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特別養護老人ホームは公的なものであって、利用料も一定水準なのかなと思っていましたが、どうもそうでないようです。公立でも無いし、利用料もバラバラであり、結構高い場合もあります。食べ物等も水準が統一されていないようです。普通の有料老人ホームと本質的な違い部分はどこにあるのでしょうか。

A 回答 (3件)

特別養護老人ホームは社会福祉法の規定により、社会福祉事業を行うことを目的として設立された公益法人が運営する施設です。


バラバラに感じる入所利用料も一定の基準で決まっています。

・従来型:4人部屋、個室(従来型個室)
・準ユニット施設
・ユニット型施設

介護費用は国が定めた所得階層4段階で区分されています
地域により若干の差が設けてあります。

施設で独自に決めることができるものが、4段階の居室費、食費です。

驚く費用は、ユニット型特養の4段階であれば高額ですね。
従来型の4人部屋であれば非常に安価だし、生活保護受給者も入所が可能です。
大きく違いますよね。

社会福祉法人なので、税制面で優遇されています。
ただし、利益を配分する事は許されていないので、設けると言う言葉はありません。
理事長なんて名誉職で、勤務日に応じて手当を支給する事は可能ですが、給与を取るとは異なります。手当だからね…


一方、有料老人ホームは民間事業者でも経営は可能です。
特定施設という介護保険の指定を受ければ施設介護が可能になります。
介護報酬以外は自由に料金を決めることが可能です。
極端に言うと、諸規程を明確にしておけば
「電球の交換に対する費用」「散歩、外出の同行に費用」「ベッドのレンタル料金」等と積算して受け取ることだって可能です。
営利事業なので、利益の配分も認められています。
ただし、高額になれば利用者がいないだけです。
相応の付加価値を付けることで高額になれば納得でしょうね。
・街の真ん中(立地)
・広々とした居室(生活環境)
・豪華な食事(食費も自由だから)


初めに紹介した特養のユニット型で4段階の階層に当たる方(年収266万円以上)であれば有料老人ホームの安価な施設と大差が無いですね。
ただ、有料老人ホームの中には比較的落ち着いた方を優先して入居させたり、入退院を繰り返す方を退去させる基準を設けているケースがあります。
*介護報酬は入院すると無くなるから…(入院期間は算定できないので)

正直言って全然違います。
根本の理念が違うので別物ですよ。
ただ、一般の方が見れば違いは分からないでしょうね。

●入所基準・入居基準
大切な事を忘れていたので追記します。

特養の入所基準は都道府県の定める基準に準じて施設で決めています。
*大昔は裏口などと言われる不透明がありました。

これは申し込み者の状況、家族状況等で点数化されます。
70~80点は基準に準じて採点します。
20~30点が施設において決めた配点で加算します
この点数の上位者から入所する優先入所順位名簿を毎年4月10月に提出する必要があります。(判定会議を経て提出です)
好き勝手に入所順位を操作する事はできません。

有料老人ホームは施設独自の基準で入居が可能なので、軽度の要介護者も問題なく受け入れてくれます。
*入退院を繰り返す、認知症で明らかな迷惑行為や外出徘徊がある。精神的に不安定で他者へ迷惑を掛ける等は受け入れを丁重にお断りするでしょうね。

これも大きな違いです。
特養は緊急でも特別な措置が無ければ入所できません。
有料老人ホームなどは空室があれば可能です。
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特養で21万円の施設があるんですね。



ユニット型であっても3段階までの入所者の費用は定められた額なので21万円にはならないでしょう。

特養でも、
・居室が基準の平米数を大きく上回る場合
・インターネット環境を整えてある(今は常識でしょうがね…)
その他、特別な場合は高額な居室費を徴収する事が可能です。
が、自由に設定できるのは4段階(266万円以上)の場合です。

特養も介護付有料も施設サービスに包括されているので、在宅サービスのディサービスを利用する事はできません。
もしも、利用すれば施設が全額負担になります。

何だか一面だけ見て判断されているようですね。
ま、難しいので勉強が必要でしょう。
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一口で言うと介護保険が適用されるか否か?です。



「特別養護老人ホーム」は介護保険適用の施設です。

「有料老人ホーム」は、ひとつの俗称的な呼び方で
法律上は「老人福祉施設」の扱いを受けていません。

●介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム・特養)  8~13万円
【内訳の目安】 
・介護保険の1割負担分 2.4~2.8万円
・居住費(滞在費。室料+光熱費) 1~6万円
(※厚生労働省の基準費用額)
・食費 4.2万円(※厚生労働省の基準費用額)

●介護付有料老人ホーム  15~30万円

(注1) 居住費・食費・管理費を含んだ金額を、ホームに毎月一括で支払う。
(注2) 入居者は1割負担で介護保険の居宅サービスを利用できる。
利用料は要介護度別で異なる。
     サービスを提供するのが外部事業者であっても、サービス利用料はホームに支払う。
(注3) 別途、入居一時金がかかる場合がある。
     入居一時金は無し(0円)~数十万円・数百万円まで、ホームの経営方針やグレードで異なる。
(注4)有料老人ホームには、介護付のほかに健康型・住宅型もある。
    健康型は介護付に比べ費用は低廉ですが、住宅型では要介護度が悪化した場合など、 介護付を上回る費用がかかることもあり得る。


詳しくは↓参照

http://carehomeinfo.aodori.com/
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。しかし、まだよくわかりません。近くの有料老人ホームを何件か聞いてまわりましたが、介護サービス付なのですが、介護保健を全て使ってしまうので、例えばデイサービスを別の施設で受けるというような在宅介護の際と同様のことは出来ないという説明でした。従って特別養護老人ホームとほとんど違わないように思われるのです。また、聞いて回った特別養護老人ホームの中にも、月額料金21万円(医療費除く)ということを言っているところもありました。どうもよく分からないのです。

お礼日時:2009/11/30 11:37

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