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皆さんが最近読んだ小説で、
これは泣けるな~とかここがこういう展開になるとは思わなかった・・・
など感動した小説を教えていただきたいです。

ジャンルに制限はしません。

よろしくお願いします。

A 回答 (7件)

 あなたと私の違いは、あなたが泣けるとか急展開を期待するのに対し、私はそこまでは求めていない点です。


 簡単に言えば私の基準は、小説の完成度です。完成度の高い書籍をお薦めいたします。

(現代文学)
本谷有希子 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ 講談社文庫
本谷有希子 江利子と絶対 講談社文庫
本谷有希子 生きているだけで、愛 新潮文庫
大江健三郎 取り替え子 講談社文庫
大江健三郎 さようなら、私の本よ! 講談社文庫
三田誠広 春のソナタ 集英社文庫
栗田有起 マルコの夢 集英社文庫
栗田有起 オモテ モル 集英社文庫

(近代文学)
太宰治 斜陽 新潮文庫(集英社文庫)
志賀直哉 小僧の神様・城の崎にて 新潮文庫
志賀直哉 清兵衛と瓢箪・小僧の神様 集英社文庫
夏目漱石 坊っちゃん 新潮文庫(集英社文庫)
夏目漱石 三四郎 新潮文庫(集英社文庫)

 それが、私の完成度の高い作品リストです。なぜ、夏目漱石「こころ」がないかと言えば、私の好きな構成ではないからです。
 簡単に完成度が高いとは、構造なんですよ。構成と話の筋が問題です。その私が取り上げた本は超高度な技法で書かれ、私のような変態でしかその良さが味わえない惨めな人間しか理解できません。普通の人が読めば、何だそれは!と思われるかもしれませんが、窮屈や苦しいや喧嘩売られたと思える内容の本が一冊でもリストアップされていれば、その私のお薦めはヤバいレベルの本なのです。
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最近ではないですが、いくつか。



「シューレス・ジョー」(W・P・キンセラ/永井淳訳)
 映画「フィールド・オブ・ドリームズ」の原作です。映画も大変感動的でしたが、小説の方がエピソードが多く、長く楽しめます(「フォレスト・ガンプ」なんかもそうかな)。文春文庫で出てましたが、どうも絶版っぽいのが残念です。

http://www2s.biglobe.ne.jp/~tiga/baseball/book/b …

「天の光はすべて星」(フレドリック・ブラウン/田中 融ニ訳)
 ショートショートSFの名手であるブラウンの数少ない長編の一つですが、星・宇宙(そして女性)に対する少年の心を持ち続けた男のロマンというか妄想を見事に描いています。全編を通じてペーソス溢れる書きっぷりと、ほろ苦いけど希望のある結末は何度読んでも良いです。去年、ハヤカワ文庫SFで再販されたので楽に入手できます。

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/1 …

「邂逅の森」(熊谷 達也:文春文庫)
 マタギの話ですが、まあ読み出したら止まりません。主人公の運命に翻弄されながらも生きがいを追及する姿勢と、骨太な生き方、スケールの大きさと自然の偉大さ。ほんとごっついという感じの小説です。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/4167724014/re …
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 小説の構造として上級に書かれたもの、パート2。


(現代文学)
池永陽 そして君の声が響く 集英社文庫

(近代文学)
ヘミングウェイ 老人と海 新潮文庫
アーネスト ヘミングウェイ 武器よさらば 新潮文庫
アーネスト・ヘミングウェイ 日はまた昇る 新潮文庫(集英社文庫)

 なぜ、私は、小田洋子「博士の愛した数式」や梨木香歩の「西の魔女が死んだ」を入れないか。それは最後には衰退する姿や死を予感させるような人間の死をテーマにしているからだ。
 今回と前回の中では、へーミングウェーが一番お勧めです。へーミングウェーは精神的に若い作家だった。それはへーミングウェーの晩年も含めても言えます。彼は男くさい方ですし、ハードボイルドの原型なのです。そのへーミングウェーは描写で歴史的背景を良く描きますが、それが不要ではという声も聞きます。ですが、へーミングウェーは悲しい結末を望みません。彼は一人の男を描く、それだけです。
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「たった7秒のわすれもの」が絶対おすすめです。


京都の尼僧さんが書かれた書ですが、ひそかにブームになっています。
何度読んでも深い感動で、その日の自分のテンションで心に響く
ページが違います。友人より贈ってもらったのですが宝物です。
文字は自筆で書かれていて、各ページのイラストにもハマりました。

書店販売はされていないようですので、彼女のHPより購入して下さい。

題名:たった7秒のわすれもの
著者:瀧本光静
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今読み終えました。


痛いけど、泣けました。

本当につらいことは自分の心の中にあるし、幸せも心の中にしかない。
そんな感じの本です。

「どれくらいの愛情」白石一文 文春文庫
http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A9%E3%82%8C%E3%81 …
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僕も最近読んだわけではないのですが、東野圭吾「手紙」が


すごく感動しました。

全体的な内容はネタバレになるので省きます。
僕がこの本の中で一番感動したところは、主人公の兄弟は
子供の頃、おかあさんが作ってくれたレンコンのてんぷらを
取り合いしていた。と、いうところです。
母子家庭で、家が貧しかったのでレンコンのてんぷらが一番の
ごちそうだったのですね。
エビのてんぷらさえも、見向きもしない人が多い世の中なのに。
社会は不公平だという事がよくわかります。

参考URL:http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_de …
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最近ではないですが…



・十二番目の天使

40歳を前にして大手コンピュータ会社の社長にのぼりつめたジョン・ハーディングは、若き成功者として故郷に凱旋するが、その2週間後に妻子を交通事故で亡くしてしまう。絶望のどん底に突き落とされ、人生の目的を失ったジョンは、親友ビルのはからいでリトルリーグ・チームの監督として迎えられ、ティモシーという少年と出会う。試合でまったくヒットの打てないティモシーの成長を支えることで、やがて自身も立ち直っていくジョン。しかし、ティモシーには決して誰にも知られたくない秘密があった…。(Amazon.co.jp)

http://www.amazon.co.jp/%E5%8D%81%E4%BA%8C%E7%95 …

・四日間の奇跡

脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する奇蹟。ひとつの不思議なできごとが人々のもうひとつの顔を浮かび上がらす .... (Amazon.co.jp)

http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%9B%E6%97%A5%E9%96 …

で泣いた記憶があります。
今でも好きな作品です。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなってしまいすいません。

どちらともぜひ読んでみたいです!!
回答ありがとうございました!

お礼日時:2009/12/06 13:01

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