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燃料利用率と総合エネルギー効率とは異なるものなのでしょうか?
私の調べたところ,供給した燃料のうち発電に利用される燃料の割合が燃料利用率,電気や排熱をコジェネとして使用した場合の合計の効率が総合エネルギー効率となりました。
燃料利用率の「発電に利用される」と言う部分に排熱は含まれるのでしょうか?

また,燃料電池の理想発電効率は低温の場合ほど高く,電池内で起こる化学反応は高温の場合ほど活発であると聞いたのですが,低温のPEFCと高温のSOFCではどちらの総合エネルギー効率が高いのでしょうか?

A 回答 (1件)

JIS C8800「燃料電池発電用語」によれば、


燃料利用率は、単純には燃えた(反応した)燃料の割合です。
燃料電池では供給した燃料のうちいくらかはそのまま、
でてきてしまうようで、それを差し引いた量だけが、
実際に発電に寄与していると言えます。

総合エネルギ効率は、供給した燃料のエネルギのうち、
電気+熱として取り出すことのできたエネルギの割合を言うようです。

したがって言葉の問題になりますが、廃熱も含まれないことになります。

例えば、燃料利用率80%、総合エネルギ効率56%のシステムと言った場合、
100のエネルギを持つ燃料を供給したとすると、
56のエネルギが電気又はエネルギの形で取り出せ、、
その際に20の燃料は使われずにでてくると言えます。

ただ、場合によってはJISの定義と異なることがありますので、
注意が必要です。

本来、これらの表現をする場合には、定義とセットでないとだめなのですが、
新聞などでは定義があやふやなまま使われていることがあります。
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この回答へのお礼

非常に参考になりました。回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/11/17 22:12

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