プロが教えるわが家の防犯対策術!

日本建築家協会の偉い一級建築士の先生が、「ヤマトシロアリは巣分かれをした羽ありが飛んだら、もうその巣はアリがいなくなって終わりになる」と言っているのですが、本当でしょうか?

ふつうのアリやハチの巣分かれだと、どんどん分家を作って、本家は相変わらず大きく成長してさらに巨大に繁栄していきますが、ヤマトシロアリは本当に「巣分かれ」=「滅亡」なのでしょうか?

A 回答 (6件)

おそらくその先生が何か勘違いをされているのだろうと思います。

そもそもヤマトシロアリは巣分かれをしません。
巣分かれというのは新女王(または旧女王)が働きアリなどを連れて新しい巣を作ることだと思いますが、そのようなことをする蜂や蟻、白蟻はとても少数です。蜜蜂が行うので他の蜂や蟻もすると考えがちですが、通常の蜂や蟻は女王一匹だけで新しい巣作りを始めます。最初の働き蟻などが誕生した後から巣らしくなりますが、それまでたどり着けるのはそれほど多くありません。
白蟻の場合は王と女王の一組だけで巣を造り始めることになります。
羽蟻の発生は毎年続きます。なくなるわけではありません。
スズメバチならば秋に誕生する新女王以外は越冬できませんから、古い巣は滅亡します。この事と混同されてみえるのかもしれません。

この回答への補足

どうもありがとうございます。
やはりセンセイは勘違いされている線が濃厚だと私も思うのですが、nakaizuさんのご回答の文面を拝見する限りでは、「羽アリの飛翔」は分家増殖の「巣分かれ」とは無関係に、将来の女王&王アリ候補ではない単なる羽アリが無意味に飛び立つだけ、という意味になるのでしょうか?

#1のかたの参考URL「シロアリネット」を見ると、羽ありのうちもっとも強いものが王と女王に変態して新たなコロニーを築く、という趣旨のことが書かれていますが・・・

ただ、いずれにしましても、羽ありが飛翔した跡の巣も、依然として繁栄を続ける基本生態には変わりないわけですよね!

上記の点について、もう少し詳しく補足して教えていただけますと謎が解けますので、どうぞよろしくおねがいします☆

補足日時:2003/05/06 13:53
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既にシロアリの被害が出ているのに、どうして悠長にかまえておられるのでしょうか。

被害が治まるのを期待して待っているだけでは被害が大きくなるばかりだと思います。
取敢えず、ご自身で床下の被害を調べられるのが良いと思います。

私はすぐにでも駆除しなければいけない状況になっているのではないかと思います。業者の口車にのるとかいっている段階ではないのではないでしょうか。悪徳業者以外の業者はちゃんと駆除してくれるでしょうから、任せた方が良いと思います。いろいろ質問をして誠実な回答があれば信頼できる業者だと思います。最良の方法ではないかもしれませんが、その業者が最善だと思う方法で駆除してくれるはずです。駆除した後の対策は時間をかけてゆっくり検討するのもよいと思いますが、駆除はなるべく早くしないといけないでしょう。
疑心暗鬼のまま何も対策をとらずに家がぼろぼろになるという最悪の事態に陥らないでください。

なお、薬剤については影響が少なくなるまでアパートで暮らすといったことが必要になるかもしれません。業者に聞いてみてください。
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この回答へのお礼

どうも色々ありがとうございます!
今朝羽ありが次々飛び出して掃除機で吸い取ってみたのですが落ち着くまで1時間以上かかりました。
壁を剥がしてみたところ、うじゃうじゃとシロアリが出るわ出るわ、1階の柱がほぼ壊滅状態になっていました。
建替えが必要なくらい酷い状況に呆然としてしまいました・・・
いいかげんなことを自身満々に講釈する「自称権威のセンセイ」には本当に注意しなければなりません!!

岡崎シロアリ技研は距離的にはとても遠いですが、早速相談してみることにします。

お礼日時:2003/05/08 20:21

たしかに怪しげなシロアリ駆除業者もいると聞いたことがあります。


一番信頼置けそうな日本シロアリ対策協会のホームページを紹介しておきます。
機関紙「しろあり」は県立図書館や(工学部のある)大学図書館ならば置いてあると思います。最新の専門的な研究結果がいろいろと書かれています。興味がありましたら御一読ください。地方の図書館でももっと大きな図書館から本を取り寄せて貸し出してくれることもあるので、図書館の方に相談してみてください。
シロアリ防除の専門書もたくさん出ていると思います。しかし、一般の人が買って読むことは少ないのであまり目にしないのだと思います。図書館の書司の方にお願いすればどのような本があるか調べてもらえます。

参考URL:http://www.hakutaikyo.or.jp/
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
実は「白対協」の事務局には以前から接触があるのですが、職員に専門知識を持っている人はおらず、この協会自体はまったくもって心細い単なる業界の営業活動をまとめる事務をしているだけの団体、というのが正直な感想です。
#1のかたが御推薦の「岡崎シロアリ技研」のかなり詳細なレポートを見ると、本当に適切なしろありの対処とは何だろう、と疑問は増すばかりになってしまいました。

今の時点で、羽ありの飛翔が相変わらず継続しているのと、昨日ずいぶん離れた別の部屋からも羽ありが行列を造って飛翔のために沸いて出てきました。

アレルギー体質なので化学物質は避けたいし、構造材の耐力が落ちる穿孔注入も避けたいしで、「平気平気」とおっしゃるセンセイを信じて良ければ一番楽でよいのですが家のあちこちから出てきだしたシロアリに不安が募るばかりです。。。

お礼日時:2003/05/08 01:42

私は白蟻については素人なので詳しい生態は知りません。

これから先は想像でしかないので、その点は御承知下さい。はっきりしたことは専門業者などに聞いてください。

その建築家の先生の言われることが完全に間違いだとは言えないように思います。つまり、羽蟻の発生後に巣が滅亡することはないけれども移動してしまうことは有り得ると思います。
もともと、ヤマトシロアリの巣は木材を食べて空洞になった部分に住んでいるというだけですので、もっと食べやすい木材が見つかれば古い巣には何の未練もなく新しい木材の方に巣ごと移ってしまうと思われます。
羽蟻になる予定の幼虫というお荷物がいる間は巣の移動ができずに周りの食べやすい木材を食べ尽くしてしまい、羽蟻の発生後に巣の移動が起こりやすいというのは事実かもしれません。

しかし、シロアリに関して「絶対に大丈夫」といえるようなことはほとんどないと思われます。
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この回答へのお礼

詳しいご解説をどうもありがとうございました。

>はっきりしたことは専門業者などに聞いてください。

業者の口車が一番危ないので、中立公正な判断基準を求めようとしてこちらに投稿しました。

いろいろなインターネットサイトがありますが、白ありは解明されていない部分も多いようでなかなか「何が真実なのか」わかりにくいですね。
まして本屋さんや図書館にはほとんどまともな本がありません。(あまり研究が進んでいないということですね・・・)
#1のかたが提示してくださったサイトでも指摘されている通り、「建築関係者のしろありに対する認識」というのは本当にいい加減な俗説も甚だしいデタラメ世界だと私も思います。
しかし、アングラな世界の業者はもっとインチキですので、そこの見分けが肝要ですね!

>つまり、羽蟻の発生後に巣が滅亡することはないけれども移動してしまうことは有り得ると思います。

なるほど、「食害個所が移動する」ということですね。おなかの大きな女王も一緒に移動してしまいますか?
多分建築家の先生の趣旨は、柱が工学的に食い尽されて耐力がなくなる前に「食害個所の移動」が起こってしまえば、柱の取替をするには及ばない・・・という事が言いたかったのだろうと理解できました。

しかし、単に食害個所移動をしただけですから、次にどこかで食害が起きている、と考えなければならない訳ですよね?

お礼日時:2003/05/07 10:43

巣分かれしないとはつまり文字どおりに巣が分かれたりはしないということです。


白蟻の羽蟻はオスとメスの成虫の白蟻です。これらはつがいになってそれぞれのつがいが二匹だけで新しい巣を作るわけです。つまり羽蟻は全てすでに新女王あるいは新王となっているわけです。ちなみに働き蟻や兵隊蟻は白蟻の場合はすべて幼虫で成虫になることはありません。
新女王や新王は当然最初はみずから働いて巣を造りますが、やがて生まれてきた働きアリの数が多くなると女王は卵を産むことに専心するようになります。その後に女王らしく腹部が大きくなっていきますが、変態するわけではありません。
二匹で巣を作るのは大変らしく、ほとんどが失敗して死んでしまうと思われます。大量発生する羽蟻がすべて大きな巣を作ったりしたらたまりませんからね。
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この回答へのお礼

「巣分かれ(分封)」の定義は、「働きアリを連れていく」ということなのですね??

「羽ありの飛翔→分家の誕生」をテレビ番組の一般視聴者向けには「巣分かれ(分封)」と解説してありましたが、それはあえて素人向けに多少の方便で解説してある訳ですね?

くだんの一級建築士のセンセイの話しでは、「ヤマトシロアリの食害が限定的」だという理由として、この羽ありの飛翔が終わると、食害部分からよそへ引っ越してしまう、というような言い回しでした。
従って、羽ありが飛んでいってしまえば、跡は食い尽されるような柱の欠損がなければ放置しても大丈夫、というニュアンスで語っていましたが、これは本当でしょうか?
(つまりセンセイの説明は羽ありの飛翔=巣の終焉、という趣旨ですが、ウソっぽいですよね。。。)

この辺のことについて、nakaizuさんから決定打が頂けますとスッキリできます。
(そのセンセイ本人は自信満々なのですが、違いますよ、と真心で指摘してあげるべきだと私も思っていますので)

お礼日時:2003/05/06 23:13

下記サイトの解説によると、自然に個体の融合が発生


し群れは出来るもののイエシロアリに比較してコロニー
に対する概念が低そうです。また、群れは再度元の
コロニーに復活する事があるとのことです。

巣の特徴
http://www.shiroari-net.com/shiroari/chie_01_1.h …

コロニーの個体数
http://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/myhtm/ie_yam …

〓ご参考になれば幸いです〓

参考URL:http://www.shiroari-net.com/shiroari/chie_01_1.html,http://www.sinfonia.or.jp/~isoptera/myhtm/ie_yam …

この回答への補足

ありがとうございます。
実は私も、このご提示くださいました「シロアリネット」を見て「センセイの発言」に疑問を持っていたのですが、ここに出ている「コロニーの概念」=「巣分かれしたらそれでコロニーは滅亡」という意味のことが書かれていますでしょうか?
私の見落としでしたら教えて下さい。

補足日時:2003/05/05 09:06
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