の食文化にまで定着させた」
といった感じでしょうか?
それから、食文化というのは宗教とパラレルな関係にあるように思います。
現在の日本人は外国の人々に比べて自分の宗教をもっていない人が多いですよね。
お宮参りや七五三には神社に行って、お葬式はお寺、結婚式ではキリスト教式と神前式が半々ですし、お祭りとしては地元の神社やお寺の行事の他、クリスマスやバレンタインなんかも楽しんじゃう…と。
こう書くと節操がないように感じられますが、これらは「宗教」行事として尊重しているわけではなく
既に日本の文化として取り入れてしまっているわけですよね?
これ、食文化とよく似ていると思いませんか?
また宗教は食事内容を制限することが多いですよね。
日本人の多くが自分の宗教を自覚していないということがこの食文化の多様性というか柔軟性を生んだと思うのですがどうでしょうか?
なんだかよくわからない説明でごめんなさい。
レポートがんばって下さいね。
また、検索エンジンを利用する際に「宗教」のキーワードを入れると少しちがってくるのでは?
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この回答へのお礼

有難うございます。
大変参考になりました。
やはり日本人は
>食文化に限らず他の国の文化を受け入れることに関してものすごく柔軟性があるということ
なようですね。
ここで又1つ疑問が出てきました。
ではなぜそうなったのか。と、いうことです。
食についていえば、
なぜ日本人の舌は世界の料理に対応できるようになったのか。
ということです。
やはり日本は山と海の恵みの両方を受けていて、多くの種類の食材を口にする事が多かったからか、
もしくは飢饉や戦争時に食べられるものは何でも食べていたり、新たな調理法が開発されていったなどがからんでくるのでしょうか。
日本の地理や時代背景と宗教を踏まえつつ調べていきたいと思います。

あと、自分は食文化の意味を履き違えていたようですね。
御指摘の通り、『世界の料理』なようです。

有難うございました。

お礼日時:2003/05/04 21:22

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