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今、新しくハウスで作物を育ててみようとはじめているのですが、ハウス内に
霧・モヤが出てちょっと不安です。作物にとって有害なのでしょうか?
有害ならその霧を抑制することはできないのでしょうか?ちょっと霧・モヤについて詳しい方、メカニズム等おしえてください。

A 回答 (6件)

ハウス内の湿度が高い条件で、朝方冷え込むと水蒸気が凝集して霧が発生することになります。


霧が発生するような条件では、葉の表面が濡れた状態になり、病害が発生しやすくなります。作物によりますが、べと病や灰色かび病、各種細菌病などです。
霧の発生を抑えるには空気中の湿度を下げるか温度上げる必要があります。
1.温風暖房機を用いて、暖房または送風する。
2.通路やうね面をビニールシートなどで覆い、土の表面からの蒸散を抑える。
3.吸湿性の資材(稲わら)などを通路に敷く。
4.被覆資材として流滴性を有した資材を用いる。
5.農ビではなく、農ポリ、硬質フィルムなどを用いる。

なお、病害の発生さえなければ、霧の発生は開花期以外は作物に対して有害ではありません。 

この回答への補足

ありがとうございます。ハウス内の湿度が高い条件であった場合、ハウスにかける
フィルムの特性によっても霧の発生があったり、なかったりすると聞いたのですが・・・ ハウス内の水分は霧発生の有無にかかわらず一緒だと思うんです。霧が目に見えるだけで・・・やっぱり多くの水を作物にやるのがダメなのですか?
自分でも言ってる意味がよくわかりませんが

補足日時:2001/03/22 14:08
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 うちの親戚のイチゴ農家では、ハウスに換気扇を付けて対処しているようでした。


 たぶん、「霜」が蒸発して出来た霧だと思うのですが、よく分かりません。
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私物理屋なので作物についてはわかりかねますが ...



霧は簡単にいうと湿度の高い空気が冷やされるとできます。冬の露天風呂などでいっぱいできているのをご存知だと思います。霧自体はただの水滴なので植物に害はないと思いますが霧ができるほどの高湿度は葉からの蒸散ができなくなって困るかもしれません。また、カビなどの繁殖も心配かもしれません。

霧が発生しないようにするためには水をやる量を少なくする、除湿機を稼動させる、温度を高くする、などが考えられます。作物に最適な温度、湿度にコントロールする、ということですね。
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空気を停滞させるのは作物にも土にも良くないですので空気を循環させるような換気扇などの導入を検討下さい。

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補足に対する回答です。


フイルムによって霧の発生が異なる原理は以下の理由によります。
一般に霧が発生するような時はハウス内の気温が高く、ハウスの外は気温が低いと考えられます。
そのようなとき被覆資材は外気と接していますので、ハウス内の気温よりは温度が低くなります。すると、被覆資材の内側に結露が生じます。この結露した水を効率的に排出してやれば除湿できるのですが、未加工のフイルムでは液滴となってハウス内のあちこちにポタポタ落ちてしまうためなかなか除湿出来ません。
流滴性を有したフイルムの場合、結露水が膜面状に広がり、資材表面を辿って落ちてゆきます。この結果、天井用に張ったフイルム面についた結露水はハウス外へ、側面用として張ったフィルムについた結露水はハウス内の土中に集中的に排出されることになり、全体として除湿できます。
 いってみれば被覆資材の内側は、巨大な除湿器のように機能している訳です。

>1.温風暖房機を用いて、暖房または送風する。
と書きましたが、送風だけでも除湿効果があるのは、フィルム面と空気の接触を多くして、フィルム面での結露を多くするからです。

>ハウス内の水分は霧発生の有無にかかわらず一緒だと思うんです
被覆資材の表面に除湿機能があることを考えれば、そうでもないことがおわかりいただけるでしょうか?

被覆資材の種類については、次ぎにフイルムを張り替える時に注意してください。
取り敢えずは、温風暖房機の設置・運転です。
暖房機がなく、ハウスが小さいのならば、家庭用の扇風機を設置して、連続運転させておくだけでも効果がありますよ。
換気扇の効果もありますが、保温を目的としてハウスを設置しているのでしょうから、根本的な解決にはなりませんね。

>多くの水を作物にやるのがダメなのですか?
いやいや、そんなことはありませんよ。植物にはちゃんと必要なだけの水をあげないと。ただし、不必要な地面などからの蒸散防止対策を行ってください。

この回答への補足

度々、すいません
>結露水が膜面状に広がり、資材表面を辿って落ちてゆきます。この結果、天井用に張ったフイルム面についた結露水はハウス外へ、
・・・といった内容ですが天井用のフィルムは肩口のビニペットでスプリング止めしますよね、そうするとハウス内側をながれていった水滴はそのビニペットで止まりハウス内へもどるのではないでしょうか?
それと農ビとPOフィルムでは保温力に差があるというのは本当ですか?
質問ばかりですいません。DESTINYさんの説明は非常に良く理解できます。
もうすこしお付き合い願えますか?

補足日時:2001/03/26 15:50
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肩口がビニペットスプリングで止めてあっても、側面用のビニールが下側、天井用が上側になっていれば、隙間はあるので、外側にも多少は流れます。

しかし、肩口部分をハウスバンドだけで固定している場合よりは排水効率が悪くなってしまうでしょうね。
ただし、天井用ビニールについた液滴が側面用ビニールの内側に伝わってしまっても、側面用の巻き上げ機部分等で外側にかなり排出されます。
それもできない構造で、ハウス内側に全て流れ落ちたとしても、狭い面積に集中的に落ちるので、局部的に濡れますが、再度蒸発することは少ないため、湿度は下がります。

>それと農ビとPOフィルムでは保温力に差があるというのは本当ですか?
本当ですが、農POでは大部改善されています。これは赤外線の吸収特性・透過特性の違いによります。
具体的に、農ビと農POのもとになるPEを、0.1mmフィルムで比較すると、赤外線領域について
農ビ 吸収率0.65 透過率0.25 反射率0.1
PE 吸収率0.15 透過率0.75 反射率0.1
PEは赤外線をどんどん透過してしまい、さめやすいので使えません。そこで、農POは多層構成とし、赤外線の反射率を高めて
農PO 吸収率0.15~0.25 透過率0 反射率0.75~0.85
となっています。
したがって、被覆資材の特性は大部近づいているのですが、農ビの方が密閉性が高いので、保温性が高いように感じます。しかし、今後は環境保全の観点から脱農ビを図る必要があります。
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